テレビ…に踊らされる日々

映えぬ平凡日常雑記

MANGA

2010年06月30日 | トークライブ
■『大いにMANGAを語る』を観に行きました(21時15分~22時20分 神保町花月)

出演
LLR・POISON GIRL BAND吉田・ノンスモーキン菊池・マキシマムパーパーサム長澤
アームストロング安村・ミルククラウン竹内・ジューシーズ松橋

マンガ夜話風に愛するマンガ作品について語り、時には再現し
時には思い出が集積し泣きそうになり、
時にはあだち先生名物、デッカイ万年筆を背負ったあだち先生の真似を
これでもかとするライブ。
今回はH2


恋愛恋愛野球恋愛恋愛いつ練習??なH2の名シーンを、1人芝居で演じる出演者達。
高校の時からH2ごっこをやっているらしく、H2ベテランな割には
すぐに名シーンを選べないLLR伊藤。


ポイズン吉田「知ってるH2じゃない、そんなんじゃない」
続々と見せつけられる、熱心に再現しているキザ過ぎる野田や、ハゲ過ぎている春華や
なぜかかわいこちゃん役ばかり演じるマキパ長澤に対して
自分のH2観と異なるらしく、狭量な吉田。

比呂家とひかり家の関係を、自らの生い立ちの吉田家とキタムラ家に重ね合わせ
感動が止まらない吉田。
南瓜とマヨネーズも中央線が出てきて、感情移入してしまったらしい吉田。
自分の思い出とリンクできたら、すぐに感動してしまう吉田。

あだち先生わーるどで楽しい気分になった客席を恐怖に陥れた新コーナー
オススメ先生のコーナー。
紹介された魚喃先生作品のハギオの最低さにむべなる客席。

たくさんの名場面を堪能できた。

前回 キャプ翼

超特急

2010年06月27日 | 単独ライブ
■『Q展』を観に行きました(14時~15時30分 西新宿ハーモニックホール)

出演
ユリオカ超特Q

プロレス大好き芸人でアメトーーク!出演が記憶に新しい
らっしゃい、ユリオカ超特Qの単独ライブ。
赤坂の薄毛ソングを、ダンサーを引き連れ大いに歌う華麗なるオープニング。
♪叩いて叩いて
美女ダンサーに刺激を与えられるユリQの頭皮。
光があるから輝くその頭部。


もう、流れるような1人喋りであっという間。
充分おもしろいのに、さらにゲーハーだなんて、アイテム持ちすぎ。
「明日に響くかもしれないから昼公演にしたんでしょ」と
ユリQがお客様を推察する昼の部は
前売り券完売御礼。当日券も出せないくらいで補助席まで用意。
しかし一瞥し、空席もあり、補助席には誰も座らない不思議を嘆く。

毒蝮三太夫がおじいおばあのカリスマ
綾小路きみまろが中高年のカリスマ
次はユリQか??


懐かしいバンクーバーゴシップに芸能ゴシップ、容疑者の話と被告の話…
本人が大好きなプロレスネタで、やっぱり流れるマッチョドラゴン。

客席の反応が、あんまりだったら「夜はやりません」と抗弁できる。
何を言っても笑える。

もうすっかり覚えてしまった5度の逮捕の理由。
なぜだか清水を糾弾し続ける。

こんなに楽しい毒舌時事漫談は
大きなメディアでは難しいのだろうと納得。

needs

2010年06月24日 | お笑い
■『needs』を観に行きました(笹塚ファクトリー 19時~21時35分)

出演
LLR
ジャングルポケット・南国姉妹・ササラモサラ・田畑藤本・0.03秒
パルパティーン・Vステーション・モッキンバード・ざしきわらし
御茶ノ水男子・笑鷺・キューティーブロンズ・ともくんとしんぺい・オクヨコ
メメ・スパイク・ササキりな・北林ティナ・KBBY・まえうしろ・アロハ・姫ちゃん
盗涙王・野良三郎・バンビローシ・橋本まさを…他たくさん


若手芸人のコーナーライブneedsは、お決まりの
「勝ったチームはギャラ2倍、負けたチームはギャラなしです」「エ~」のもと
体を使ったギャグ、リアクション、ジェスチャー、モノマネ、団体芸…
若手芸人基礎体力養成ライブ。


