『死後の世界を突きとめた量子力学』
コンノケンイチ 徳間書店 1996/6
<量子力学は「この世」の裏側に二重レベルの超空間層を検知した!>
・量子力学は、これまでの科学と完全に一線を画すといった。それらの要点を再度、述べておこう。
・1920年代に量子力学論が登場してから、自然現象の内的な作用を予言するのに、非常な威力を発揮してきた。
・ニールス・ボーアによれば、量子力学で結論した「実在」というものが我々の常識に合わないとすれば、従来の科学の実在についての見方の方が誤っているのだという。
・量子力学の登場は、ニュートン物理学はもとより、アインシュタイン相対性理論さえも遥かな古典物理学へと追いやってしまった。量子力学の世界では、アインシュタイン相対性理論も全く適合しないことが判明したのである。
・量子力学は首尾一貫した科学体系である。その内容と矛盾は、どんな科学の経験と照らし合わせても矛盾はない。そして、多くの実験の証拠に基づいた結論も、これまでの「物質の実在」に関する常識的な考え方は基本から相容れないものである。
・量子力学は、われわれ自然界の背後に「この世」とは異なる巨大な空間レベル層の存在を実験によって検出した。量子力学から見れば自然界には二つのレベル(二重構造)が確実に存在するのに、これまでの物理学は、表側世界のレベルしか見ておらず、それより遥かに広い裏側の世界に気付いていない理論だということを明らかにした。ここでいう「裏側の世界」とは「あの世」という意味である。
・ミクロの世界では、物質は幽霊のごとき運動をする。スタートとゴール点は見えるが中間経路は決まっておらず、しかもトンネル効果に見られるように物質内部を易々と透過する。
・あちらの裏側世界では、あらゆるものがテレパシーのごとき超光速で情報を伝達し合い、そのスクリーン(垂幕)の後ろでは何者かが秘めやかに「共同謀議」して「この世」に干渉している。
・「この世」の物質存在は、人の意識が大きく関与する。「意識が現実を創造する」(意識の関与者)という概念こそ量子力学がもたらした新しい概念である。すなわち対象が観察されているときは存在するが、逆にどこにも存在しないと主張するのである。
・量子力学の核心は、「この世」の物質は局所的に隔絶されて偏在しているのではなく、宇宙的な広がりで非局所的に存在していることにある。
・これまで科学者たちが使いこなしてきた科学の言葉のすべては「現象界の領域」、すなわち「この世」という表側の世界だけを表現するものだった。しかし、量子力学が検知した裏側の世界(あの世)の領域では、どのような言葉が使えるのかさえまだ定かではない。表現する言葉さえ、現代科学には存在しないのである。そのため、さし当たっては従来の言葉や概念で表現するしかない。
・いずれにせよ、量子力学は「この世」の背後に超層レベルで連なる「あの世」を検知したということである。
『世界はなぜ破滅へ向かうのか』
「国際情勢の闇」 早わかり30のポイント
中丸薫 文芸社 2003/9/15
<闇の権力の言う「新世界秩序」は人類家畜化計画>
・「フリーメーソン」とは18世紀初頭にロンドンで組織化された国際友愛団体のことです。中世の石工組合がその起源と言われ、超人種的、超階級的、超国家的な平和人道主義を提唱しています。秘密結社的な意味合いが濃いのです。「フリーメーソン陰謀説」がまことしやかに言われるのですが、海外ではポピュラーな社交クラブで、一般の会員たちは陰謀とは何の関係もありません。ただ、この団体は会員にさまざまな階級があり、その上の方の会員は、いわゆる私の言うところの「闇の権力」に属します。世の中には「フリーメーソン陰謀説」の他に「ユダヤ陰謀説」なるものがありますが、こうした「陰謀説」は闇の権力の存在そのものをカモフラージュするために流布されたものです。ものごとはそれほど直線的、短絡的ではないのです。
・闇の権力は人類家畜化計画のために次のような目標を掲げています。
1、 各国の王制、政府の廃止
2、 固有財産、遺産相続の廃止
3、 愛国心、ナショナリズムの廃止
4、 家族、夫婦制度の廃止(子供の教育は地域社会が担当)
5、 すべての宗教の禁止
・この内容を見ると闇の権力は共産主義かと見まがいますが、共産主義も闇の権力が王侯貴族から財産を合法的に奪うために編み出したものです。
