鎌倉市議会議員 納所てるつぐブログ

日々の議員活動でのできごとや思ったことをつづっています。

自転車暴走族

2007年02月20日 | Weblog
夕方、車で出かけたところ、行く手に小学生と思われる自転車集団が疾走していました。

走りながら横に広がったり、先頭が入れ替わったりしながらの乱暴な走行に、危ないことこの上ない。

まるで自転車暴走族みたいだと思ったら、自転車のサドルが暴走族のバイクのように背もたれのシートになっています。
おまけにその背もたれシートの裏には「夜露死苦」のステッカーが!

彼らは暴走族を意識していたのでした。

そのうちの1人は、夕闇迫る時間だというのに黒いサングラスをかけており、思わず噴出してしまいました。

が、歩道の歩行者や自転車の婦人を蹴散らして走るその姿に、腹が立ちました。

親は、一体何のつもりでこんな暴走族仕様の自転車を与えているんだ。
親の顔が見てみたい!

と、憤ったところで、「そうか、この子たちは親の影響を受けているのかもしれない。」と思ってしまいました。

そういえば先日、暴走族のメンバーの平均年齢があがってきているという新聞記事がありました。

暴走族の最盛期は、暴走族とは「十代の若者が、学校や社会への反発を示す行動」でした。
しかしその後、日本の若者の意識も変化しました。

地縁などで結ばれる先輩-後輩関係が希薄となった。
それでなくとも同年代の友人の人間関係が希薄となった。
集団で行動することを避けようとする意識が高まった。

といった風潮により、暴走族は若者にとって魅力あるものではなくなってきたといいます。

ですから暴走族は「成人したら引退する」のが慣わしだったのに、後継者不足のために引退することができず、ずるずると暴走族を続ける成人が増えてきているそうです。
現在の暴走族のうち6割が20歳を越えた成人であるとする統計もあるそうです。

20歳を過ぎ、暴走族を引退した後も暴走行為の快感を忘れられない精神的に未熟な者や少年期に暴走族に憧れながら加入していなかった者らが集まり、自分の現役時代にはやったバイクを暴走族風に違法改造し、騒音をまき散らしたり乱暴な運転をしたりするなどの問題行動を行っているというのですからあきれてしまいます。

中には30代以上の者もおり、そういえば仙台で48歳のおっさんが暴走行為で検挙されたという情けない事件もありました。

もしかして、今、自転車で暴走族まがいの走行をしているこの子どもたちの親は、若いときの暴走行為を忘れられない世代なのかもしれないと思ったりしました。

いや、それは私の勝手な思い込みですが、それにしても彼らの周りにいる大人たちが暴走は反社会的な行為であると、毅然として子どもたちに教え、諭すことが必要ではないでしょうか。

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