nonnon日記
そこで今一番の人気スポーツは「カタキ」
というドッジボールの個人プレー版である。
何回か担当していて気づいたこと・・・それは
体の大きな5~6年生や中学生が、小学校1~2年生と一緒にプレーして、
お構いなく、きついボールを投げたり、弱い者を特に狙い打ちすることだ。
‘これは問題だ’と思ったので、
「1年生はやられても、死なない、」とか 「上級生は利き腕でない方で投げる」
とかの規則を提案したら・・・‘猛反抗’に合った。
身長が倍位もある子達が、小さな‘1年生’相手に口をとがらして‘不公平だ’と唱える
のである。価値観というか、この‘物差し’の違いに最初は私もうろたえたが、
しつこく、‘弱者への手加減’を訴える、‘頑固なおばあちゃん先生’を通して来たら・・
あーら不思議、いつの間にか‘手加減’が流行語に。
今時の若いもんは、‘弱きを助け、強きをくじく’という根本的な‘仁義’を知らない
のである。 能力や特質の違う者に‘平等’はなじまない。
社会的弱者を労わるポリシーを、出会った子供たちに植えつけておくことは、
‘半世紀以上生きてきた私’の役目と思っている。