友人の文書支援コンサルタントの丸山さんが、GEW主催の日本の起業家精神の展望を受講してきてレポートをくれた。許可を得て転載する。
■基調演説
『 Entrepreneur=Change Agent 』黒川清
*黒川氏は,ドクター。東大教授を経て,政策研究大学院大学教授。
アメリカでの研究生活が長く,独特のキャラクター。
変革者とは,進取の気性に溢れる人のことで,
できないことより,できると考える人のこと。
ここ100年で世界は変わった。
1870年に電報がで来た。それがいまや携帯である。
ライト兄弟が1900年に入って,1905年だったか,飛行機を飛ばした。
その10年後には戦争もあって,飛行機が飛び交った。
100年前先進国でも平均年齢が40~45歳だった。
現在80歳になっている。
人口も,紀元0年のころは世界に2億といわれる。1500年でも5億程度。
それが1900年に16億になった。
2008年現在67億だから,人間が増えすぎた。
人間が増えすぎたことに加えて,情報も増えすぎた。
もはやインターナショナルではない。グローバル,ボーダレスになった。
まだアメリカが強いのは当たり前で,
中国の経済力(GDP)はアメリカの8分の1,インドは16分の1だ。
日本も強いところで戦えるはずだ。
携帯電話は,ノキアが40%,サムスンが15~6%,LGが12~13%
モトローラ10%,ソニーエリクソン8%,その他に本の残りをあわせても3%。
しかし,内部部品の60%は日本製である。
日本の強さと弱さを考えるべきである。
とんこつラーメンの「味せん」という九州のラーメン屋は,
そこに来た中国人女性に任せたところ,中国に店舗が200店舗になった。
海外進出をして300店舗になった。
そのうち200が中国,上海80店,北京40店ある。
日本人は,ここまでおいしいモノを作ってきた,
次にやることは,もっとおいしいモノをと努力する。
拡げることを忘れている。
ホンダも,中国で二輪車は,「ヒーロー」と組んだ。
だから,面が広がった。
面を広げることは,日本は不得意で,それが弱さだ。
何かをやろうとするとき,一人で戦ってきていない。
イノベーションに大切なのは,現場に行ってみることで,
経験してみないと分からないことがよくある。
MITでは,学部学生に現場を実践体験させるプログラムがある。
いかに自分の得意技を生かすか,それを考える必要がある。
できない理由が先に来てはだめで,
ダメだったとき,一歩引いてみてみると,いろいろ方法があるはずだ。
痛い目にあわないと,何かができない。
世界で自分の考えを展開させることが必要だ。
ジョブズの演説がスタンフォードであった。
それを聞いてほしい。
皆さんには,ぜひ「やってみよう」ということを言いたい。
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■基調演説
『 Entrepreneur=Change Agent 』黒川清
*黒川氏は,ドクター。東大教授を経て,政策研究大学院大学教授。
アメリカでの研究生活が長く,独特のキャラクター。
変革者とは,進取の気性に溢れる人のことで,
できないことより,できると考える人のこと。
ここ100年で世界は変わった。
1870年に電報がで来た。それがいまや携帯である。
ライト兄弟が1900年に入って,1905年だったか,飛行機を飛ばした。
その10年後には戦争もあって,飛行機が飛び交った。
100年前先進国でも平均年齢が40~45歳だった。
現在80歳になっている。
人口も,紀元0年のころは世界に2億といわれる。1500年でも5億程度。
それが1900年に16億になった。
2008年現在67億だから,人間が増えすぎた。
人間が増えすぎたことに加えて,情報も増えすぎた。
もはやインターナショナルではない。グローバル,ボーダレスになった。
まだアメリカが強いのは当たり前で,
中国の経済力(GDP)はアメリカの8分の1,インドは16分の1だ。
日本も強いところで戦えるはずだ。
携帯電話は,ノキアが40%,サムスンが15~6%,LGが12~13%
モトローラ10%,ソニーエリクソン8%,その他に本の残りをあわせても3%。
しかし,内部部品の60%は日本製である。
日本の強さと弱さを考えるべきである。
とんこつラーメンの「味せん」という九州のラーメン屋は,
そこに来た中国人女性に任せたところ,中国に店舗が200店舗になった。
海外進出をして300店舗になった。
そのうち200が中国,上海80店,北京40店ある。
日本人は,ここまでおいしいモノを作ってきた,
次にやることは,もっとおいしいモノをと努力する。
拡げることを忘れている。
ホンダも,中国で二輪車は,「ヒーロー」と組んだ。
だから,面が広がった。
面を広げることは,日本は不得意で,それが弱さだ。
何かをやろうとするとき,一人で戦ってきていない。
イノベーションに大切なのは,現場に行ってみることで,
経験してみないと分からないことがよくある。
MITでは,学部学生に現場を実践体験させるプログラムがある。
いかに自分の得意技を生かすか,それを考える必要がある。
できない理由が先に来てはだめで,
ダメだったとき,一歩引いてみてみると,いろいろ方法があるはずだ。
痛い目にあわないと,何かができない。
世界で自分の考えを展開させることが必要だ。
ジョブズの演説がスタンフォードであった。
それを聞いてほしい。
皆さんには,ぜひ「やってみよう」ということを言いたい。
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人間は痛い目に遭わないと何かできないとおっしゃってますが、ほんとうにそうだと思います。
しかし、それでは人類がおしまいになってしまう時代になりました。
人間には、論理で予測する力が備わったのですから、すでに起こった未来を知り、未然にブレーキをかけることができるはずだと思うのですが。
間に合いますでしょうか。