・闇の権力は「新世界秩序」の掲げる目標を達成するために具体的には次のような理念、政策を各国政府や国際機関を通じて浸透させています。
■自由貿易(の名目で行われる主権国家の経済・金融支配)
■中央銀行(国際金融財閥もしくはその使用人による主権国家の支配)
■功利主義(だまされるのは頭を使わない正直者の方が悪いから)
■優生学的発想(おろかな債務者は家畜・奴隷となり、永遠に利子を払い続ける)
■金融万能主義(徹底した唯物論、金がすべて、という価値観を人類に植え付ける。精神的な価値観を徹底的に破壊する)
■地政学(マスコミを使って他国民を洗脳、錯乱させたうえで、分割支配)
・昨今の日本の経済・社会の状況をみると、日本も第2次大戦以降、これらの政策が着々と進められてきた、そう実感がわきませんか?つまるところ彼らの掲げる新世界秩序の終着駅は、一部のエリートが「家畜」を所有する「人間牧場」というわけです。
『原爆と秘密結社』 元米陸軍情報将校が解明した真相
なぜ聖地ナガサキが標的とされたか
ディビィッド・J・ディオニシ 成甲書房 2015/7/18
<陰の権力者>
・原爆開発計画は、米国政府に潜入した秘密結社カルテルによって企図され、指導され、実行された。この驚くべき事実は、史上初めて本書を明かす「原爆の秘密」である。
・つまり、国家も世界も、ある限られた特権集団――グローバル規模のネットワークを持つごく少数の「陰の権力者」たちの実像と、彼らが行おうとしている策謀の数々が徐々に見えてきました。そこから感じ取れるのは、「大変な危機感」などという安易な言葉では言い表せない、恐怖の慄きでした。
彼らは自分たちの既得権益の確保と、将来に向けたそのさらなる増大のためには悪魔に魂を売っても恬として恥じない者たちであり、それはまさに文字どおり、ルシファーを信奉するサタン勢力としての本性なのです。
・そして今、わたしが最も危惧しているのは次のことです。すなわち、彼らが新たな手口によって、かつまた「それとは気づかれない」方法で、目的追及に邪魔になる人々の大量殺戮を密かに準備していることにほかなりません。はっきりと言います。彼らが進めているもの、それは核兵器の全面使用による「第3次世界大戦」なのです。
・さらには、当時の米国では、「原爆の父」とまでいわれた原子物理学者ロバート・オッペンハイマー博士が委員長であった原爆投下標的委員会は、戦略的軍事目標の重要性から長崎を原爆の標的としておらず、原爆投下の第一標的地リストにもまた第二標的地リストにも長崎は載せられていなかったのです。
・彼らの恐ろしいところは、ある陰謀の中核となった一部の人物以外、事件の全体像が分からず、かかわった当の本人にさえ、その行動が自分自身の判断だと思わせてしまう点にこそあります。広島と長崎を地獄に変えた人物たちも、事後に作られた物語によって自分の行動を確認しているのであって、自分が動かされたとの自覚はなく、また本当のシナリオが「陰の権力者」たちによって作られたことなど知るよしもありません。
さらに悪いことに、多くの人々がこの秘密結社の存在を認識することなく、たとえ知っていてもそれが無害の団体、例えば結社が隠れ蓑としてよく利用者するチャリティ集団だと思い込まされている点です。この狡猾さと用意周到さは、世界のどの組織にも真似できないでしょう。
だからこそ彼らは、「サタン」あるいは「ルシファー」に仕える者として恐れられてきたのでした。
<原爆開発計画と秘密結社>
・原爆開発計画は、アメリカ合衆国政府に潜入した秘密結社カルテルによって企画され、実行された。この驚くべき事実は、史上初めて本書が明かす「原爆の秘密」である。
秘密結社として組織されたこの強力なカルテルの触手は、世界各国の政府要人らをも傘下に取り込んで、実質的に支配している。これこそが、原爆の本当の歴史が隠蔽されてきた主な理由の一つである。
・また、シャーウィンはその著作で、「日本が降伏したがっていたにもかかわらず、原爆使用を望んだ権力者らは、米国がこれを受け入れるのを故意に遅らせた」と述べている。日本の降伏が故意に遅延されなければ、太平洋戦争で最も凄惨な沖縄での地上戦は起こらなかったであろう。シャーウィンは、原爆の使用はアメリカ人兵士たちの犠牲を減らしたのではなく、逆に増大させたと言うのである。
・こうした文書類から、トルーマンは日本が戦争終結の交渉の進捗を欲していたことを知っており、原爆は軍事上の目的ではなく、政治的諸目的のために使われたことなどが判明した。
<強力なカルテル>
・カルテルや秘密結社は数千年の昔からあり、米国はもちろん、欧州の最も古い国々が出来るはるか以前から諸国家の政府に影響力をふるってきた。彼らは、固い誓いの下で血の判を交わし合った仲間の集団、いわゆる血盟の秘密結社であるが、その真相を隠すために巧みに集団の名称を変え、隠れ蓑をまとって活動してきたのである。
・そもそも原爆を作り出した秘密カルテルは、かつて1884年にローマ教皇レオ13世が世界に警告したのと同じ集団である。その際レオ13世は、彼らが長年にわたり、世界宗教としてのカトリック教会を破滅に追い込み、人類を征服しようとして謀略的に策動していることを暴き、強く警告したのだった。
というのも、19世紀までには、このカルテルの魔の手はすでに世界の至る所に及んでいたからである。20世紀になるとその勢いはさらに増して、諸国の経済や政治に及ぼす彼らの影響力はますます拡大して強固になり、戦争や重大な社会紛争を引き起こす影の主役にまでなってきたのである。
<仮面の背後に存在する「死の血盟団(ブラザーフッド・オブ・デス)」>
・この秘密カルテルは、彼らが決めた以外の規範や法規を認めず、その構成員らが秘密の掟を破れば死刑に処すという、まさに文字どおり、血盟の秘密結社連合である。これが、その構成員らが時に自分たちを「死の血盟団」と呼ぶ理由の一つである。
・アンソニー・サットンの著書『アメリカの隠された権力集団』によれば、スカル・アンド・ボーンズは「かつて『死の血盟団』として知られていた」と述べており、スカル・アンド・ボーンズの名称は世間に通りやすいようにつけた表向きのものだと解説している。内外ともに共通して使う名称は「ジ・オーダー(The Order)」(訳注=友愛の団、会、組合、結社などを意味する)であるが、内部だけでは「死の血盟団」の名称が使われる。サットンによれば、1873年10月に、スカル・アンド・ボーンズを批判するのに「死の血盟団」の名称が使われたことがあり、またヒトラーの親衛隊SSが「死の血盟団」と呼ばれたように、他の秘密結社組織との結束を唄う場合には、内部的な統一名称として「死の血盟団」が使われる。
・「死の血盟団」は、要するに、次の4つの目的を達成しようとするカルテルである。
(1) 諸国の独立主権を廃止して、世界統一政府の下に支配する。
(2) 通貨発行権を独占して、購入に通貨を必要とする物品のすべてを統制・管理する。
(3) 婚姻制度と家族生活を廃止して、子供の養育には親の影響を排除する。
(4) キリスト教を消滅させ、光明主義として知られる悪魔ルシファーを信仰する世界宗教に人類を改宗させる。
・「死の血盟団」は、その目的を遂行するために偽装組織として多くの秘密結社を用いるが、その中でも最も有名なフリーメイソンの内部機構を次章で説明する。
ここでフリーメイソンを選んだのは、次のような理由がある。①血盟団の中で最大かつ最古の偽装団体の1つであり、②その長い歴史ゆえに、何世紀にもわたって、本物との認証を受けた公的文書が、動かぬ証拠として数多く残っているからである。フリーメイソンは、ほぼ各国に組織の活動拠点があり、全世界で少なくとも400万人の会員がいると主張している。
<唯一の真の宗教>
・原爆の秘密の中でも最も厳重に秘匿されてきたのは、原爆使用を決定する政府と軍部の最高幹部がフリーメイソン員らに占められていたという事実である。
トルーマン大統領、ヘンリー・ウォーレス副大統領、ハップ・アーノルド将軍(米陸軍航空軍司令官)、カーティス・ルメイ将軍(第20爆撃集団司令官)、フランクリン・ルーズベルト大統領、そしてマッカーサー将軍が原爆使用を決定した最高幹部であり、彼ら全員が「死の血盟団」に仕えるフリーメイソン員であった。
・米国におけるフリーメイソンの影響力は、2007年の第110回米国議会下院決議第33号によっても実証されている。この決議は、当時「各州に何千人ものフリーメイソン員」がいることを認め、米国憲法の署名者の大半がフリーメイソン員であったことを認定したものだ。また、同決議は、フリーメイソンの「長い来歴は国家の創立以前にまで遡るものである」ことを確認している。この決議第33号の数字「33」は、フリーメイソンにとって特別の意味を持つ。というのも、通常会員が最高位第33階級になれば、秘儀を受けて超人的パワーに目覚めると信じられているからだ。
・フリーメイソンの在り方は、まさに宗教そのものであると言っていい。しかも、現代の代表的フリーメイソン員といえるアルバート・パイクとマンリー・P・ホールは、フリーメイソンが単なる一宗教ではなく「唯一の真の宗教」であるとさえ明言している。
・とはいえ、もし組織内容をよく知らない会員が「フリーメイソンは宗教なのか」との質問を受けた場合、彼らはきっと、「いや、宗教とはかかわりのない団体だ」と答えるだろうとホールは説明する。しかし、パイクやホールその他のフリーメイソン幹部らによれば、そうした大半の一般団員は、フリーメイソンの神がアブラハムの神ではないことを知れば、ほとんどの人たちがフリーメイソンそのものを受け入れなくなるであろう、とも述べている。だからこそ、真実は知らされず、ほとんどの会員は欺かれているのだ、と。
<フリーメイソンの階級>
・そもそも、フリーメイソンには100以上の階級があり、団員たちは通常、一般社会に自身の階級名を明らかにすることが許されている。これらの階級は100段階に向けての累進階級ではなく、団員は主として3系統の中からどれかを選択することになる。一つは、「アメリカ儀礼」または「ヨーク儀礼」と呼ばれる系統で、これは13階級まである。次は、33階級までの「スコットランド儀礼」で、最後は96階級まである「エジプト儀礼」である。さらには、これらの階級に加えて、「秘教聖檀」と「パラディアム」を含む最上位の階層が存在する。この「秘教聖檀」階層までは第3階級の者なら誰でも志願できる。しかし、第3階級の中から「パラディアム」階層に選ばれる者の割合は、10万人に1人より少ないと推測される。
<フリーメイソンの隠された神>
・フリーメイソンの秘密神はルシファー(悪魔・堕天使)である。
・フリーメイソンのエリート幹部は、彼らの秘密儀式が解明されたり外部に知られるのをひどく嫌うが、そもそもほとんどのメイソン員は、ルシファーがフリーメイソンの神であることを知らない。幸いにも、エリート幹部と一般会員のあいだにあるこの混沌状態は、人々がフリーメイソンの秘密を知る機会が増すにつれて急速に小さくなっている。そして、メイソン員が真実を知ってしまうと、しばしば脱退することになり、これが現在団員数の減少している主な理由の一つでもあるのだ(北米フリーメイソン協会が公表している米国とカナダの団員数は、最盛期の1959年の410万人から減少の一途をたどり、2013年には125万人となっている)。
・ルシファー信仰者は、啓示や霊知を得たあとで、自分たちが人類を超えた存在になるのだと信じている。多くのフリーメイソン員は、ルシファーを崇拝している大いなる啓示を受けることによって、全能とも言えるほどの知識と能力を得られると確信しているのである。
・フリーメイソンの神ルシファーは、女性でもあり男性でもあると伝えられている。パラディアム階層のメイソン員は、ルシファーがアトランティスの神であり、またエジプトのイシスとオシリスとして現れた神であるとの伝承を引き継いでいるようだ。イシスは女性半分でオシリスは男性半分であり、この両性から生まれたホルスは、ルシファーの邪悪な三位一体神の第3部分であるとされる。
<人類に世界政府を受け入れさせる>
・ヘンリー・パーマストンは、多年にわたってフリーメイソンに献身したのち、パラディアム儀礼の初期に死去した。「死の血盟団」に対するパーマストンの功績は、英国による軍事介入の策謀と統制を支援したり、現代の法人組織の基礎を確立したことが挙げられよう。
「死の血盟団」には、20世紀以降、団指導部の中核にいる人々の家族を、団指導部の中核にいる人々の家族を、世間から巧妙に隠して保護するために、以前は個人にのみ付与された権利を、表向きの法人組織や偽装団体にも持たせる必要が生じた。それまで生身の個人に与えていた諸権利を法人に付与するというやり方は、パーマストンが「死の血盟団」のために案出したものである。彼の主要な功績の1つは、1862年に会社法令を成立させ、それによって秘密結社を法人団体として存立させるための法的枠組みを整えたことであった。
