もやいマンション日記

マンション役員の体験を綴った「マンション日記」に、プライベート所感を綴った「nonnon日記」が混ざっています。

No.138「不公平?」

2010-01-17 | 日記・エッセイ・コラム

           nonnon日記

Images6_2 仕事で、‘体育館の係り’になることが多い。

そこで今一番の人気スポーツは「カタキ」

 というドッジボールの個人プレー版である。

何回か担当していて気づいたこと・・・それは

体の大きな5~6年生や中学生が、小学校1~2年生と一緒にプレーして、

お構いなく、きついボールを投げたり、弱い者を特に狙い打ちすることだ。 

 ‘これは問題だ’と思ったので、

「1年生はやられても、死なない、」とか 「上級生は利き腕でない方で投げる」

とかの規則を提案したら・・・‘猛反抗’に合った。

身長が倍位もある子達が、小さな‘1年生’相手に口をとがらして‘不公平だ’と唱える

のである。価値観というか、この‘物差し’の違いに最初は私もうろたえたが、

しつこく、‘弱者への手加減’を訴える、‘頑固なおばあちゃん先生’を通して来たら・・

あーら不思議、いつの間にか‘手加減’が流行語に。

今時の若いもんは、‘弱きを助け、強きをくじく’という根本的な‘仁義’を知らない

のである。  能力や特質の違う者に‘平等’はなじまない。

社会的弱者を労わるポリシーを、出会った子供たちに植えつけておくことは、

‘半世紀以上生きてきた私’の役目と思っている。

 

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No.137「亡き猫が初夢に」

2010-01-02 | 日記・エッセイ・コラム

           nonnon日記

夫が元旦に夢を見た。

何と、1昨年、20歳で亡くなった愛猫カール君の夢であったそうである。

「時計の音がうるさくて、目が覚めた気がして、布団の上が重くて、見ると

カールがいた。お母さんがドアを開けて顔を出したら、カールはそちらに行って

しまった。」そうだ。 (カール君の骨壷は、秒針の音のうるさい掛け時計の

下の方にある。夫が寝ている部屋の時計は、静かである。)

大晦日の晩、12時過ぎは、里帰りしている娘と、ひとしきり愛猫との思い出話に

浸った。どこの家でもそうかもしれないが、我が家では特に20年間分の

「子育ての時間」と愛猫の思い出が重なっている。

もう2度と戻ってくることのない、子供達と共に育って、一足先に老いて去った

カールの貴重な思い出・・・・・。そしてもうじき娘は、母親に・・・

カールや、まだこの空間にいるのなら、

生れてくる赤ちゃんも守ってくれるかな・・・。

Moyai_169 在りし日のカール君です。

窓の向こうにはコワーイ ボス猫がー。

「うーん、困った・・・」 そ知らぬ顔の、‘賢い’お顔。

            初夢や 愛猫出でて 涙かな

 

 

 

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No.136「マンションのバリアフリー化工事について」

2010-01-01 | 日記・エッセイ・コラム

           マンション日記

Moyai_165

   賃貸は勿論、分譲マンションでも玄関入り口に、

スロープがなくて、 階段だけのマンションが

   少し築年数を経たマンションでは

 

Moyai_167あちらこちらで見られます。

住人が、病気や怪我等で車椅子等が

必要になった時、どうやって出入り

するのでしょうか?

Moyai_164 マンションでは、スロープ工事は、

共用部分の変更になるので、

‘総会決議’が必要です。

一戸建のように、個人の意思で

勝手に工事することができないのです。

うちのマンションでは、1昨年の大規模修繕でやっと

スロープと手摺をつけることができましたが・・・

その折に、実感した‘不条理’について、ちょっと語らせてください。

一戸建では、介護認定者宅のバリアフリー化工事で公的補助が出るというので、

マンションでも出してもらえないものかと、調べてみました。

市の建築指導部では・・・「介護認定を受けた人が外出に必要であれば、20万円

以内の工事で9割の補助が出る」と。

そこでマンション住人の中で介護認定者探しを・・・・。

2人いるのではないか、ということで、まずMさん宅に電話してケアマネージャさん

に尋ねるとー。「Mさんはもう入院して寝たきり、家に帰れる状態ではないので

対象外。介護認定2~3で歩行が不自由な人でなければ申請はできない。」そうで。

それでは、とNさんのケアマネージャさんに電話。

「確かに認定3ですが、Nさんはもう既に1回ご自宅の中に手摺を付ける工事で

補助金を使っていらっしゃるので。」 ということで、アウトでした。

結局、皆で積み立てた修繕積立金だけで、工事をしましたが、マンション住民は、

同じ面積の敷地に対して、固定資産税など一戸建住民よりずっと多く払っているにも

拘わらず、補助金では冷遇されていると感じました。

大勢の人間が暮らしているので、いつ、誰が、事故や病気で、車椅子生活になるとも

しれないのです。特に築年数を経たマンションでは住人の高齢化も進んでいます。

全てのマンションで、総会決議など待たずに、スロープ・手摺工事を義務化すべきー

とまでは申しませんが、補助金をもっと簡単に出すなど、何らかの形で

バリアフリー化工事を奨励すべきではないでしょうか。

 

 

 

 

 

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