今のneedsは東京NSC12期生が最も先輩。
今夜も太田はケツカッチンジャンポケチームVSフットカットで爪痕、南国姉妹チーム

赤Tシャツと黄Tシャツに分かれ、何十人もの若手芸人達が
ゲームをする、ガヤを飛ばす。

見所は、イスに座らされ
ぐるぐるぐるぐる回転させられ、三半規管をすっかりやられ
客席に尻を見せながら倒れ込むメメ堀。
ではなく
堀に地獄を見せた原因、スパイク小川の下手かわジェスチャー。
かわいいからもっと見たい、もっと前に出てほしい
若手芸人随一のかわいらしさのスパイク小川がかわいらしさを撒き散らし
下手なジェスチャーで舞台上に留まれば留まる程に
すぐ隣のメメ堀は、終わらないぐるぐるぐるぐる。


一方、存在感抜群のスパイク松浦がライブ中盤から姿を消す。
松浦がいなくなり、入れ替わるようにしてやって来たのは時の人、カエラちゃん。
すぐに歌い出すカエラちゃん。やたら声の通るテンションの高いカエラちゃん。

疑惑のカエラちゃん以外にも
続々と南国姉妹チームには豪華芸能人がジェスチャーコーナーにゲスト出演。

口調しか似ていないカウス師匠、もっちりYOU、暇を持て余した神々の片方
長友選手、渋谷が好きな澤選手、RGのセルジオ越後に似ているセルジオ越後
ジェームス503エドウィンディーン、赤メガネでハーフパンツの岡ちゃん
ジェスチャークイズ出演オーディションには落ちてしまった
場末のスナック声真矢みきも見守る、豪華芸能人ゲストラインナップの中
まさかの相原くんのモノマネが混じる。

今日の個人的1番の収穫は相原慎吾という芸人の存在を知ったこと。
きゃつはマラソンマン、メメ、スパイク以上のお手伝い芸人。
時にはtwlの鍵を開け、M1予選から花金寄席まで、足を運ぶライブでほぼ見かける姿。

余裕のありすぎるお客様への応対。
とにかく山田臭漂うライブには必ずいて
同じ時間にneedsが行われていたハブ嘆後夜祭では
ライブを取り仕切り、後夜祭に出演までしていた。
これまでのそんな姿を見て、芸人だなんて思いもしなかった。
慧眼の士でも見抜けないだろう。完全に作家だと思っていた。
お手伝い芸人の概念を一蹴し、いつでもどこでもいる健脚な手伝いぶり。
若手芸人がハブ嘆に出ている場合ではない
若手ならneedsに出なくてはならないだろうに。


ジュノンボーイの人のジュノンボーイボケもおもしろかった。

密かに願っている
青空VSメメ
ツジカオルコVS北林ティナだが
今宵の妄想ぶりを見ていると
ツジカオルコVS北林ティナVS KBBY山崎の三つ巴も見てみたい。

昨年10月のneeds 11期生もいました

ザ1時間

2010年06月21日 | 単独ライブ
■『ブラックマヨネーズのザ・1時間ライブ』を観に行きました
(20時~21時30分 プリンスシアター)

出演
ブラックマヨネーズ・トレンディエンジェル

リアルハンプティダンプティ体型でヒーハー小杉。
自分をさらけ出せばさらけ出す程に、世間からはどうかしてるぜ扱いを受ける吉田。
ブラマヨ初のギャグは(ヘイヘイオーライは、非公式だと言う)
2人揃って、全く使いこなせていないブラマヨのライブ。

吉田が気になってしょうがないのは
このライブのお客様の年齢層が高い事。


理想の父親の条件ベスト3を決めようトークでは
小杉少年、吉田少年の幼い日の思い出が語られる。

女癖悪く、金遣いの荒かった小杉父の記憶。
そんな父親を見て小杉少年は
奥さんと子供だけを愛する父親になると誓っていたそう。
それが気付いてみれば、二股三股今週の石切情報キャラ。
小杉「血を呪った」
吉田「それはお前の自意識の問題やろ」

吉田少年は学校を早退して帰宅したある日
真っ最中だった吉田父が、予想外の息子の帰宅に慌ててちんこぎんぎんのまま
お帰りと迎え入れた事があったそう。
しかし吉田少年は、シーツで裸を隠し女を出す母にショックを受けたりはせず
逆に、父が母を抱いている事が嬉しかったと話す。

