鎌倉市議会議員 納所てるつぐブログ

日々の議員活動でのできごとや思ったことをつづっています。

鎌倉市議会教育こどもみらい常任委員会行政視察第2日

2017年10月29日 | Weblog
 鎌倉市議会教育こどもみらい常任委員会の行政視察は第1日目の静岡県磐田市の中学校にない部活を合同で行ったり専門的なスポーツ塾などにとりくむ「スポーツ部活」の視察でした。

 第2日目は山梨県昭和町立押原小学校が平成27年度から取り組んでいる小学校の外国語活動・外国語科を通し、コミュニケーション能力を高める実践です。

 新しい学習指導要領では小学校に英語が教科活動となりますが、それに先立って押原小学校は県のモデル校として英語活動を本格的に実施しています。

 小学校に到着して驚いたのは、モダンで立派な校舎です。
 平成16年に完成した新校舎は県の建築文化賞や優良施設として文部科学大臣奨励賞を受賞したということで光あふれ県産の木材を豊富に使用した素晴らしい校舎で掃除も行き届いていました。校庭は芝生の冬芝への張替作業が行われていました。

 今回の視察には、昭和町議会から議長さんをはじめ副議長、正副委員長さんのみならず教育長さんまで出迎えてくださいました。



 担任の先生の説明や校長先生のお話を伺った後、5年生の英語活動を見学しました。
 もともとコンピュータ室だった教室を英語の教室にして、担任の先生にALTの米国人の先生と英語専科の先生と3人で行う授業ですが、英語の専門ではない担任の先生が授業のメーンを務め、英語の環境が整った教室で5年生が元気に英語活動を行っていました。

 すべて英語でコミュニケーションをはかり、ゲーム感覚の楽しい授業でした。
 誰一人集中力が途切れることなく、またアクセントがきわめて正確であることに驚きました。

 英語を学問としての教科ではなく、コミュニケーションツールとしてとらえ、英語を通じて自己表現、コミュニケーションを図っている様子がよくわかりました。

 小学校の英語の取り組み方のモデルとして大いに学ぶことができました。

由比ガ浜こどもセンター内覧会

2017年10月25日 | Weblog
鎌倉市では由比ガ浜3丁目に進めてきた保育園、子育て支援センター及び障害児通所支援施設からなる複合施設「由比ガ浜こどもセンター」の整備工事が完了し、まず11月6日から保育所が開所することになったことから25日、議会関係者への内覧会が行われました。


保育園はこれまでの稲瀬川保育園と材木座保育園が建物の老朽化と津波浸水区域に存在していたことから新たに津波避難ビルを兼ねた新しい施設を整備し、新たに「由比ガ浜保育園」として開所するものです。



0歳児から5歳児まで合わせて180名の定員として保育が行われます。事前申し込みによる一時預かりも最大10名まで行うことができます。
建物は地上3階建ての鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造で敷地面積は約3661㎡、延床面積約2809㎡です。



津波浸水の恐れがあるときは、建物の外側から屋上に避難できます。


合わせてこれまで御成町の福祉センターに開設していた子育て支援センターを移転し、さらに障害児通所支援施設を併設した複合施設「由比ガ浜こどもセンター」としてスタートします。



なお子育て支援センターは11月27日からの開所で、お母さん、お父さんが主に0~3歳児の乳幼児と一緒に自由にくつろげるフリースペースで、子育てアドバイザーによる子育て相談も受けられます。「社会福祉法人 青い鳥」が指定管理者の指定を受けて管理と運営を行うことになっています。


障害児通所支援施設は平成30年4月からの開設となります。
ここでは特別な支援を必要とする子どもに対し今後指定される事業者が児童発達支援、放課後等デイサービス、障害児相談支援を行います。



中華民国国慶節

2017年10月02日 | Weblog
10月10日の中華民国台湾の建国を祝う国慶節「中華民國106年雙十國慶酒會」が2日、横浜市内で行われました。

 台北駐日經濟文化代表處の謝長廷長官や先日、鎌倉市議会を訪問してくださった同横浜分處の陳桎宏處長をはじめ、横浜華僑各界を代表する方々が多く参加者を歓迎してくれました。


来賓には黒岩神奈川県知事や海老名市長、佐々木さやか参議院議員など国会議員、県議会、横浜、川崎、鎌倉などの市議会関係者などの政界関係者、韓国総領事などの外交関係者、県内の財界関係者などが招かれました。


コーラスや武道の演武、伝統の獅子舞が見事に演じられるなど会場は大盛り上がりでした。




「子どもの家」開所式

2017年10月02日 | Weblog
 小学校から遠くに位置し、学校近接地への整備が望まれていた学童保育施設「いまいずみ子どもの家」が今泉小学校敷地内に整備され2日、オープニングセレモニーが行われました。

 先週末の土曜日に運動会が行われたため、小学校が代休の月曜日、子どもの家ではすでに利用する子どもたちの元気が声が響いていました。

 オープニングセレモニーでは利用児童の代表が市長、議長、教育長とともにテープカットを行いました。



 これまでは放課後に下校してから既存の子どもの家までかなり歩かなければならず、近隣の町内会の皆さんが辻ごとに見守りを行って下さっていました。

 これからは学校敷地内の施設での学童保育になりますので、通所の心配がなくなりました。


 子どもの家が併設された今泉小学校では、放課後こども教室を実施しており、また通級指導教室が開設されており、各地の小学校から通級指導を受けに来る児童も多くいるなど、学校内外の抱える課題に先進的に取り組んでいる小学校です。

 子どもたちが元気に育つまちづくりの象徴的な小学校です。


鎌倉芸術館リニューアルオープン

2017年10月01日 | Weblog
 年頭から長期にわたり休館していた鎌倉芸術館の大規模修繕が完了し10月1日、リニューアル記念イベントオープンデイが開催されました。


 エントランスを式典会場にテープカットや記念演奏が行われました。


 エントランスホールは天井の釣り下げていた部材をやめて、ひし形をモチーフにした格子やLED照明で、今年没後20年となる世界的作曲家武満徹の作品「波の盆」などを表現したものだそうです。

 また正面に飾られていた鎌倉彫の大きなモニュメントも板の補修や新たな漆による塗りが施されて、生き返ったかのように芸術館のシンボルとして飾られていました。

 小ホールは、客席上の天井部材を撤去しました。

 地震発生時の非構造部材落下がないように天井板などを撤去し、客席の上はなるべく吊り物のない構成にし、さらに音の反射に配慮して、グラスウールなど吸音材などが施されています。

 大ホールも客席上の天井の吊り物の構造をなくすとともに客席椅子の張替、絨毯の張替などが行われました。


 客席向けのスピーカーも、これまでは埋め込み式のスピーカーを外側に張り出して設置することでホール内に偏りなく音がいきわたるように配慮されています。


 その他、ギャラリーの壁紙や館内の絨毯なども更新されましたが、最も費用をかけて修繕したのは裏方の機能で、各ホールの舞台装置や舞台用機器が24年ぶりに更新されたとのことです。

 鎌倉の文化芸術の発信地であり、多くの人々が芸術に触れる重要な施設です。
 リニューアルオープンを首を長くして待ち望んでいた市民や芸術愛好家の皆さんが多く駆けつけて、鎌倉シティブラスの演奏や各オープンイベントを館内のいたるところで楽しんでいました。