川本ちょっとメモ

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安倍研究(10) 安倍首相は神道政治連盟会長、神道政治連盟と神社本庁と伊勢神宮の関係

2015-04-17 23:54:40 | Weblog
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「安倍研究(5) 総理演説のことばから安倍首相の心性を見る」の記事中安倍首相外交演説に「祝詞(のりと)」ことば」!>の項で記したように、それまでの人生経験で祝詞でしか聞いたことのないことばを、官邸ホームページに掲載されている総理スピーチの中に見出して驚きました。

それもそのはずで、安倍首相は神道政治連盟国会議員懇談会の会長です。(※ Wikipedia 神道政治連盟 参照) 「幸はふ」、「幸わう」ということばは、安倍首相にとって親しみのあることばだったのです。


<神道政治連盟>
神道政治連盟は神社本庁の関係団体で、本部は神社本庁と同じ住所に置かれています。神社本庁は都道府県すべてに、地方本部である神社庁を置いています。神道政治連盟の都道府県地方本部は、神社庁に同居しています。

神道政治連盟国会議員懇談会の会員は平成27年4月7日現在で国会議員293人(衆議院215人、参議院78人)であり、懇談会所属全議員の氏名が神道政治連盟ホームページに掲載されています。

衆議院定数は475人、神道政治連盟国会議員懇談会メンバーはその45%を占めます。参議院定数は242人、同メンバーはその32%を占めます。


<神社本庁>
長崎県神社庁ホームページによれば――。
「神社本庁に所属する神社数は約8万社で、この数は一般に神社と称される宗教法人の約97%にあたります。
 また神社に奉仕する神職数は約2万2千名、宮司に協力して神社をお守りする「神社総代」の方々は約38万名を数えます。」

信仰の面で神社本庁は、皇室の祖先であるとする 「天照大御神」をおまつりする伊勢神宮を、全国の神社の総親神として「本宗 (ほんそう) 」 と仰いでいます。お寺式に言うならば、伊勢神宮は全国大多数の神社の総本山と言えます。

神社本庁総裁は伊勢神宮祭主の池田厚子(昭和天皇の四女)、神社本庁統理は前の伊勢神宮大宮司・北白川道久です。元北白川宮家、戦後、皇籍離脱。

総裁、統理に関する「神社本庁憲章」は次の通りです。

第四条 神社本庁は、総裁を推戴する。 
2 総裁は、神社本庁の名誉を象徴し、表彰を行なふ。

第五条 神社本庁に統理以下役員、その他の機関を置く。 
2 統理は、神社本庁を総理し、これを代表する。 
3 第一項の役員、その他の機関については、規程で定める。


<伊勢神宮>
一般の神社では神職の最高責任者は宮司です。しかし、伊勢神宮では、祭主が最上位にあり、大宮司がその下で神宮司庁を統括します。

現在の祭主は、昭和天皇の四女である池田厚子。しかし高齢のため、臨時祭主の黒田清子が代行しています。黒田清子は今上天皇の長女・紀宮清子さまのことです。

現在の大宮司は、鷹司尚武で、五摂家の一つだった鷹司家28代当主。

伊勢神宮大宮司は祭主を助けて祭典に奉仕し、礼典を執行し、神宮職員を統監し、事務を総監する役職です。その選任については、所定の手続きを経たうえで勅裁を仰ぐことになっています。祭主・大宮司ともに、選任には天皇の裁可を得ます。


<神道政治連盟所属議員>
 ※○印は日本会議国会議員懇談会にも参加

      神道政治連盟   日本会議
      国会議員懇談会  国会議員
      2015.4.7.現在  2015.4.16.
              Wikipedia
<北海道> 伊東良孝(衆)
      今津寛(衆)     ○
      高木宏壽(衆)
      武部新(衆)
      中川郁子(衆)
      中村裕之(衆)
      堀井学(衆)
      前田一男(衆)
      町村信孝(衆)
      吉川貴盛(衆)    ○
      伊達忠一(参)

<青 森> 江渡聡徳(衆)    ○
      大島理森(衆)    ○
      木村太郎(衆)    ○
      津島淳(衆)
      滝沢求(参)
      山崎力(参)

<岩 手> 鈴木俊一(衆)    ○
      高橋比奈子(衆)
      橋本英教(衆)
      藤原崇(衆)

<秋 田> 金田勝年(衆)
      冨樫博之(衆)
      御法川信英(衆)   ○
      石井浩郎(参)
      中泉松司(参)

<宮 城> 秋葉賢也(衆)    ○
      勝沼栄明(衆)
      土井亨(衆)     ○
      西村明宏(衆)    ○
      愛知治郎(参)
      熊谷大(参)

<山 形> 遠藤利明(衆)
      大沼瑞穂(参)
      岸宏一(参)

<福 島> 亀岡偉民(衆)    ○
      菅家一郎(衆)
      吉野正芳(衆)
      岩城光英(参)
      森まさこ(参)