こんな微笑ましいエピソードから、理想の父親の条件が決まる。


舞台中央では、2つの物体がテラテラと光り輝きを放っていた。
よく見ると光源の正体はトレンディエンジェル。
前回は、コーナーがカットとなり出演がかなわなかったトレエンが
今宵はいつも以上に燦々と輝いていた。
ゲーハーネタに関しては若手随一、従容とした雰囲気で
今夜も揃って存分にはげ仕上げて来ている。


トレエンを招いての吉田の一人ごっつ風大喜利コーナー。
白紙のフリップをめくり続けるトレエン斉藤。
解答する度にノッてくるトレエンたかし。
2人は笑いに包まれる一方

緊急事態、ただ1人、
何を書いても下ネタに走ってもえらキレかましてみても
単独イベントなのに、上等なスベりスパイラルに陥っている吉田。
コーナーが終わってエンディングになっても、端から姿を見せない。
釣り上げるのが難しい幻の魚と同じ動きの吉田。

4月はかきたれにぞんざいな態度をとる出前コントがあった

ロ裏

2010年06月20日 | トークライブ
■『ロシモンの裏』を観に行きました(15時~16時 神保町花月)

出演
ロシアンモンキー・夏目ナナ

単独ライブの前売チケットは見事即完
雰囲気ベテラン大御所漫才師ロシモンの漫才とトーク。
ゲスト、夏目ナナ。

雰囲気ベテラン漫才師らしく、背中が謎の痛みに襲われている
深酒のせいで瞼が重く腫れている、という前口上から始まった
人生ゲーム漫才はおもしろく
巧みなレトリック技法とか、予想外の展開はなくとも
ただ説得力のあるボケとツッコミと、重厚な雰囲気にどうしても笑ってしまう。


日本戦の日は劇場出禁のロシモン中須。
うっといボケを乱発し過ぎるため、純粋に応援をしたい芸人達から
中須排斥論が持ち上がったため。
昨日も渋谷で断られ、公演中に他芸人の目を盗んで神保町に潜り込んだそう。
公演終了後、テレビの前にいる中須を発見した芸人一同の落胆ぷりったらなかったらしい。


シールは、今や呪いのアイテムとして負の効果を抜群に発揮しているロシモンは
とにかく人気が欲しいそう。嘆きつつも
ロシモン川口「無理やって俺ら2人とも性格悪いもん」
ファンでさえ、ファンである事が周囲にバレないよう結構な距離からの薄い会釈らしい。
まさしく、本日も数える程のお客様。
神保町花月の客席が実は色とりどりになっていると
舞台上の出演者からも見る事ができるのは、ロシモンのライブだけと言い切る。


中須に対して「すごくかわいい」と、首肯しがたい意見を述べる夏目ナナ。
中須も中須で「最近、かわいいばっか言われる」と
川口も「中須は本当にすごく優しい」
と、身内にたいそう誉められる中須。

中須的女子ハードルは今、全身の一カ所でよいからカワイイ所があれば
すぐ好きになる、とたいへん大甘になっているそう。
街を歩けばたいがいの女子を好きになって大変だと言う。

だからすぐにイキたいが、そこは世帯主。
自称、すべてが愛に包まれている中須は
今では女子にイケないから、食事を奢る気もなく
なんなら、どうにかして女子に多く払ってもらおうとしていると
相変わらず、裏表ない100パーセントの自分をさらけ出す中須。


最終的には今尚、激動の生き方をしている
グランジ大の無頼話が延々と続く。
愛されながらも、マジで命を心配される大。
いつも100円位しか持っていないが、不思議と現場にはちゃんと来る事ができている。
給料日に全額おろすから、銀行のカードを持っている意味がない。
日本で1番信用がないから、クレジットカードなんて持てやしない。
大トークは尽きない。

しんちゃん

2010年06月19日 | 単独ライブ
■『畑中しんじろう伝説のライブ』(20時~21時20分 シアターD)

