120502の新聞記事に「『2年以上30人』で成績アップ」がありました。
30人以下の少人数学級を2年以上続けると成績が上がる。
国立教育政策研究所(国研)の調査です。
調査は、京都府の小学4年、小学6年で行いました。
30人以下の少人数学級、本格導入の根拠になるかもしれません。
京都府の小学校で、以下の3つのいずれかを試しています。
①「少人数学級」・・・クラスを30人以下に
②「少人数指導」・・・クラスを分けて習熟度別や課題別などに
③「チームティーチング」・・・1学級を複数の教師で教える
さらに、毎年小4と小6で、国語と算数の学力調査をします。
そして、小6のとき上位層になった子どもの割合を見ます。
少しややこしいですが、見ていきましょう。
「30人以下」とは・・・。
2年以上、30人以下の少人数学級を続けた学校です。
「30人以上」とは・・・。
平均学級規模が30人以上になったことのある学校です。
◆ 国語(小6のとき上位層になった子どもの割合)
● 小4のとき上位層
30人以下 66.3%
30人以上 64.0%
● 小4のとき中位層
30人以下 37.3%
30人以上 33.8%
● 小4のとき下位層
30人以下 9.8%
30人以上 7.1%
「30人以下」のほうが、どの学力層も伸びていますよね。
この割合だけ、小6で上位層になったということです。
小4で上位層なら、小6でも7割近く上位層のままですね。
以上は国語の場合なのですが、算数の場合はどうでしょうか?
実は、算数はハッキリした効果が見られなかったようです。
理由は、すでに「少人数指導」を取り入れているからとあります。
それにしても、この記事を見ると、「少人数指導」が曖昧です★
「少人数指導」の詳しい説明を見てみると・・・。
「クラスの人数にかかわらず、クラスを分けて習熟度別や課題別などで授業をする」
よく読むと「クラスの人数にかかわらず」とありますよ。
人数にかかわらないのなら、「少人数」とは限らないかも?
普通に「習熟度別指導」という名前ではダメなのですかね?
さて、アビット新白岡校の最寄りの小学校の話に移りますよ。
2012年現在・・・。
埼玉県白岡町、白岡東小学校の小6で行われている授業について。
小6の算数では、どんな指導方法になっているのでしょうか?
・・・それは、次回へ続く。
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