６月議会に引き続き、日本共産党と若園議員（無所属）の協力で、子ども医療費無料化の対象を通院も中３までに拡大する条例を提案しました。
東郷町の周辺では、日進市や三好町がすでに中３までの医療費無料化を実施しているほか、長久手町と名古屋市は小６まで（名古屋市は８月の制度拡大に合わせ所得制限も廃止）、豊明市は小３までの通院医療費無料化を実現しています。
こうした中、東郷町は愛知県制度と同じ、入院のみ中３まで無料化し、通院は小学校入学前までしか実施していません。
方針を転換し制度を前進させる自治体も
７月になって、海部郡美和町が１０月から通院医療費無料化を小６まで拡大することを決定しました。日本共産党議員が「県からの補助金が増えるから、県制度のままではなく、独自に拡大すべきだ」と主張しましたが、町長は聞き入れなかったそうです。（まるで東郷町のようですね）
しかし６月議会で、他党の議員が、近隣で制度が拡大されている状況を示し、美和町でも子ども医療費無料化の前進を求めたそうです。これに美和町当局が「今年度中に検討する」と答弁したそうです。６月議会で答弁があった後、７月にすぐ決めたという事です。こうした美和町の対応は、やる気さえあればできるという事を見事に示しています。
このほかにも知多郡美浜町は１０月からの制度拡大実施（小３まで）を昨年度中にすでに決めており、県制度と同じという市町村は東郷町を含めて１１市町（すべて尾張地方）だけ、という状況です。
８月現在の状況を示した地図を再度掲載します。（ｐｄｆファイルが開きます）
東郷町議会でも子ども医療費無料化を取り上げる議員が増えた
議会ホームページの９月議会の日程http://www.town.togo.aichi.jp/Contents/ePage.asp?CONTENTNO=3711&PNO=の一般質問の部分を見ると、１・２・８ 番目の議員がこの問題を取り上げます。
２番目の議員さんは、この問題を公約して当選された方で、これまでもたびたび取り上げておられますが、１番目と８番目の方がこの問題で一般質問されるのは初めてです。
１番目と８番目の方は、６月議会で、私たちの条例改正の提案に反対しながら国と県に補助を求める意見書を出す提案をした人です。（この意見書には日本共産党も賛成http://blog.goo.ne.jp/kadoharatakesijcptogo/d/20080623）
東郷町も自分たちで頑張らなあかん、と思い直したのでしょうか。それとも住民をあきらめさせるための説得材料を言わせることが目的なのでしょうか。
いずれにせよ、いままで積極的でなかった議員がこの問題を取り上げるのは、事態が前向きに変化している兆候だと思います。
私は、この制度に対する町長の不当な攻撃を打ち破るべく、一般質問に臨みます。
議会傍聴にお気軽にお越しください。
一般質問は９日（火）から１１日（木）まで、いずれも午前１０開会（途中の出入り自由、役場１階のロビーのテレビでも見れます）