出演
畑中しんじろう

吉本若手芸人イチ、ウインクとダンスと再現ドラマと
かっこいいけど頭が悪い、という言葉が似合う畑中しんじろうのライブ。

畑中しんじろうは言ったそう。「しんちゃん電波少年やりたい」
畑中しんじろうの新たなチャクラを開眼すべく伝説のロケ映像を見ながら
畑中しんじろうと高橋ゴリラときやがうだうだ喋るsakusaku風。

歌とダンスとお遊戯かと思っていたら
歌とダンスと、来てしまった事を後悔する重い重い空気。

なぜなら、伝説の悪態を作るべくノブコブ吉村への生電話コーナーで
トーク力も構成力も常識も何も持たない、ただただかっこいいだけの、畑中の独断暴走で
辻褄の合わない一方的な毒を吉村に吐き、吉村の怒りを大いに買ってしまったから。

あまりのマジ怒りに、どう転んだってもうお笑いライブの空気にはならない
よく考えたら、もともとたいして笑わせてはいなかったが
とにかくこの刺々しい空気をなんとかして欲しい、と思うばかり。

吉村が好きなのに、と涙目で吉村を着拒にしようとする畑中を留め
早く謝った方がいいと勧める客席に煽られ
もう一度電話で吉村と会話をする畑中しんじろう
そこでテッテレー、吉村鬼キレどっきりでしたと安心のネタばらし。
すっかり騙された。どっきりで良かった。


けれど、このライブのMVPは囲碁将棋根建。
根建は秋川渓谷での伝説の跳躍VTRのみの出演。
川沿い×一張羅の根建、となれば、期待通り、川にドボン。

畑中しんじろうの跳躍がいかにすごいか、川を飛び越えて伝えるロケ。
あくまで根建は、畑中しんじろうの跳躍を引き立たせるためのドボン要因だったのに
全然関係のない場面で、なぜかどっぷりすっ転び川にイン。
そんな想定外の好プレーは
えんにち望月のケータイの動画で記録された荒い映像しか残っていない。
というのも、高評価。

翌日に行われたのロケでは、ちらりと映り込んだ時点で
なぜかもう、早々とスーツのまま川に浸かっている根建。
最終的に、流れてきた畑中しんじろうを釣り上げようと
トランクス一丁で長い枝を持って川に入っている根建の大活躍。


ガリトンサスケと、元蛸あげで現サンショウウオ小松谷(という事は今、知った)も
確かに出ていたが
ふわふわとした活躍。

美サー

2010年06月17日 | お笑い
■『渋谷無限大美術サークル』を観に行きました(21時45分~22時50分 無限大ホール)

出演
カナリアボン・グランジ大、五明・チーモンチョーチュウ・ものいい横山
ふくろとじけんちゃん・初恋タロー高森・クレオパトラ長谷川・もう中学生
少年少女坂口・チョコレートプラネット長田・御茶ノ水男子佐藤・メメ堀・桃組大谷
インポッシブル井元


カナリアボンが発起人であり、部長であり、まさかのメイン。
ポスカあるあるも炸裂する美術部ライブ。
病み上がりグランジ大の、エセ画商ぶりが冴える。
いちいち、もっともらしい口調と声で適当な事を言いやがる。
グランジ五明もデカMJ化していて、遠山校長なきグランジは今激アツ。

美術部出身、芸大美大出身、元マンガ家志望、元エロマンガ家志望
元アニメーター、元水疱瘡…
アートな部員達をまとめあげるのは
アソパソマソの紙芝居も、「安達君に怒られる…」という恐怖をガソリンに
チーモン菊地に無理矢理手伝わせやっと描き上げたというボン部長。

資金難で揃いのベレー帽は準備できず
山下画伯風タンクトップも予算オーバーで叶わず
やっと揃えられた麦わらの美術部員達。

額に入れられた作品が会場後方に飾られている。
白手袋の警備員が1人で完璧なガード。

作品テーマは“四季”か“怒り”か“愛”
ボン部長の独断と偏見と興奮により順位付けされた1位から16位までの作品。
15位から上位の順に御披露目し、見事1位と公開処刑最下位は舞台上で発表。

