もやいマンション日記

マンション役員の体験を綴った「マンション日記」に、プライベート所感を綴った「nonnon日記」が混ざっています。

No.323「多系統萎縮症9年の夫、大分良くなりました。」

2017-11-02 | 健康・病気

         nonnon日記

夫が今の病院に転院してきてから1年と3か月になる。

2つ前の病院では9種類の薬が入っていたけれど、今では

痰と前立腺の薬、睡眠導入剤だけである。

痛みは全くなく、胃腸の調子も良くなって嚥下リハビリでは

ゼリー、豆腐、バナナのヨーグルト和え,等食べている。

(誤嚥性肺炎の心配なく、ジュースも飲ませられるのは、

喉頭全摘出手術をしてあるお陰であるけれど)

3回に1回位は、下剤を使わなくても、お通じがある。

喉が苦しそうにピーピー鳴ることが全くなくなり、呼吸がとても楽そうに

なり、血中酸素濃度が97とか98になることも度々である。

(以前は96が夫の最高値だった。)

週に4回車椅子に乗ってリハビリをしてもらって、TVも刑事ものを

集中して見る。YES,NOの質問にはマバタキでしっかり答える。

このまま石さえ悪さしなければ、元気に維持できるのでは、と期待している。

来年6月が来たら、実に夫は発病後10年、となる。

この気の遠くなる時間・・・・。

私ならば、とっくに絶望して気がおかしくなっているだろうに。

夫は強い・・・飄々とした不思議な強さだ。

そして私は・・・気づけばすっかり「夫の病気の召使い」にされてしまった。

付添人の常として、腰痛、肩懲りにはいつも悩まされるけれど、

精神的にはいつもすこぶる安定している。

何しろ、夫の命の灯 を守っていく重大任務があるのだから。

ある意味、「ぶれない日々」を授かっている。

(頼りにされる「幸福感」だろうか?)

この先、夫はどうなるのだろう?

「頑張ったけど、やっぱりダメだったね」となるのか、

「再生医療で復活できた!奇跡だね」と言える日が来るのか?

どうなるのか解らないけれど、ここまで来たら、

やれることをやる、のみである。

同じく多系統萎縮症に罹った方、もしこのブログを目にされたら・・・

10年近くも病に付き合っている夫もこんなに元気に過ごしています。

どうか希望をもって復活を目指しましょう!

 

 

コメント
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