<茨 城> 石川昭政(衆)
      梶山弘志(衆)    ○
      新谷正義(衆)
      田所嘉徳(衆)
      永岡桂子(衆)
      丹羽雄哉(衆)
      額賀福志郎(衆)
      葉梨康弘(衆)    ○
      岡田広(参)
      上月良祐(参)

<栃 木> 佐藤勉(衆)
      船田元(衆)
      茂木敏充(衆)    ○
      簗和生(衆)
      上野通子(参)
      高橋克法(参)

<群 馬> 小渕優子(衆)
      佐田玄一郎(衆)
      中曽根弘文(参)
      山本一太(参)

<埼 玉> 大塚拓(衆)
      神山佐市(衆)
      今野智博(衆)
      柴山昌彦(衆)
      新藤義孝(衆)
      田中良生(衆)
      豊田真由子(衆)
      中根一幸(衆)
      野中厚(衆)
      牧原秀樹(衆)
      三ツ林裕巳(衆)
      村井英樹(衆)
      山口泰明(衆)    ○ 
      関口昌一(参)
      古川俊治(参)

<千 葉> 秋本真利(衆)
      門山宏哲(衆)
      小林鷹之(衆)
      齋藤健(衆)
      櫻田義孝(衆)    ○
      白須賀貴樹(衆)
      薗浦健太郎(衆)   ○
      浜田靖一(衆)    ○
      林幹雄(衆)     ○
      松野博一(衆)
      森英介(衆)     ○
      渡辺博道(衆)
      石井準一(参)
      豊田俊郎(参)

<東 京> 秋元司(衆)     ○
      石原伸晃(衆)
      井上信治(衆)    ○
      大西英男(衆)
      下村博文(衆)    ○
      鈴木隼人(衆)
      萩生田光一(衆)   ○
      平沢勝栄(衆)    ○
      松本洋平(衆)    ○
      山田美樹(衆)
      中川雅治(参)    ○
      丸川珠代(参)

<神奈川> 甘利明(衆)
      河野太郎(衆)
      菅義偉(衆)     ○
      田中和徳(衆)
      星野剛士(衆)
      牧島かれん(衆)
      松本純(衆)
      山際大志郎(衆)
      義家弘介(衆)    ○
      小泉昭男(参)
      島村大(参)

<山 梨> 長崎幸太郎(衆)
      中谷真一(衆)
      堀内詔子(衆)
      宮川典子(衆)
      森屋宏(参)

<長野>  木内均(衆)
      後藤茂之(衆)    ○
      小松裕(衆)
      宮下一郎(衆)
      吉田博美(参)
      若林健太(参)

<岐 阜> 金子一義(衆)
      棚橋泰文(衆)    ○
      野田聖子(衆)
      古屋圭司(衆)    ○
      武藤容治(衆)    ○
      大野泰正 (参)
      渡辺猛之(参)

<静 岡> 井林辰憲(衆)
      勝俣孝明(衆)
      上川陽子(衆)
      城内実(衆)
      塩谷立(衆)     ○
      宮澤博行(衆)
      望月義夫(衆)
      岩井茂樹(参)    ○    
      牧野京夫(参)

<愛 知> 青山周平(衆)
      池田佳隆(衆)
      伊藤忠彦(衆)
      大見正(衆)
      神田憲次(衆)
      長坂康正(衆)
      根本幸典(衆)
      酒井庸行(参)
      藤川政人(参)

<三 重> 川崎二郎(衆)
      島田佳和(衆)
      田村憲久(衆)    ○
      三ツ矢憲生(衆)

<新 潟> 石徹(衆)
      金子恵美(衆)
      斎藤洋明(衆)
      高鳥修一(衆)    ○
      長島忠美(衆)    ○
      細田健一(衆) 
      塚田一郎(参)
      中原八一(参)

<富 山> 橘慶一郎(衆)
      田畑裕明(衆)
      宮腰光寛(衆)    ○
      堂故茂(参)     ○
      野上浩太郎(参)

<石 川> 北村茂男(衆)    ○
      佐々木紀(衆)
      岡田直樹(参)
      山田修路(参)

<福 井> 稲田朋美(衆)    ○
      高木毅(衆)
      山本拓(衆)     ○
      滝波宏文(参)
      山崎正昭(参)    ○

<滋 賀> 上野賢一郎(衆)   ○
      大岡敏孝(衆)
      武村展英(衆)
      武藤貴也(衆)

<京 都> 安藤裕(衆)
      伊吹文明(衆)
      田中英之(衆)
      谷垣禎一(衆)    ○
      宮崎謙介(衆)
      西田昌司(参)    ○
      二之湯智(参)    ○

<大 阪> 大塚高司(衆)
      北川知克(衆)
      左藤章(衆)     ○
      佐藤ゆかり(衆)   ○
      竹本直一(衆)    ○
      渡嘉敷奈緒美(衆)  ○
      中山泰秀(衆)    ○
      原田憲治(衆)

<兵 庫> 大串正樹(衆)
      関芳弘(衆)     ○
      谷公一(衆)
      西村康稔(衆)    ○
      藤井比早之(衆)
      山田賢司(衆) 
      鴻池祥肇(参)
      末松信介(参)

