鎌倉市議会議員 納所てるつぐブログ

日々の議員活動でのできごとや思ったことをつづっています。

鎌倉市議会議員定数が削減されました。

2012年12月27日 | Weblog
 鎌倉市議会は27日、臨時会を開き、議員提案による議会の定数を28人から2名減の26人とする条例改正案を審議し、賛成多数で可決しました。
この改正は明年4月の市議会議員選挙から施行されます。

 議会の定数は、人口にもとづいて法定の定数が基準となっていましたが、自治法の改正により、定数は議会で定めるようになっていました。

 市議会では議会改革を進めるため議会運営委員会で定数について検討をしてきましたが、反対する会派があったため、なかなかまとまりませんでした。

 その一方で、定数減を求める陳情や定数維持を求める陳情も出されていましたが、いずれも不採択とされている中、今月20日には議員提案で4名減の改正案が出されるなど、議員定数削減の動きがありました。

 今回は同じ会期の中で定数を議論するのを避け、閉会後、議員の要求により臨時会の開催を求め、改めて改正案が審議されたものです。

 定数の基準にとくに定まったものはないものの、行政をチェックする議会のあり方として市民の負託に応えるためには、調査研究力の向上や議会からの政策提案を活発にさせる必要があることから、議員定数の削減による効果を議会事務局の法制担当を充実させることに充てるべきとの理由での提案でした。

 単純に人口割で議員定数を決めることは、自治体によってはそぐわない面があるため、賛成しかねるところでしたが、今回は議会の調査研究・政策提案能力の充実という目標を達成するために定数を削減するという提案が、行財政改革を進めるうえでも有効であると判断し、賛成しました。

 反対する会派からは提案者に対する質問が行われましたが、採決の結果、17対9で可決されました。

鎌倉市議会12月定例会から

2012年12月20日 | Weblog
 一般会計補正予算などを審議してきた鎌倉市議会12月定例会が20日、閉会しました。

 冒頭の一般質問で私は公契約のありかたについて取り上げ、市の公共事業や委託事業についての契約で、無理な低入札によって下請け企業や労働従事者へのしわよせにより官製ワーキングプアを作ることがないようにすべきであることや、市の契約が地元経済に資するようなあり方をもっと模索すべきであることを主張しました。

 公平であるはずの一般競争入札で地元企業が市外の企業と対等に渡り合えるだけの力量をもつよう、産業振興政策において支援すべきであること、また試行段階である総合評価競争入札の方式については、さらに内容を高めていくべきであることも主張しました。

 これらについて公契約条例を検討すべきということも挙げられますが、まずは国が公契約についての法整備を行うことが先決であることも主張しました。

 教育こどもみらい常任委員会では、過去におこった元教員の不祥事に対する求償金の支払いに関する簡易裁判所の和解勧告にもとづく議案や武家の古都・鎌倉の世界遺産登録について、イコモスの調査員による現地調査の模様などについて報告がありました。

 教育委員会では5人の教育委員のうち、教育長を含む2名が欠員状態です。
今定例会ではうち1名の教育委員を選任する動きがありましたが、結局提案が見送られました。

 議会としては市長側に、今後選任しようとする候補者について、その人となりや教育観がわかるような場の設定をすべきである旨、要望し、早く欠員状態を解消すべきであることを伝えました。

 最終日の今日、本会議において議員定数削減についての議会議案が審議されました。
9月定例会に提出され、継続審議となっていた議案で、現在の定数28を24に減らそうというものですが、多様な市民の意見を反映するには減員数が大きいとする意見が多く、否決されました。

 その後、定数を2名減員する条例改正案提出の動きがありましたが、議会運営委員会において一部会派から同じ会期内に同じ議案は審議しないという一時不再議に反するという意見が出され、追加議案として認めるかどうかの議論が続きました。

 議会運営委員会では多数決による結論は急がずに、一時不再議についての議論を会派に持ち帰るなどして検討を続けましたが、定数の議論については、きちんとした手続きに基づいて審議すべきであるとして、新たな追加議案の提出は見送られました。

 しかし提出者側からは、改めて臨時会を開催して審議すべきという動きがあり、現在、年内の臨時会開催が模索されています。

 議会の定数のあり方については、現在の定数を固定化させるのではなく、常に適正な定数のあり方を模索しながら、議会の活性化を図りつつ民意を反映できるものにしていくべきであると思います。

明日から鎌倉市議会12月定例会が始まります。

2012年12月04日 | Weblog

今日は衆議院議員総選挙公示の日。
空白の3年間を取り戻すべく日本再建への選挙戦が始まりました。

明日からは、鎌倉市議会12月定例会が始まります。
私は「公契約のあり方と地域経済の活性化について」というテーマで一般質問を行います。

今回も18人の議員が一般質問を行う予定です。私の質問順序は8番目となりました。


富士塚地区ふれあい健康ウォーク

2012年12月01日 | Weblog
 鎌倉市の富士塚地区スポーツ振興会が、みんなで地元の自然に親しみながら歩き、健康づくりを進めようと毎年行っている「富士塚ふれあい健康ウォーク」が開催され、30名ほどが初冬の鎌倉を歩きました。



今年のコースは、小田原の戦国武将北条早雲が鎌倉に築いた玉縄城が今年、築城500年を迎えたことにちなみ、深沢スポーツ広場から玉縄城址周辺を歩くおよそ8kmの道のりでした。



写真は玉縄北条氏の菩提寺である龍寶寺(りゅうほうじ)境内に植えられている四季桜です。
 桜の幹に木の札で「四季桜(十月桜)」と紹介されていました。この四季桜は花が4月上旬頃と10月末頃の年二回開花するそうです。

 玉縄城址では地元の方の配慮をいただき、七曲り坂から諏訪壇とよばれる城の曲輪(くるわ)跡までを見ることができました。



 この日の午前中は穏やかに晴れて日差しもあり、健康ウォークにはもってこいの天気でした。