テレビ…に踊らされる日々

映えぬ平凡日常雑記

スパイダーマン

2012年10月16日 | おでかけ
■『SPIDER-MAN TURN OFF THE DARK』を観に行きました(19時30分~22時10分 FOXWOODS THEATRE)

ネオンの輝くマンハッタン
劇場近くのタイムズスクエアには、超巨大トイザらスがある。
超巨大トイザらス周辺では、常に子ども達垂涎必至の人気キャラクター達が出迎えてくれている。

この世には絶望しかないさまを体現しているかのように肩を落としたエルモ
尻尾のとれたクッキーモンスター
コンドマニアのキャラクターのような謎のピンク色のキャラクター
身体中がほつれボロボロのミッキーとミニー
彼らは、愛想を全くふるまわない。やっつけで手を振るくらいの仕草しか見せてくれはい。
極めつけは、そんな無気力キャラクター達が脱いでしまっている事だ。しょっちゅう素顔をさらして疲弊しきった顔を晒しているのだ。
だから、全然写真を撮られていない。
まず、ミッキーやミニーが同時に2匹以上存在しているのが考えられないし
何より中の人が顔を出してしまうなんて、ショックが強すぎる。そんなに堂々と脱いでいるなんて、逆に中の人がスター??違う。誰??
しかも通る度、毎度毎度中の人達が疲れ切った顔を見せている。
新宿駅の吉本芸人の着ぐるみ達が、なんと愛想をふりまいていたことか。

ああ、またミッキーの中身…と思いつつトイザらスを通り過ぎ
豪華な劇場でスパイダーマンを鑑賞した。
劇場と言ったらハブとRGが穴をあけたシアターD
歌と言ったらスパイク松浦の熱唱
アクションと言ったらネルソンズ
しか見た事がなかったので
劇場内を飛び回るスパイダーマンの舞台装置、パワーみなぎる歌声、華麗なダンス、絡みつくクモの糸
全ての迫力に圧倒され、涙を流した。

なんとその劇中で、スーパーヒーローのスパイダーマンまでもが
自らマスクを外し、ヒロインに猛アピールしていた。
たしかパワーレンジャーシリーズも、日本とは違い素顔で戦う場面があると聞いている。
ライダーしかりスーパー戦隊シリーズしかり、日本のヒーローは素顔を隠すのが美徳。
パーマンもキン肉マンもそげキングも、顔を見られたら終わり。
セーラームーンもプリキュアも、野面だけどバレていない体。
メタルヒーローシリーズは一件落着の後マスクを外すが、ある種公務員のようなもの。

しかしアメリカは、積極的に中の人が顔を出す文化なのだろう。
むしろ、スパイダーマンが正体を明かせば濃厚なキスだ。
子ども達の夢や人目を気にせず、トイザらス前で人気キャラの中の人が出ていても、何て事もないのだ。
確かに、通り過ぎる人々は誰もミッキー達のスッピン公開を気にも留めていないようだった。


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