誰もが納得の手堅い15位けんちゃんのゲーハーレーから順番に公開される。

ボン部長は下位に甘んじている作品にはひたすら「もっと描けるんです」と
辛い評価の理由を語る。
もう順位の決め手は、「もっと描ける」しか言わない。

さらに、会場後方でライブを進めるボンと初恋タロー高森の声が
どんどん小さくなるというスタミナ切れハプニング。
ボン部長のオープニングが長く、下位作品も丁寧に拾うという名仕切りのおかげで
上位作品の紹介がザッと流すだけになるというもったいないハプニング。
どんな話題にも食らいついて離さないスッポン大を部長待望論が起きるハプニング。

ボン部長から印象点を取るには
提出期限厳守、男の裸とかボーイズラブはNG、逆にテーマなんて無視
(基本的にけんちゃんより下位になる事はない)

さすが、部員の皆さんの作品
菊地とけんちゃん以外は素晴らしい。

かわいいかわいい作品から、近くでじっくり見たい作品まで。

残るは1位と最下位の作品のみ。
大か桃組大谷。
小さい頃はずっと貧乏でライフラインが止まっていました大谷。
つい先日、ライフラインが止められている中、水疱瘡になっていました大の
すかんぴん対決。

1日で仕上げたという大、芸術的な経歴は全くなく
「岸田劉生の個展も見に行きますし」との自己申告のみ。
絶対にてっきり確実に最下位は大だと思っていたら
部長の評価
1位大、最下位大谷

政治的メッセージ色の濃い大の作品。
とにかく1位はスゴい。あそこまでテキトー口八丁かと思わせておきながら、漢。


大谷の敗因は、白を白で塗らなかった事と
何より、部長への明るい挨拶がなかったから。

Rハ熊

2010年06月13日 | 天才のハブさん
■『RG VS ハブ~ジャッジ熊谷~』(シアターD 20時~23時40分)を観に行きました

出演
Bコースハブ・レイザーラモンRG・ガリットチュウ熊谷

夏のライブスタンド、年末のMー1より
初夏のシアターD決戦と、冬の嬬恋決戦上映会がない世なんてペシミスティックな世。

ハブRG熊谷ともに、ウィキにはこの聖戦について1文字も記されていないし
拓郎、夏合宿、いい夫婦、とPRに積極的な嬬恋自治体にも
完全に無視されている嬬恋決戦だが
待ち焦がれていたRG VS ハブ~ジャッジ熊谷~

プレステージが絶対的美少女主義を売りにしているように
RG VS ハブの売りも絶対的おもしろ主義。
金太郎飴のように、どこを切り取っても安定して脳がいかれているハブの強みは
躊躇のなさと柔らかさ。
本日も堂々、大開脚でジリジリと登場。

対するRGは、ダイヤモンドのように硬い心臓とハブからの行き過ぎた愛を拒絶する力
変幻自在のキャラも操り、好調と不調の差の巨大なこと。

愛し合っている事を隠そうとしない
美しくもなく感動的でもなく、すぐに試合スタイルがお互いに影響されてしまう
カリスマと天才の死闘を見守る、少数のお客様。と芸人達。

なぜか3人揃って終始カタコトの中、ジャッジ熊谷の名ジャッジがキマる。
今夜は、いちいちつまらないギャグを放り込んでくるRGを制し
脱ごうとするハブを止め
今の対決が本当に面白かったかどうか不安がるRGの心を支えるジャッジ熊谷。
できていないのは、滑舌と強弱だけ。


壮絶100番勝負。
リアル毬栗ドッチボール対決、リアルドリフト対決、カトケン対決、必殺技対決
性器ディスリ対決、性器リスペクト対決、理想のチンコ対決
罵倒して大後悔対決、一瞬で波に飲まれる対決、捨てセリフ対決、業界人対決
底無し沼対決、天狗対決、猫対決、料理人対決、暴れ牛対決
真矢みき対決、徳永英明みたいにカバー対決
借り物競争対決、フレンドパーク対決、UFO対決…

デーモン小暮になりきって悪魔名前を授ける対決
殿になってたけし軍団員を名付ける対決では
お馴染み、客席に天才とカリスマがおりてきて1人1人のお客様に命名する。


とても印象に残っていて笑いが止まらなかったのは
プリマドンナ対決に、ドンドンドンカラカッカ対決。
何度も対決しているから
2人同時プレイの対決は、最終的に2人が仲良くふざけてしまうという結末は見えていて
プリマドンナ対決もドンドンドンカラカッカ対決も
2人が仲良く踊るだけだったが、わかっているのにおもしろくておもしろくて。

