もやいマンション日記

マンション役員の体験を綴った「マンション日記」に、プライベート所感を綴った「nonnon日記」が混ざっています。

No.295 「半年振りに、頭と腕が動いた!」

2015-11-25 | 健康・病気

             nonnon日記

多系統委縮症で、7年半になる夫。先週、半年振りに頭と腕が動いた!

仰向けに寝ていたのに、TVの方にグー、と頭を30度ばかし動かした。

エー、と思って、試しに手を胸に上げて「下して」と言ったら、ゆっくり下した。

足も、動かして、というと、右足の指をピクピク。

半年間、全然動かなかった身体が・・・・

実は、週2回のプロのPTリハビリの他、私もベッドで、毎日家族リハビリ。

それに加え・・・・ジュースにコエンザイムQ10を混ぜて飲ませて1か月。

ネットで、東大の神経内科の先生が、これの大量投与実験をしていると知り・・・。

ダメ元と思って試した。

協和発酵のサプリメント コエンザイムQ10 である。(ドローとして、まるで

カボチャの果肉に油を染ませたようなゲル状の液体で、水に溶けないけれど、

少しミルクを混ぜた液体には混じるので、シリンジで吸い取って飲ませられた。)

夫には確かに効いてると思う。

これも喉頭全摘出手術をしたお蔭で、水が飲めるようになり、

試すことが可能になったのだ。

どの程度回復できるか、密かに期待している。

 

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

No.294「主治医との面談で、言いました」

2015-11-12 | 健康・病気

               nonnon日記

先週、急に主治医に呼び出されて、ナース、医療相談員にも囲まれて面談した。

私の、隠れ‘家族吸引’を、ナースが主治医に言いつけたらしく、

「○○さんが、ストレスなく、ご主人を看れる病院や施設を、捜されたらどうか」

と、やんわりと、牽制。

「痰がつまって、息ができないのは、首を絞められる苦しさです。」と私。

「目の前で、家族が苦しがっていたら、たとえ、刑務所に入れられても、

私は助けます。先生だって、皆さんだってそうでしょう?」  と私。

「聴診器でポンポン、とやって、『痰の音してないから大丈夫です。』と行って

しまう看護師さん、います。パルスオキシメーターで測って、血中飽和酸素濃度

が94位ある時でも、夫 はハーハーと苦しがっている時もあります。

その‘苦しみ’は問題にされないのですか?」

「病人の個別性にいかに対応していただけるか、という問題ですよね」

「手術してくださった先生に痰の状況をご相談したら、

『対応が困難であれば、家族の協力を仰いだ方が良い』とおっしゃっていまし

たが?」

「それは、自宅で看る場合でしょう」・・・上手にかわされてしまった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

痰を取るな、というなら、家族が痰を取らざるを得ない状況をなくしてほしい、

というようなことを、真剣に訴えた。

結果、ナースの方でも、できるだけ対応に努める、ということで終わった。

それから1週間。・・・8割のナースは、要望に応えて取ってくれるように

なったが、まだ2割のナースは・・・・。

コールを押しても10分、15分、待たされることも常である。

(夜勤は20数名の患者にナース1人という厳しい‘障害者病棟‘の現実があるに

せよ)

喉頭全摘出手術を受ける前なら、待つ間にむせて、流動食を吐いているだろう。

吐いたものが、食道でなく気管の方に入ると、誤嚥性肺炎になる。

今はその心配がなくなったので、その分は、精神的に楽である。

でも・・・これで私が毎日6時間、8時間、夫に付き添っていなかったら、

どうなるんだろう?  痰が詰まって意識障害になっていく?

流動食を吐いてばかりで、胃瘻でなく腸瘻等になり、栄養も減り、病状が低下

していく?

今、夫は意識ははっきりしていて、TVも楽しんで観ている。

3日前、半年振りに視線入力装置が使えた。まだまだ決してあきらめていない。

少しでも、維持向上して、復活するのが、夫と私の目標だ。

 

 

 

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする