青色鉄道模型運転会

一宮市青色申告会ホールで開催されている、鉄道模型運転会公式ブログです。Xアカウントは@railaoiro138a

複式簿記を再勉強(15)

2016-02-17 21:00:00 | 日記
皆様、こんばんは。
事務局です。

17日の一宮市内は、引き続き晴天ですが、寒さは変わらず続いています。

昨日まで2日間、「決済・確定申告相談会」の当番でした。

相談会は勉強になります。

本日の私(寺西)は、相談会当番以前に縫製した商品納品、午後は縫製作業になりました。

前回の続きになります。

(4-9)仕訳のルールを再勉強しましょう―――――

複式簿記で一番大切なルールが仕訳になります。

仕訳のルール(14)・・・・・・・・・・・・・・・

※相談会で、質問の多い、売掛金について。

仕訳例題を、分解、仕訳してみましょう。

1.(株)島根物産様に商品を販売し、代金10,000円は売掛けにしました(納品書No.1)。

[借方]       [貸方]
売掛金 10,000円/売上 10,000円

2.売掛けで販売した商品の代金10,000円が、(株)島根物産様から、支払手数料250円を引かれて、普通預金口座に振り込まれました。

a.売掛金が普通預金口座に振り込まれました。
   ↓
  「普通預金」
   ↑
※貸借対照表の「資産」にあります。

b.支払手数料を引かれて、売掛金が振り込まれました。
  ↓    ↓
「売掛金」「支払手数料(※)」
  ↑    ↑
※貸借対照表の「資産」、損益計算書の「経費」にあります。

※実務では、支払手数料より、「売上」の値引きとして処理されることが多いです(雑費で処理される方もいます)。

取引を仕訳にしますと、以下のようになります。


[借方]       [貸方]
普通預金 9,750円/売掛金 9,750円
支払手数料 250円/売掛金 250円

資産グループの普通預金口座額、経費グループの支払手数料が増加しますので、借方(左側)に記入します。

資産グループの売掛金が減少しますので、貸方(右側)に記入します。

振替伝票には以下の順に記載します。

金額  借方科目
―――――――――
9,750  普通預金
 250  支払手数料

   摘要
――――――――
島根(納品書No.1)

貸方科目 金額
――――――――
売掛金※ 9,750
売掛金※  250

※複合仕訳の場合は、「売掛金10,000円」と仕訳してください。


仕訳のルール(15)・・・・・・・・・・・・・・・

資本グループの元入金(資本)についてです。

個人事業者の場合、会計期間の途中で、元入金(もといれきん)に関する取引はありません。

期首(1月1日)と期末(12月31日)は、必ず同じ数字になることは、皆様、ご存知の通りです。

年度をまたぐ時だけ(12月31日から1月1日まで)、更新することができる数字です。

取引をする場合は、事業主貸・事業主借を使って記帳して、翌年の始めに、元入金の金額を増減させます。

金額の増減には、以下のような公式を使っています。

今期の元入金+青色申告特別控除前の所得+事業主借-事業主貸=翌年の元入金

元入金は、マイナスになっても問題はありませんが、マイナスということは、事業が上手くいっていない、ということを表してしまいます。

赤字であったり、利益の多くを事業主の生活費に使うと、元入金はマイナスになってしまいます。

元入金に関係します、仕訳例を以下に記載しておきます。

50万円を元手に事業を開始しました。

[借方]      [貸方]
現金 500,000/元入金 500,000
  (資産)      (資本)


振替伝票には以下の順に記載します。

金額   借方科目
―――――――――
500,000 現金

  摘要
――――――
事業開始資金

貸方科目 金額
―――――――――
元入金  500,000


参考に、勘定科目の位置は以下です。

 勘定科目  借方   貸方
―――――――――――――――
収入グループ 減少(ー) 増加(+)
―――――――――――――――
経費グループ 増加(+) 減少(ー)
―――――――――――――――
資産グループ 増加(+) 減少(ー)
―――――――――――――――
負債グループ 減少(ー) 増加(+)
―――――――――――――――
資本グループ 減少(ー) 増加(+)
―――――――――――――――

次回に続きます。

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