同じように、2人同時プレイの右膝汚し対決では天才ハブらしさ全開。
誰にも見えていないのに便器につけてきたらしい、雑菌だらけのハブ右膝。

シアターDを膣に見立てて熊谷卵子めがけて精子になって泳ぐ対決も絶品。
2人同時プレイで、やっぱり2人で仲良くどぴゅっと言いながら泳いでくるだけだから
ドローのジャッジ。

暗転の中でシアターDを膣に見立てて熊谷卵子めがけて泳ぐ対決も全く同じ。
声を合わせて元気にどぴゅっと言って、仲良く泳ぎ出す。
ジャッジ熊谷「あー、同時同時」

ポッキーチキンレース対決も、笑いが止まらず。
それぞれポッキーの端をくわえた2人。
ポッキーを食べられた方が勝ち。だが、そんなそもそものルールより
2人がキスにいたるまでのスピードの速さ。

あまりに速すぎたため、もう1回改めてポッキーチキンレース対決をしてみるが
やっぱり速すぎるキスまで。
RG「何ビビってんだ、プリッツでもやってやるよ」
ハブ「次は小枝でやってやるよ」

ハイパーウルトラバイオレンスアイーン対決では、ハブはあくまで遠因まさかまさかの聖地崩壊。
ウォーリーのボディに寸分の狂いなく打ち続けた一歩よろしく
有象無象の芸人達が珠代姉さんのように身体をぶつけ続けた結果、壁がダウン。
キレイにへこんだ、誤魔化しようがない程へこんだ聖地の壁。
すぐさま後攻RGが己の身体を打ちつけ
RG「ハブだけのせいじゃないよ、RGもだよ」と
ただただ美しいばかりの優しさと絆を見せる。崩れ落ちる壁面。


さらに今宵のキーワードは倫理観。
後輩のギャグ、枯れ葉剤の恐怖、RG奥様についてハブが言うや
すぐに倫理観のもとに注意するRG
ハブ「倫理観も何もないよ、RGずっとチン毛出てるよ」
旗色を悪くするRGであったが
RG「チン毛じゃない、股毛」と言いつつ
そそくさとチン毛を褌に収納しようと試みている様子。

今更だが
天才は裸パンツ重ね履き。カリスマは赤褌一丁。
登場した瞬間こそ、「褌からチン毛出てる」と思ったものだが
あまりにもナチュラルにはみ毛しているのと
性器ポロリ危機連発により、ずっと出ているチン毛の事は気にならなくなっていた。


休憩を挟み、硬い椅子にモジモジしエコノミー症候群への淡い恐怖を抱く中
カリスマと天才の極限の対決は終了。
上海での2人仲良くタクシー移動で見失ったためドローに引き続き
2010年聖地シアターD決戦もドローに。

in上海は拾い食い禁止、裸禁止
シアターD決戦2009

ギリング

2010年06月10日 | 大喜利イベント
■『VS大喜利イベント~オオギリング!~』を観に行きました
(22時~23時5分 ルミネtheよしもと)

出演
東京ダイナマイト・ニブンノゴ!宮地・ダイノジ大地・バッドボーイズ佐田
カナリア・椿鬼奴・ピース又吉・5GAP秋本・スリムクラブ真栄田・ゆったり感中村
しあつ野郎


東ダイが主催する大喜利イベントは
こんな時間にまさかのブッキング、巨人師匠がコメンテーターとして
解答が書き上がるまで、BGM的にハチミツとの絡みを見せる。

大師匠をぞんざいに扱うハチミツ。「この絡み、誰も楽しみにしていないんで」

予選Aグループは
ピース又吉、椿鬼奴、カナリア安達、ゆったり感中村、スリムクラブ真栄田と
パーマがキツい順に並んで、いざ大喜利対決。

今夜もメッセージ性の強い解答の真栄田。

猛者揃いのAグループで、1人だけ“中学生大喜利”と評される中村。
自信がない時は声が小さく。ウケてきたら、あからさまに声が大きくなる。

告白する中村「本当はBグループなんじゃないかって」

実は今夜、圧倒的大喜利下手さでは敵なしのカナリアボンが
こいつにゃあ勝てると召集した精鋭達、佐田大地秋本と
自ら、大喜利苦手っすと寄って来たニブゴリーダーによる
予選Bグループが控えている。
小学生大喜利、園児大喜利ならぬ、受精卵大喜利。