・パーマストンが亡くなる前に、上述の最高幹部4人は、19世紀のフリーメイソンの幹部エリートを糾合し、その後のアメリカ南北戦争など、世界を震撼させた組織的悪行の多くを準備したのだった。彼らは全員、第1次世界大戦が開始されるまでに死去したが、「人類に世界政府を受け入れさせるためには3度の世界大戦が必要だ」と主張し続けたパイクの野望は、今日もなお受け継がれているのである。
<日本の原爆開発計画>
・日本における真実の隠蔽工作は、1945~52年の連合国占領管理下で、フリーメイソンの主要メンバーであるダグラス・マッカーサー元帥によって遂行された。1945年9月22日、マッカーサーは、日本のすべての研究・実験機関に対し、ウランをはじめとする放射性物質の分離作業を禁止する指令を出したのである。
・もし1945年の時点で日本の原爆開発計画が広く知られていたなら、朝鮮はおそらく統一国家として残されていたであろう。というのも、日本の原爆開発計画にかかわる施設の多くは、今日の北朝鮮にあたる38度線以北にあったからだ。日本の原爆開発の主要施設をソビエト連邦へ運び出す作業は、当時朝鮮半島を北緯38度線で分断し、さらに1953年に38度線周辺を軍事境界線とすることによって遂行されたのである。
大戦後の米国内ではソ連に対する脅威が急速に高まっていたので、もし日本の原爆開発計画が秘密にされていなかったならば、おそらく朝鮮が分断されることはなかったはずだ。
米国市民の大多数はソ連に原爆を持たせたくなかったが、逆に「死の血盟団」は、早くソ連に原爆を持たせようとしていたので、日本の原爆開発計画を秘密にしておく必要があったのである。
<「二号計画」と「F号計画」>
・A計画は結局、「二号計画」と「F号計画」と呼ばれた二つの原爆開発計画に分けられた。仁科芳雄は、理化学研究所での二号計画を担当し、荒勝文策が京都帝国大学でF号計画の陣頭に立つことになった。1942年10月1日に、仁科博士はウランの6フッ化物ガスを蒸留して濃縮ウランを生産するという作業プロセスの達成を、当面の目標として選定した。
・日本の原爆研究は、京都大学でのサイクロトロン設置に成功したものの、いかんせん原料の調達が最大の懸案であり、あらゆる入手可能なところからウランを入手する必要があった。そこで、まずウラン供給源を北朝鮮に求めたことが、日本の実際の原爆開発施設を日本ではなく北朝鮮に建設した理由の一つである。また、長津江ダムでの発電施設が大量の電力供給に適うことと、さらに核爆発実験による放射線被害から日本本土を守るためにもなるとの理由も相まって、特に興南地域が原爆開発拠点に選ばれたのである。
・その日本人将校は、戦時中に朝鮮での日本の原爆開発計画の防諜任務に当たっていたのだ。米国政府は、スネルに対してこの防諜担当将校の氏名を含む詳細を公にすることを禁じ、スネルはその日本人将校に「若林哲夫」という偽名をつけるように命令された。
スネルは後日、出版物の中で、「日本の原爆開発計画は、当初名古屋で始められたが、B29が日本本土の工業諸都市をさかんに爆撃するようになったため、やむなく研究施設を朝鮮へ移動させざるをえなかった」と記している。また彼は、若林が「自分が思うに、日本を敗北させたアメリカの主要兵器はB29で、これがわが方の原爆開発計画を朝鮮に移動させたのであり、その結果、開発に3カ月もの遅れが生じてしまった」と述べたとしている。スネルは若林の証言から、日本の原爆開発がアメリカの原爆開発とほぼ同程度に進行していて、実際アメリカに1年余りの遅れであったと判断していた。スネルは次のように述べている。
「私はこの情報を一人の日本人将校(若林哲夫)から知らされた。彼は、日本の敗戦前は興南での原爆開発の防諜任務に就いていたと言い、当時日本の原爆開発計画に携わっていた者たちの氏名、期間、その他種々の事実と数量に関するデータを伝えてくれた。そこで私は、それらの情報を在ソウルの米国陸軍情報部に報告しておいたので、国防総省は現在でのそれらの多くを保管しているはずだ」
■■■ 私が思うこと、聞いたこと、考えること ■■■
(2023/4/28)
・ケネディ大統領暗殺事件に関しては、世界中で特に欧米で非常に多くの書籍が出版されているそうです。日本でも関心が高く陰謀論者の書籍が多く出版されています。暗殺事件は当時世界中の人びとに大きなインパクトを与えたといわれます。
