東郷町議会議員 かどはら武志(日本共産党)

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橋本洵子議員(民主党)と加藤啓二議員(自民系無所属)が私を告発するため議長に提出した文書、非公開

2009年08月29日 | 東郷町議会

 「何のご用件ですか? 政治倫理審査会に来るように頼まれました」の記事(8月4日)で、「橋本洵子、加藤啓二両議員が私こと町会議員門原武志を名指しした内容を書いて議長宛てに提出した文書。」の情報公開請求を近藤秀樹議長(自民系無所属)に対して行ったことについて、このブログでは未報告でした。

 情報公開請求に対する回答は「不開示」。

 この回答が私に届いた20日、ただちに異議申し立てをしました。

 このことについての文書を書いたので、ここでも紹介します。(8月23日付の週刊赤旗折り込み「こんにちは」より)

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日本共産党議員を「告発する文書」、非開示の不当決定! 即日の異議申し立て(日本共産党町議 かどはら武志)
 日本共産党議員団が政治倫理審査会に呼び出されている問題で、私は、そのきっかけになった橋本洵子議員(民主党)と加藤啓二議員(自民系無所属)が連名で議長あてに提出したという“文書”の情報公開を求めましたが、17日、近藤秀樹議長が「不開示」を決定しました。
 20日、不開示決定通知書が私に届いたのを受け、即日、不開示に対する異議申立書を議長に提出しました。
 この“文書”について、議長は不開示決定通知書で「当該審査会(政治倫理審査会)における審議、検討又は協議に関する文書である。」とし、「公にすることにより、外部からの干渉、圧力等により自由かつ率直な意見の交換が妨げられ…」と、非開示の理由を書いています。
 この“文書”は「審査会」を始めるかどうかの材料であり、非公開とされる会議の内容には当たりません。また、公開で意見交換が妨げられるとは、選挙で選ばれた議員の会議としては情けない限りです。
 また「審査会」は、議長が「発足させる」と表明したきり正式な場で話題にされず、発足したかどうかも怪しい。このような「審査会」を非開示決定の理由に持ち出すとは。議長の見識が問われます。

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…ということです。

 せっかくですから、「行政文書不開示決定通知書」に書かれている内容をご紹介しましょう。

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 東議発第51号
 平成21年8月17日

門原武志様

(実施機関名)
東郷町議会議長 近藤秀樹 印

行政文書不開示決定通知書

 平成21年8月3日付けで開示請求のありました行政文書については、次のとおり開示しないこととしましたので、東郷町情報公開条例第11条第2項の規定により通知します。

行政文書の名称 【橋本洵子、加藤啓二両議員が議長あてに提出した文書。なおこの文書の存在については7月14日の議会全体会議の中で議長が示唆した。また8月3日に議会事務局長は、私との会話の中で「倫理審査会預りになっている」と話した。】

不開示の区分 全部不開示

開示しない理由
 (根拠) 東郷町情報公開条例第7条第5号(審議検討情報)
 (理由) 東郷町議会政治倫理審査会要綱第4条第3項第3号の規定により、東郷町議会議員政治倫理審査会の会議は、非公開を原則とし、会議の経過および結果について外部に発表する必要がある場合は、すべて委員長が行うとされている。開示請求に係る行政文書については、当該審査会における審議、検討又は協議に関する文書である。当該審査会の意思決定は、審議、検討又は協議を積み重ねた上でなされており、公にすることにより、外部からの干渉、圧力等により自由かつ率直な意見の交換が妨げられ、意思決定の中立性が損なわれるおそれがあり、未成熟な情報が確定した情報と誤解され町民の間に混乱を生じるおそれがあるため。

 (以下略)

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 理屈にもならないことをこねているためか、根拠の内容を読み取るのがとても難しいのですが、私なりになんとか読解し、異議申立ての理由を書き、異議申立書を提出しました。