地獄のBグループには特別ルールを適用。
ウケなかったらポイント獲得。
ウケなければウケない程、お客様を引かせ静寂をもたらした分だけポイントに。
もう、ポイント獲得者が首にかけられるレイもなくなってしまうくらい
ポイントのインフレで色鮮やかな舞台。
レイが何重にもかけられ、顔が見えない。

そうこうしている間に、また、キレイに間違いなくスベっている。
一同の期待を大きく下回る大喜利解答連発で、色鮮やかな舞台上。
大師匠が、レイが追いつかない分の集計係となる。
解答後のあとづけも何の役にも立たない。
そもそもボン以外は、大喜利ライブだってのにキャラを仕込んできている。
タンブリングリーダーときたら、もう噛んでしまって、タイミングがはかれなくて
解答が言えない始末。

松田「一応、笑わせようとしてください」
ハチミツ「あーつまらない」

ポイント獲得に喜んでしまっているBグループの皆さんを促す東ダイ。


決勝は、Aグループ勝ち上がりの安達
VS
Bグループ勝ち上がり(=最もおもしろくない)佐田

それでも、せっせと爆笑解答で笑わせてくれる安達にとっては
ただただ苦行な決勝戦。

対戦相手は佐田なのだが、Bチームは全員が解答席にいるし、相談しているし
Bチームは1回笑いが穫れたら3ポイントも獲得できるし
挙げ句、お客様は誰も笑っていないのに
Bチーム全員で小賢しく頼み込むものだから、3ポイントをもらってしまう。

しかし、首にかけられるレイでどんどん顔が埋もれていくのは安達だけ。
順当に、安達の優勝。

3月のOGIRING師匠が登場

大作戦

2010年06月04日 | 漫才のライブ
■『漫才大作戦』を観に行きました(シアターD 21時30分~23時)

出演
ブロードキャスト・POISON GIRL BAND・若月・囲碁将棋・LLR
ラフ・コントロール
Bコースタケト

4分漫才のライブ。
毎度、極秘の作戦会議の如く客足の伸びなさに定評のある漫才大作戦。
本日も、天狗が忌引きで悪天候に日本代表の試合が重なり
どれだけスカスカなのかと思ってみれば
なぜだか満員キューキューの会場。読めないライブ。

4月7日は洋七の日。6月4日は、ベテラン大御所漫才師ロシモンの日。
この後に行われるワッショイ祭りも、ロシモンスペシャル。
という事で、早くも楽屋入りしているロシモン中須が
顔をテカテカさせ、エンディングに登場。
LLR福田に言わせれば「せっかく休みだと思っていたのに
オールナイトでこんなライブ(ロシモンの日ワッショイ祭)が入って、いい迷惑」

福田は、先日心奪われたという三拍子の告知の入りを早速取り入れる。

囲碁将棋は、ひよしなかよしとの合同ライブの告知をするが
なぜだが、兄弟くくりの合同ライブにはマキパも出演するそう。
さぞかしつよしはツッコむのだろう。

つよしと並ぶ、ツッコミマシーンブロキャス房野
今夜はスーパービックリマンで例えてツッコむが、不発に終わる。湿気ている。

今宵も、お馴染みハチ公前でのライブが控えているラフコン重岡の告知。
ちなみに、当日券の料金は一瞬でも見てしまったら発生するそう。注意。

そんな重岡、やっぱり顔面がデカい。
東京に出てきて、かれこれ10年以上。
昔は、それはそれは小さい小さい顔面で
もう、重岡曰わく、拳くらいの小ささだったのに今では倍に膨らんだ。
それも全て、汚れたTOKYOの空気が原因らしい。
東京に生きる人々のために、今日も重岡はせっせと汚い空気を吸っては
顔面を巨大化させている。

根建がいれば他に何もいらないポイズン阿部の顎髭は
とてもいやらしい生え方をしている。
マジメなポイズン吉田は、後輩の下ネタ発言にすぐ睨みをきかすが
それ以上に、下ネタNGな若月徹。

