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級マンションの建設は、13億人いるうち8億人ぐらいには直接関係のない世界です

2014-09-10 20:49:11 | 森羅万象

『中国人がタブーにする中国経済の真実』
石平   福島香織   PHP  2012/1/12
 
 
<経済成長はマイナス20%に>
・さらに問題なのは、中国の経済成長を支えてきたのがインフラの建設だったということです。それがどんな建物でも、お金を出して建てることで成長率が上がる。
 
・要するに不動産がすべてを牽引してきたわけで、その構造がいったん崩壊すると、飛行機のエンジンが止まるように経済全体が墜落します。
 
・高層ビルが乱立する一方で、庶民の住む普通の住宅は圧倒的に不足しています。
 
・いままでGDPを大きく引き上げてきた高級マンションの建設は、13億人いるうち8億人ぐらいには直接関係のない世界です。もともと投機目的で誰も住まないのだから、砂上の楼閣が突然、消えるにすぎない。 
 
<「お札が必要なら刷ればよい」のか>
・結局、優秀な中国の官僚が出した結論は、「最後はお金を刷って財政に投入すれば解決する」というわけです。実際いままでの中国経済は、それを10数年続けてきました。しかし、今後もそれで大丈夫かというと、そう簡単な話ではないでしょう。
 
・いままで中国経済を支えてきた原動力は、一つが不動産投資、もう一つが輸出です。その輸出が2009年に落ちたため、中央政府が対策として考えたのが財政出動です。中央政府は日本円にして57兆円ものお金を刷らせた。
 
・中国の造幣局は国家のものですから、政府が刷れといえば、いくらでも可能です。そうして当時の経済危機を乗り越えた。では刷ったお札をどう使ったかというと、かなりの部分があの高速鉄道の建設に使われました。
 
・そもそもお札というものは「必要なら刷ればいい」というものではありません。お金を刷ってすべての経済問題が解決するなら、これほど簡単な訳はなく、どの国も繁栄できるはずです。
 
・ところが今の中国にはモノやサービスがそれほど増えていないのに、お札ばかり刷って、貨幣供給を増やしている。2010年にこのことを示す数字を政府が発表していて、1978年から2009年までの31年間で中国の経済規模は92倍に成長しました。一方で同じ31年間に中央銀行から発行され、市場で流通している人民元の量は、実に705倍にも増えているのです。
 
2010年から2011年にかけて、中国はずっとインフレ状態になり、消費者物価指数は上がり続けています。
 
・これが何を意味するかというと、これから中国でバブルが崩壊しても政府はお札を刷れないということです。バブルがはじけて不良債権ができた際、新たにお札を刷って不良債権を消化しようとすれば、いま申上げたような負のスパイラルで、さらなるインフレにつながるからです。
 
<すでに地方政府は破綻している>
・インフレをとるか、地方の財政破たんを取るかというと、政府は、多分経済破綻の道を選ぶでしょう。破綻しても庶民はそれほど困りません。   

私が思うこと、聞いたこと、考えること
・「誰よりも中国を知る男」石平氏の中国経済への警鐘は、誰よりも早く鋭く打たれていたそうです。現在問題になっている尖閣諸島の問題もすでに、警告されています。国内の暴動や内乱を抑えるために対外戦争に打って出るという中国共産党の常套手段はよく指摘されているようです。中国問題が世界の大きな問題になるのかもしれません。反日教育をしている国には、民間出身者よりもキャリア外交官の方が大使に適任なのかもしれません。
 
・中国経済の変調は、米国のように資本主義の歴史が長い国でないので、容易に解決できないようです。様々な問題も上から抑えるという共産党の手法が使われるようです。色々な問題が出てくるでしょうが、強権的な統制的な手法が使われるのでしょうか。抑えきることができればいいのでしょうが。
 
・基本的には反日教育を行っている国々には色々な意味でコンタクトを工夫しなければならないでしょう。昔の中国には「遠交近攻」という言葉がありますが、太古から隣の部族や国同士が争い戦争をしてきたのです。隣の国とはお互いに人々の交流が増えてくると、トラブルも増え、領地を巡って争い戦争をしてきたのが世界中の歴史です。どのくらいの割合かは分かりませんが、世界中の戦争は領地の侵害から多く起こっているそうです。
 
・「シリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なのでしょっちゅう戦争が起こる」ともいわれています。人類に数百万年進化している天使的な宇宙人であるシリウス星人は、地球の事柄に直接は関与しているとは私たち一般人には思えません。パラレル・ワールドに住む宇宙人、シリウス星人が知られるようになりました。2012年のアセンション(次元上昇)の時を迎えて、プレアデスからシリウスの世になるそうですから、どのように変わるのでしょうか。
 
・表向きは国際親善と言って、当事者たちは政治的な国際問題にタッチしないようにしているようです。「反日教育」をしている国は、周辺国に多いのですが、その他の遠い国と違って、いろいろな意味で注意をするべきなのでしょう。
 
・「日本では省益が重要視され、外務省はあるが外交はない」とも言われています。昔の移民政策についても大きな失政をキャリア外交官はしたそうです。「移民は金持ち国に送るべきで、貧乏国に送るべきではない」という原則がありますが、貧乏国に移民した日本人移民は、事情が大きく違い、大変な苦労をしたそうです。
 
・昔の米国の日本人移民も苦労が絶えなかったようです。今日では昔と違ってキャリア官僚に対しては批判も多いようですが、キャリア外交官も誰よりもその国に詳しい人が多いので、上手く活用する方向へ持っていくべきなのでしょうか。
 
・中国については「中国はこれからの地球の変化の大きなポイントになっていく。とくに内乱が起こる可能性が強く、それが引き金となって第3次世界大戦へと進むかもしれない。香港の返還によって思想的・経済的な大きな遅れがあり、アメリカとの対立構図が更に強くなる。これは東洋文明対西洋文明の対立といってもいい。また、2015年から2030年の間に4つの国に分割される可能性もある」という金髪碧眼の異星人の1997年の予言があるそうです。
 
・ソ連のように中国も2015年から2030年の間に4つの国に分割され可能性があるのでしょうか。ソ連邦の分割過程も私たち一般人には訳の分からない話が多いようです。「神の思うがままに世の中は動く」そうですから、私たち一般人には信じられないことが多いのでしょう。

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