<奈 良> 奥野信亮(衆)    ○
      高市早苗(衆)    ○
      田野瀬太道(衆)
      堀井巌(参)

<和歌山> 石田真敏(衆)
      門博文(衆)
      世耕弘成(参)
      鶴保庸介(参)

<鳥 取> 石破茂(衆)     ○
      舞立昇治(参)

<島 根> 竹下亘       ○
      細田博之(衆)
      青木一彦(参)

<岡 山> 逢沢一郎(衆)    ○
      阿部俊子(衆)
      加藤勝信(衆)    ○
      橋本岳(衆)     ○
      平沼赳夫(衆)    ○
      山下貴司(衆)
      石井正弘(参)

<広 島> 亀井静香(衆)
      河井克行(衆)
      岸田文雄(衆)    ○
      小島敏文(衆)
      小林史明(衆)
      中川俊直(衆)
      平口洋(衆)
      寺田稔(衆)     ○
      溝手顕正(参)

<山 口> 安倍晋三(衆)    ○
      河村建夫(衆)    ○
      岸信夫(衆)     ○
      高村正彦(衆)
      林芳正(参)

<徳 島> 後藤田正純(衆)
      福山守(衆)
      山口俊一(衆)    ○
      中西祐介(参)
      三木亨(参)

<香 川> 大野敬太郎(衆)
      瀬戸隆一(衆)
      平井卓也 (衆)
      磯仁彦(参)
      三宅伸吾(参)

<愛 媛> 塩崎恭久      ○
      白石徹(衆)
      山本公一(衆)
      井原巧(参)
      山本順三(参)    ○

<高 知> 中谷元(衆)
      福井照(衆)
      山本有二(衆)
      高野光二郎(参)

<福 岡> 麻生太郎(衆)    ○
      井上貴博(衆)
      鬼木誠(衆)     ○
      三原朝彦(衆)    ○
      大家敏志(参)
      松山政司(参)

<佐 賀> 今村雅弘(衆)    ○
      岩田和親(衆)
      福岡資麿(参)
      山下雄平(参)

<長 崎> 北村誠吾(衆)    ○
      谷川弥一(衆)
      冨岡勉(衆)

<熊 本> 金子恭之(衆)    ○
      木原稔(衆)     ○
      坂本哲志(衆)    ○
      馬場成志(参)
      松村祥史(参)

<大 分> 穴見陽一(衆)
      岩屋毅(衆)     ○
      衛藤征士郎(衆)
      礒崎陽輔(参)

<宮 崎> 江藤拓(衆)     ○
      武井俊輔(衆)
      古川禎久(衆)    ○
      長峯誠(参)
      松下新平(参)

<鹿児島> 小里泰弘(衆)
      金子万寿夫(衆)
      森山裕(衆)
      保岡興治(衆)    ○
      尾辻秀久(参)    ○
      野村哲郎(参)

<沖 縄> なし

<比 例> 赤池誠章(衆)
      有村治子(衆)    ○
      衛藤晟一(衆)
      片山さつき(衆)
      水落敏栄(衆)
      山谷えり子(参)   ○


<安倍研究シリーズ・リンク>
2015-04-02
安倍研究 (1) 政治の混乱の中で生まれた安倍総理就任記者会見
2015-04-03
安倍研究 (2) 日本防衛の対象は遠くインド・中東、アデン湾・ホルムズ海峡・インド洋・太平洋・南シナ海まで
2015-04-06
安倍研究 (3) 安倍首相の「積極的平和主義」は「強い日本」を志向する
2015-04-07
安倍研究 (4) 「積極的平和主義」への安倍首相の使命感は自衛隊に向う
2015-04-08
安倍研究 (5) 首相外交演説で「祝詞(のりと)ことば」! そこに安倍晋三の本性を見る
2015-04-11
安倍研究 (6) 東京育ちの長州人――敗戦で滅びた明治維新型日本のリメーク版をめざす
2015-04-12
安倍研究 (7) 吉田松陰の日本国防策、そして滅びた明治維新型日本
2015-04-13
安倍研究 (8) 「戦後レジームからの脱却」は「戦後70年の平和からの脱却」だ
2015-04-15
安倍研究 (9) 思想的バックボーンは「維新長州」、 心の支えは祖父・岸信介
2015-04-17
安倍研究 (10) 安倍首相は神道政治連盟会長、神道政治連盟と神社本庁と伊勢神宮の関係
2015-06-16
安倍研究 (11) 安倍首相―長谷川NHK経営委員―日本会議
2015-06-17
安倍研究 (12) 安倍「神道」政権そのもの――日本会議をご紹介
2015-06-23
安倍研究 (13止) アトランダムなまとめ――天皇と伊勢神宮を精神世界の頂点に置く



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<私のアピール>
2012年末の安倍政権成立以後の短年月、武器輸出3原則を廃し、特定秘密保護法の新設、憲法9条解釈変更の7・1閣議決定(集団的自衛権ほか)と、先行き不安な政策ばかり急激に推進されています。安倍内閣の政治手法は民主主義下の独裁と見えて、危険です。安倍総理退陣まで、来夏参議院選挙で自民党に“No”を。

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