晴れ
水つかう吾の近くへ夏の蝶 正子
夏蝶の影のもつれが地に映り 正子
夏の蝶遺影の夫の変わらずに 正子
●お昼前、丸善へまっぷるの『横浜』を買いに。金蔵寺の横から山道を歩いて行く。日陰を選んで歩くが日陰がとぎれると、日差しがきつい。日傘をさすべきか、どうか、日傘をリュックから取り出すのがめんどうなばかりに、ずっと考えながら歩いた。結局、 冠っている帽子で済ませた。
●本屋から帰って、天気がいいので今日も押し入れの布団干し。窓ガラスを拭いてベランダを洗っていると、黄アゲハがよく飛んでくる。もう夏になっている。
●この連休、街のなかに住んでいながら、森の中に暮らしているような気分。誰も訪ねてこないから、暮らしは快適。朝は起きようと思わなくても普通に目覚める。本が読みたければ読む。本に飽きたら、レース編みをする。電車に乗って出かけたいときには、小さい街まで行って花や緑や川のある所を見つけて歩く。珈琲ゼリーが欲しくなったら作る。夜は、レース編みの続きをいろんなことを思いながら編む。信之先生が亡くなっても私や娘に心を寄せてくださる方がおられる。そのことを思うと、尊敬と感謝しかない。
レースは編みあがったら、夜中でも糊付けをして外に干しておく。クラッシックを朝から夜まで聞いていたのに、読みたい本を図書館から借りて読むようになって、目も悪くなった気がするが、クラッシックをあまり聞きたいと思わなくなった。それに世の中はもういい、と言う気持ち。