 異議申立ての理由は次のとおりです。

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異議申立ての理由

 私が開示請求した行政文書について、東郷町議会議長は、東郷町議会政治倫理審査会(以下「審査会」という。)の「審査、検討又は協議に関する文書である」とし、東郷町議会政治倫理審査会要綱第4条第3項第3号(会議の非公開)を理由に全部不開示を決定した。

 しかし以下の理由により、全部不開示の決定は不当である。

  1. 当該行政文書は、「審査会」を始めるかどうかを検討するための材料である。よって「審査会の会議は、非公開を原則とし、会議の経過および結果について外部に発表する必要がある場合は、委員長が行うこととされている。」と開示しない理由に書かれているところの「会議の経過および結果」には当らず、非公開とすべきものには当らない。
  2. 「会議は、非公開を原則とし、」と言うが、この原則は、会議での発言で特定の個人のプライバシー等が侵されることを防ぐための条項であり、「公にすることにより、外部からの干渉、圧力等により自由かつ率直な意見の交換が妨げられ、」というようなことが起きるのを防ぐことが目的ではない。議会議員で構成されている会議が「自由かつ率直な意見交換が妨げられ」とは、住民の付託に答えなければならない立場として、非常に情けないことである。

 以上のことから、東郷町議会政治倫理審査要綱に基づく理由も成り立たないが、ここに言う東郷町議会政治倫理審査会は近藤秀樹議長が「発足させる」と表明したきり、正式な議会の場で一度も話題にされず、従って「審査会」なるものの、発足した日、委員の構成の報告も無く、発足したことが事実であるかどうかも不明な代物である。
 8月3日に、議会事務局長が私に「倫理審査会預りになってる」と話したが、開示しない理由に、正式に発足したかどうか定かでない「審査会」を持ち出しても、理解を得ることはできない。
 また議長は「会議の経過および結果について外部に発表する必要がある場合は、すべて委員長が行うとされている。」と、「審査会」の「委員長」に不開示の責任を委ねている。議長は、東郷町議会において正式に発足したことが明らかでない「審査会」の「委員長」に不開示決定の責任を委ねず、自らの責任で当該行政文書を開示すべきである。
                              以上

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 さて、私たちは「政治倫理審査会」の呼び出しに応じていません。これについては12日の記事「呼び出し」で書いて以来、このブログでは触れていませんが、これに関連して、17日の模様についての中川議員の文章(8月23日付「こんにちは」)があるので紹介し、今日の記事を終わりにします。

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政倫審への出頭は拒否、その後は? 中川まさお

 8月12日午後、石川昌弘議員(政倫審委員長?)から中川に電話がありました。
  昌弘さん「なんで(今日の政倫審)来てくれんの」
  中川「行かないって、言ったでしょう」
 そこで石川昌弘議員は、8月17日の議員全体会議の後にまた政倫審を開くから、今度は来てほしいと、くどく言いました。
  中川「何故、呼ばれるのか理由を聞きたい」
  昌弘さん「告発状が出とるでね」
  中川「その告発状とやらを見せてほしい」
  昌弘さん「それはできん」
  中川「じゃ、行きません」
  昌弘さん「来てほしいと伝えたからね」
     (ガチャリと電話を切る音)
政倫審は秘密組織か?
 8月17日は午後から議員全体会議でした。全体会議は非公式ながら、議会の正式な会議の一つです。中川、かどはら両議員はもとより、若園議員、山口議員も出席していました。
 ところが、発足したはずの政治倫理審査会に関する報告は全くありません。別の場所で、ある議員が政倫審のメンバー構成を聞いても、「教えられない」という返事だったそうです。政治倫理審査会は、誰も知らない、誰にも話さない秘密組織になったようです。もちろん、政治倫理審査会を秘密組織にするという要綱や規則などどこにもありません。
17日の政倫審も出頭拒否
 8月17日の政倫審にも出頭せず、4人揃って会議場を出ましたが、誰一人引き止める人もいませんでした。そのまま、帰宅して以後、今日まで政倫審からの連絡はありません。

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 今日(29日)まで連絡はありません。

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