民主党のマニフェストが発表されて、各紙を読んだが、それぞれの特徴が出て面白かった。
現実路線の転換が弱いと食いついたのが読売らしい。毎日は官僚政治からの脱却を評価、朝日は歴史的転換に説得力をもたせられるかと抵抗勢力(官僚たち)の存在を指摘することで、プラス評価している。日経はいくつかの疑問をかかげ財源問題の裏付けの弱さを指摘する。
鳩山代表は実現できなければ政治家としての責任をとるとまで記者会見で言い切ったから、退路を断った政治表明と受け止めたい。麻生さんもそれを上回る行動に出ないとだめだろ。つまり選挙に負ければ自民党政権が終焉を迎えるわけだから、「退路を断つ」という覚悟ではとても勝負にならないからだ。今週土曜日のマニフェスト発表に注目したい。
しかし小選挙区制度は弱小政党のアピールは本当に世論化しない。社民党も「民主の一人がちはさせない」などと、民主の勝利を見据えたようなことを言っていてはだめだ。しかし生活再建にかかわる主なものは民主がもっていってしまうから、最後は「憲法9条を守る社民党」しかなくなる。これは安部政権時は広がったが、有権者へのアピールとしては弱い。
東京都議選では共産は伸び悩み、社民は全敗した。何か今度の総選挙を告知するような結果だ。格差社会が広がった2008、2009年になぜ伸びないのか。これは大きな課題ではなのか。言えることは、幅広い市民運動をどれだけ結集できるようにかがカギ。社会の基層にある人々の声をどれだけ生かせるのか。民主は「国民が主役の政治」と言う。いまさら言われなくてもわかっていることだが、いまの状況だけに新鮮なのだ。新鮮な言葉が勝負だ。ただ小泉さんの時のように「言葉政治」の弊害だけは御免だ。
現実路線の転換が弱いと食いついたのが読売らしい。毎日は官僚政治からの脱却を評価、朝日は歴史的転換に説得力をもたせられるかと抵抗勢力(官僚たち)の存在を指摘することで、プラス評価している。日経はいくつかの疑問をかかげ財源問題の裏付けの弱さを指摘する。
鳩山代表は実現できなければ政治家としての責任をとるとまで記者会見で言い切ったから、退路を断った政治表明と受け止めたい。麻生さんもそれを上回る行動に出ないとだめだろ。つまり選挙に負ければ自民党政権が終焉を迎えるわけだから、「退路を断つ」という覚悟ではとても勝負にならないからだ。今週土曜日のマニフェスト発表に注目したい。
しかし小選挙区制度は弱小政党のアピールは本当に世論化しない。社民党も「民主の一人がちはさせない」などと、民主の勝利を見据えたようなことを言っていてはだめだ。しかし生活再建にかかわる主なものは民主がもっていってしまうから、最後は「憲法9条を守る社民党」しかなくなる。これは安部政権時は広がったが、有権者へのアピールとしては弱い。
東京都議選では共産は伸び悩み、社民は全敗した。何か今度の総選挙を告知するような結果だ。格差社会が広がった2008、2009年になぜ伸びないのか。これは大きな課題ではなのか。言えることは、幅広い市民運動をどれだけ結集できるようにかがカギ。社会の基層にある人々の声をどれだけ生かせるのか。民主は「国民が主役の政治」と言う。いまさら言われなくてもわかっていることだが、いまの状況だけに新鮮なのだ。新鮮な言葉が勝負だ。ただ小泉さんの時のように「言葉政治」の弊害だけは御免だ。