nonnon日記
夕暮れの中で‘事件’は起きた。
事務室の窓ガラスをトントンと叩く音・・・
目をやると、おばあちゃんが、手招きしている。
外に行ってみると・・・1年生のK君が建物の玄関先で倒れていた。
一旦家に帰った後、また遊びにきて表で遊んでいたらしい。
右腕が・・・血は出ていないが、異様に飛び出している部分がある・・・
(ウワー!腕が折れてる!)
急いで他の指導員に知らせる・・・。救急車!毛布!マット!
泣きじゃくるK君に、「大丈夫、血は出てないよッ」というと、
ピタッと泣き止んだ。(もともと、大らかで優しい、人柄の良い子で、最初から
好感が持てた子である。)お母さんに連絡して・・・
駆けつけた救急車にお母さんと、指導員1人が乗って、ピポピポ・・・・。
ところが・・・・・である。今日は(その時不在だった)館長に
言われてしまった。
「その程度の怪我で、救急車など、呼ぶでない」と。
「命に別状がある時以外は、タクシーで病院に連れてけ」と。
確かに・・・ボール遊びして転んでの骨折では、まア、大したこと
ではないかな?・・・でも一体どこの病院へ?
「そんなのは、皆で調べろ」
・・・で、一同(20代職員3人と、オバサン職員の私)4人でシュン。
‘危機管理’とは、難しいものであります。
救急車も隣の区の遠いトーイ病院まで運んでしまったのはどういう事情だったの
だろうか?入院して、また近くの病院に転院しなくてはならなくなって、お母さんが
困ったとか・・・・でもね、お母さんは救急車に一緒に乗って行ったのだから、
「この病院にしてください、」とは言えたはず・・・・
帰り道の電車の中で、ブツブツ・・・・
‘仕事’って、そういうもんよね。ブツブツ・・・・
マンション日記
今期理事会は、スタート時点の春には、‘不満分子’に揺さぶられて、理事さん達の
‘足並み’も乱れがちだったが、このところ、落ち着いて、親身な話し合いのできる
場になってきて,ちょっとホットしている・・・。
特に嬉しいのは、案内を回すと、マンション関係の各種勉強会に出席してくれる
住人がいることだ。 ‘知は力なりー’ (頼もしい限りである。)
ご近所関係が煩わしいので、マンションにしたのに・・・とか、
管理費を払っているのだから、管理会社にみんなやってもらえばいいのよ・・・・
というマンション住民も確かにおられますが・・・
新築で何も問題が起きないマンションならまだしも・・・
この弱肉強食の資本主義の世の中で、どこの修繕会社、管理会社が、自社の利益を
抜きにして‘住人の立場に立って’住居環境を整えてくれるでありましょうや?
面倒でも、ちょっとずつ、みんなで労力を出し合いましょう!
「幸せは・・・歩いてこない・・・だから・・・歩いて行くんだよ・・・」
nonnon日記
ここは、いい思い出をくれた場所だった。
三方を山に囲まれた緑の多い
ゆったりとした近郊住宅地域。
そんなに多くはない(?)
くれた場所。
帰り道が分からなくなる1年生を送って
行った道。公園の水道で服をビショビショに
濡らした子の手を引っ張って帰った道。
手のかかった子程、
別れを悲ししんでくれた。
学校とはまた違って‘本音’の
付き合いができる場所だった・・・。
終わってみれば、楽しい思い出ばかり。
さてさて・・・・
翌日からまた新しい職場。今度は100人近い子供達の
名前と顔、お迎えの保護者の顔も覚えねばならない。
でもそこで親しんだら、またお別れで、泣かされるのかな。
‘出会いは別れの始めなり’
頭では分かっていても、心がなかなかついていかない・・・
・・・やれやれ・・・・。