ウィキペディアWikipediaでも「ケネディ大統領暗殺事件」の記事には詳細な記録があります。しかしながら、1963年11月22日の事件は、現代では「風化」してしまったようです。当時から米国では非常に多くのジャーナリストや作家が事件の真相を研究・調査したようです。現代では関係者の多くも亡くなっていますので伝説になりつつあります。「事実は小説よりも奇なり」で、「知る人ぞ知る」話なのかもしれません。
事実と数字の検証が難しいといわれます。
当時は巷間では「ソ連のスパイの犯行」説もあったようです。今のアメリカの若者はケネディ大統領のことはあまり知らないでしょう。イルミナティの陰謀論は荒唐無稽な内容が多く、暗殺事件は、もう迷宮入りでしょう。
現代でも続いている暗殺事件に関する国家機密の関連文書のディスクロージャーもあまり効果的ではないようです。当時は「米ソの核戦争の危機」があり、核シェルターも世界中で必死に作られ、キューバ危機などもあり、混沌とした時代でした。「人類の終末」が有識者にとって真剣な問題となっていました。
宇宙人情報からは、「ケネディ暗殺の真犯人は、惑星ニビルと関係のある宇宙人である」という怪説もあると指摘されています。
ケネディ大統領と異星人のコンタクト話は、いくつか報告されているようです。そしてケネディ大統領はアバブ・トップシークレットの異星人情報を公開しようとしてサイレンスグループから暗殺されたという奇説もあるようです。
「人類は進化した異類の異星人によりその存在が脅かされている」といわれます。
また「アメリカ大統領ジョン・F・ケネディを暗殺した黒幕の正体は地底王国シャンバラから追放されたふたりのエイリアン霊媒師だった」という怪説もあります。以下のように。
『失われた地底人の魔法陣「ペンタゴン」の謎』
飛鳥昭雄、三神たける 学研 2015/3/26
「アメリカ大統領ジョン・F・ケネディを暗殺した黒幕、陰の政府:シークレットガバメントの奥の院には、堕天使ルシファーの託宣を受けるふたりの女霊媒師が存在する。彼女たちは理想郷シャンバラから追放された地底人で、ナチスの「ヴリル協会」の中枢を担っていた。闇のエイリアンはアメリカ全防総省ペンタゴンの地下で、今も邪悪な波動を放ち、全人類を滅亡の淵に追いやろうとしている!!
アメリカ大統領ジョン・F・ケネディを暗殺した黒幕の正体は地底王国シャンバラから追放されたふたりのエイリアン霊媒師だった。アーノルド事件からロズウェル事件、そして地球製UFOアストラまで、現代UFO事件の裏には、常に彼女たちの存在があった」という説もあるといわれます。。
・「アメリカの特権階級でフリーメイソンまたはイルミナティの秘密結社に入っていない人物を探し出すのは至難である」という話もあるようです。
例によって陰謀論のディープステート(闇の政府)の話が出てきています。が、目に見えない異次元世界の宇宙人の仕業は、私たち一般人には、理解不能です。
「アヴェレル・ハリマンは世界を実質的に支配する闇の支配者たちの一員であった。彼ら闇の支配者たちを、私は「世界権力(ザ・オーダー)」と名づけた」と著者により指摘されています。
・ウィキペディアWikipediaで見ますと、
<陰謀論および仮説>
オズワルドによる単独の犯行であったとする政府の公式説明に納得せず、何らかの陰謀があったと主張するものも多い。2003年の世論調査では、70パーセントの人々がケネディ暗殺は単独犯ではなく複数犯による犯行であったと考えている。実行犯についてもオズワルド以外に狙撃したものがいたとする説もある。証拠物件の公開が政府によって不自然にも制限されたり、大規模な証拠隠滅が行われたと主張するものもいる。リー・ハーヴェイ・オズワルドがダラス市警察本部でジャック・ルビーに射殺され、さらにジャック・ルビーが服役中に病死したのは口封じのためであるとする意見もある。陸井三郎は目撃証言者12人が変死または怪死していると主張している。
今日までに下記のような仮説、陰謀説が提示されている。
<マフィア壊滅作戦に反発したサム・ジアンカーナを中心としたマフィア主犯説>
<ピッグス湾事件の失敗を恨む亡命キューバ人主犯説>
<軍産複合体の意を受けた政府主犯説>
<コナリー仮説>
その他
上記の説以外にも、
- 解任されたことを根に持った元CIA長官のアレン・ダレス主犯説