身内がいると思うと、下ネタも発言も一切できなくなってしまうそう。
徹「亮ちゃんとは、ずっとそういうのはナシでやってきたから
子作りの話とか、絶対しないし」

だが、どうしても追い込まれ逃げられない徹のぎこちない下ネタギャグで終演。

それにしても、若月亮とラフコン森木が同時に出演するライブは
観終わった後、脳に疲労を感じるものだ。

4月の漫才大作戦 閑散とした桟敷席

2010年06月01日 | お笑い
■『オリジナル昆虫異種格闘技』を観に行きました(無限大ホール 21時45分~22時45分)

出演
Bコースハブ・RG・ポテト少年団菊地・アホマイルド・コンマニセンチ堀内
ボルサリーノ・チーモンチョーチュウ白井・ライス・インポッシブル・佐久間一行


舞台中央の、魅惑の甘い汁を先に飲んだ虫の勝ち。
相手を殺したら負け、喰ったら負け。グロテスク禁止。
制限時間は3分。

進行はアホマイルド坂本、解説は昆虫博士ポテ少菊地。
舞台上は彼らと昆虫のライブ。
昆虫博士菊地によると、楽屋には今まで見たことのないような小道具や
大量のダンボールが用意されていたという。
現代の地球の昆虫概念は一旦、捨てて
登場する昆虫達への高まる期待。


甘い汁につられて、のしのしやって来る昆虫達。
そのクオリティは、仮装大賞の地方予選どころじゃない
クラスのお楽しみ会でも
悪ふざけになってしまって、やってる本人達だけが楽しんでしまうレベル
だったとか、違ったとか。


頭部は蒲田に生息、腹部は恵比寿に生息する新弟子の、バツニ虫。

ワイルドな見た目に不釣り合いな胸板の薄さが弱点、交尾の時はBGMを欠かさないガン虫。

人間の世界で言う浮き輪を、カラフルな浮き輪達を体中に巻きつけた見た目のせいで
視界最悪。傾斜で転倒。
手助けがなくては動けない。
中身はスキンヘッドにサングラスな、ロシアに生息するミミズ虫。

そんなミミズを助けてあげる、人間の子供サイズのバナナモドキ虫。
圧倒的有利のまま、勝利をおさめるかと思いきや
甘い汁を吸えない口の構造だったため
この競技には不向きな進化を経ていたバナナモドキ虫。

1時間しか生きられない故に、凶暴な奇虫パン葉虫は、鳴き声が高音超音波。

対戦するのは、四国と練馬に生息する子持ちの水色ナナフシ。
RGアバターと同じ顔のように見えるナナフシ。

設定が面倒くさいナナフシをおさえこみ、よく濡らして滑りをよくして挿れるパン葉虫。
そして産卵する水色ナナフシ。
目の前で生まれる新しい命。色とりどりの卵。生命の神秘。

しかし人間は残酷。
パン葉虫VS水色ナナフシ戦が終了すると
舞台上に産み散らかされた卵は、さっさか片付けられる。
せめて丁寧に扱って、という水色ナナフシの親セリフ届かず。
体育の時間に、塩素の入ったプールに産卵するトンボを目にした時のような気持ち。


日本唯一のデッカい昆虫格闘家インポッシブルによる、2メートルのカブトムシ戦の
エキシビジョンマッチもあった。
今日も仲間の死を乗り越え、なんとか2メートルのカブトムシに勝利をしたのも束の間。

次はなんと、メスういろうみんなのボル姉が2メートルのカブトムシとの死闘を見せる。
ド本命インポッシブルでさえ、蛭ちゃんの死をもって涙の勝利。
それが、ボルサリーノとなれば
圧倒的年齢を感じさせる激し過ぎる動悸と息切れと
数日後にやって来ると思われる筋肉痛への恐怖に打ち勝ち
迫力の勝利。


最後の対決は
湿地に生息、終電を気にするザリガタ虫と
白ストッキングとピンポン球、乳首とヘソはかたくなに死守
海の近くの中華屋に生息するコソギ虫の戦い。
ザリガタは、胸から垂れているヒモを引っ張ると、優しい心が取れてしまう。
優しい心を失うと制御不能となるザリガタは、すさまじい暴力を見せる。

もう動かないコソギ虫。