- FBI長官のジョン・エドガー・フーヴァー主犯説
- ケネディによる不正選挙により負けたリチャード・ニクソン主犯説
- ケネディの愛人として提供したマリリン・モンローを、自殺に見せかけて殺されたことに怒ったジアンカーナの主犯説
- 宇宙人の存在を明らかにしようとしたケネディを消そうとした「影の政府(ディープ・ステート)」主犯説
- コナリー知事を暗殺しようとしたが、間違えてケネディを殺してしまったテキサスマフィア主犯説
- モルデハイ・ヴァヌヌが主張する、イスラエルの核兵器開発の実態を知られたくないダヴィド・ベン=グリオン政権が主導して犯行を行ったという説
など、ウォーレン委員会などで調査の対象になったものから、ほとんど根拠の無い荒唐無稽なものまでがある」と記載されています。
・ちなみに、核戦争のリスクと言えば、欧米のように津波と地震の自然災害のリスクと同等に考えるべきだといわれます。
良識の国会の「ノーシェルター政策」は、「敵の一番の弱点を攻撃する核攻撃を招き寄せる」といわれます。「日本やイスラエル、スイスのような人口稠密な小さな国のことを、ワン・ボム・カントリーといい1発か2発の原子爆弾を中心部に落とされることによりほぼ勝敗が決して戦争継続能力が失われる国のことを言う」と指摘されています。
核兵器の被爆後の対策や準備が日本の防衛政策には欠けているといわれます。「脳天気(ノー天気)な核シェルターもグローバルスタンダードを適用すべきだ」といわれます。
シェルターの装備率も「イスラエル100%、ノルウェー98%、アメリカ82%、イギリス67%、シンガポール54%で、日本は0.02%」と指摘されています。
それだからこそスイスのように100%の核シェルターと国民皆兵的な郷土防衛隊で備える必要があると指摘されています。
「「普通の国」ならば、自分も核兵器を持とうと考えます。また、それを当然とするのが現代の国際社会です」というのが国際常識のようです。
銃社会の米国か食料備蓄の国民皆兵のスイスのような国でないと核戦争に生き残れないといわれます。スイスのように将来戦争に備えて全国土地下要塞化が必要だといわれます。
・米国では昔から「連邦政府存続維持計画(COG:Continuity of Government)」(アメリカ合衆国において、核戦争や有事、国家にとって壊滅的となる状況の時、政府の存続を図る計画)があるといいます。
「スパイ法」もない批判の多い、日本政府も「政府存続維持計画」を作るべきだといいます。国家経営の実務に精通したベスト&ブライテストのテクノクラートの英知を結集した「国家改造計画」が求められているそうです。国の政治は、その国の国民の民度を出ないといいます。
『日月神示』等の「日本の人口が3分の1になる」という終末予言もあるようです。「南海トラフ大地震の被害リスク」も想像を絶しますが、
核戦争のシミュレーションをすれば、日本政府、日本国の消失もありえると指摘されています。ロシアのウクライナ侵攻が、近未来のヨーロッパ動乱の遠因になるかもしれないといいます。
なお最近のエイリアンに関わる情報の本は、人類の歴史のエポックメーキングなものが多いようです。そして今年から本格的なディスクロージャーが始まるという説もあるようです。
(2016/10/4)
・『JFK暗殺は日本の謀略だった』という本も荒唐無稽なトンデモ本かもしれません。とにかくケネディ大統領とその衝撃的な暗殺の本は多いといわれます。Amazonに「ケネディ大統領」といれれば、833件、
「洋書」に「 kennedy」といれますと、21876件の書籍が分かります。アメリカでもケネディ暗殺事件の研究者が非常に多いようです。「20世紀の最大の暗殺事件」で、世界的に衝撃を与えたようです。オズワルドは二重スパイか三重スパイにされた、下部の工作員だったのかもしれません。さまざまな背景の組織のネットワークがあったのかもしれません。それとも「頭のイカれたオズワルドが単独でケネディを殺したと信じる(単独犯論者)」が正しいのかもしれません。しかしながら、アメリカ国民の多くが、陰謀があったと感じていると述べられています。
「ケネディ暗殺から53年になる今年(2016年)も、新たな出版物が多く刊行されるだろう」とのことです。
・日本も当時から「スパイ天国」といわれています。「諜報機関のない国は拉致事件にも無力だった」そうです。「平和主義者が平和を長年唱えていても拉致事件は解決しなかった」と語られています。公安調査庁の元部長によれば「日本は諜報機関のない世界的に珍しい国だ」そうです。真面目な官僚や政治家が諜報機関の設立におとなしいのは私たち一般人には、不思議です。諜報機関の重要性については、当ブログでも何度も取り上げています。「諜報機関は国家にとって最も重要な死活の国家組織だ」といわれています。情報組織や防衛政策でも、敗戦後、外国人には不思議な国防理論が唱えられ、日本人は「平和ボケ」と揶揄されています。旧共産圏の移民などによるハニー・トラップは凄まじいものとも語られています。「スパイ天国」ですから「何でもあり」なのでしょうか。ちなみに「シリウスの大天使の代表であるというヘルメスは、ギリシア神話に登場する青年神」といわれます。ノストラダムスのいう「日本はヘルメスが統治する国だ」と述べられています。どうなのでしょうか。荒唐無稽、奇妙奇天烈、支離滅裂で眉唾物で疑念がわきます。
・その昔「日本沈没」が言われました。かの有名なエドガー・ケイシーや多くの著名な予言者たちも「20世紀における日本沈没」を唱えていました。当時は米ソ対立の第三次世界大戦が懸念されていました。この方面に脳天気(ノー天気)ですと、日本も歴史から消えていくことになるでしょうか。ソ連の内情も報道されず、進歩的な知識人からは理想的な社会主義国として見なされ、左翼知識人が論陣をはっていたようです。モスクワの赤の広場を行進する戦略ロケット軍は、西側の大きな脅威だったようです。オズワルドは、「1950年代後半に厚木にあったと言われる偽亡命者養成学校の卒業生」だったようです。その経歴がさまざまな裏のネットワークに利用されたのかもしれません。が、私たち一般人には、訳の分からない奇説だそうです。日本側のネットワークと関係があったのかも私たち一般人は、分かりません。ケネディ大統領は宇宙人情報を公開しようとして、サイレンス・グループから暗殺を受けたという説もあったと語られています。
・地方議会の政務活動費の不正使用が大きな問題になっています。「それこそ税金の無駄遣いを止めて、諜報機関の設立運営の財源にあてるべきだ」そうです。社会の遅れた面、非近代性、後進性、頭の古い面が予想以上に増えてきています。時代遅れの面の改革の速度も大変遅いようです。限られた予算、限られた処遇、増えない税収、十分でない福祉予算を削る財政赤字ということで、早急な対策が求められています。もともと国家予算の分配の問題になるようで、財源をひねり出すためにも、行政、立法、司法の大胆なリストラ、近代化、効率化が必要だといわれます。財源の裏付けのない政策は実現できないと語られています。
・ちなみにインターネット情報によると、(「朝日新聞」デジタルから、2016/9/21)
<海保船艇35%が耐用期限切れ 尖閣対応で予算回らず>
海上保安庁の巡視船艇366隻のうち、約35%の129隻が耐用年数を超えていることがわかった。漁業管轄権の200カイリへの拡大で1970~80年代に大量に建造した船が、一挙に更新期を迎えたためだ。エンストや水漏れなど老朽化は深刻だが、近年は沖縄県・尖閣諸島の警備に予算を優先配分せざるを得ず、更新が後回しになっている。
海保が保有する巡視船艇(今年4月現在)は、外洋を航行できる中~大型の巡視船が128隻、沿岸をカバーする小~中型の巡視艇が238隻ある。耐用年数はいずれも20~25年。特に巡視艇の老朽化が深刻で、約40%が耐用年数を過ぎている。このままでは、5年後には巡視艇の約60%(142隻)、巡視船の25%(32隻)、船艇全体の約5割が老朽化する。
・このように必要なところにも必須の予算が分配されていないようです。政治が「劣化」しているといわれます。「それこそ税金の無駄遣いを止めて、国民の血税を費用対効果を考えて政策財源にあてるべきだ」そうです。国家経営の実務に精通したベスト&ブライテストのテクノクラートの英知を結集した「国家改造計画」が求められているといわれます。「昔から政治が一番遅れている。票の請負業のようなもの」といわれます。政治家は、世論の反発や票離れを恐れるあまり、日本の将来に必要不可欠な社会保障制度改革や年金改革に着手できずにいるともいわれます。日本に国立の「政治研究所」が必要だそうです。