やってきました。
剣道大会会場。
独特のにおいが漂う体育館。汗臭いし、蒸れ臭いし、ジジ臭い。
ムワヮヮヮヮ~~
最初の
団体戦は、人数が4人しかいない2号のチーム。
「一人少ないんだから、がんばれ~。」と言うや否や、3人負けてハイ終了。
6人いてもダメだこりゃ。な感じです。
1号の剣道部にいたっては、女子2人なんで出場すらできません。トホホ。
で、胃の痛い
個人戦。まずは
小学生5.6年の部。
「おっ
これは。」
「わーい、シードになってるぅ~。」
ラッキーなことに2号はシード選手になってて、1回戦免除。
「1回戦突破だね。
」って。あんた。突破と言っていいのか?この場合。
「でも、次、当たるのは去年2位だった子ですけど。」
「じゃ、もうダメじゃん。」って。
あっさり。
少しはやる気を出してくれ。
で、試合はというと、相変わらずの「ヨケ上手剣法」。
半テンポくらい遅いリズムっていうのか、なんかうまくよけるんだよね~、この人は。
相手にピシッとした1本を取らせないのよ。
だからといって、自分もピシッと打ち込むわけじゃないから、自分も1本にならないわけで、下手するとエンドレスな2号の試合。
永久に踊り続ける赤い靴ならぬ赤い胴。
ある意味地獄です。
そんなことで、「今回も延長戦だな。こりゃ。」な感じ濃厚。
で、時間切れの笛がなったその瞬間、
ピ~~~~
「ポコン
」と面に一本。
おりょっ。今のどうよ?
みんなの注目が集まる一瞬。
アウト?セーフ?ヨヨイノヨイ。
旗2本上がりました。
おぉぉ
「勝っちゃったぁ~」
「すごいラッキーじゃん。」
見た感じ、ちょっと時間アウトなかんじだったんだけど、ね。
きっと審判が「こりゃぁ長くなりそうだなぁー。」つうのがあって、「いいや。1本で。」っていう心理が働いたような・・・。
とにかく「よかったよかった」
ということで、3回戦へ。~~
1コマススム。
次の相手は背の低い男の子で。
うちのはご存知のとおりデカイ女なんで、その身長さがとんでもないことになってるこのカード。
全然関係ない人まで
「これは、凸凹すごいね。」と見物に集まってきてますけど。
「男女で混合戦にしてると、こういうことになって女の子がかわいそうだね。」などとしたり顔で言ってる人もいましたが、
「でかい方が女です。」とあえて言えず。
「しかもその母です。」とも名乗れず。
男の子は元気があって、
「めーん
」「めーーん
」と打ってくるんだけど、気の毒に届かず・・・。
応援してる同門の子達も
「ダイちゃん、面はダメだよ。」
「ダイちゃん、面はあきらめろー。」と言ってるんだけど、
ダイちゃんは「
面が命」なのか、戦法を変えず。
で、もって、リーチが長い2号は上からダイちゃんをポコポコ叩いてます。
メンメンメンメンメンメン
が、「打つ」っていうより「叩いてる」状態なもんで、剣道的に「1本」にしてもらえず。
ただ、ボコボコ叩かれるばかりのダイちゃん。モグラたたきに見えたりします。
審判が見るに見かねたのか、指導が入りまして。
「打つならビシッと打て。」と多分言われてるであろう2号。
ワカリマシタァ。
←試合中の指導としてどうなんだろうか・・・。
結局、審判もチョイ強めのを1本として取ることにしたようで、2号の勝利になりましたが、ダイちゃんは、もどってきて大泣きしてました。
ワーン
「かわいそうにねー。」という世間の風で、2号はとんだヒールです。トホホ。
そんなことで、どうにか勝ち進んだ2号は、次に去年の優勝者に華麗にサクッと2本取られ、終了。
今年も3位になりました。
コングラチレーション
↑
この人だけは実力で勝ってるとは思えないのが不思議です。
で、そんな妹の不思議な活躍を見て、次の
中学生女子の部の1号。
「シードになってないしぃー
」「いきなり第1試合だしー
」
と、運のなさをひとしきり嘆いて、戦いの場へ。
「おねーちゃんもメダルとんなよ~。」などと、容赦ない妹からの声援は聞こえないフリで痛々しく。
アンタ、ヤメナサイヨ。 ナンデ?
そんでもって、1回戦から地味に戦いつづける1号。
シコシコがんばりました。
メーンコテーメーンッ
そしたら、なんと決勝までたどり着いたんですよぉ、奥さん。ちょっと。
イキテリャイイコトアルネ。
結局、延長戦の末、小手を取られて負けちゃったんですけど、今回はめずらしく泣きませんでした。
きっと、メダルのプレッシャーに勝ったつう満足感が強かったんだろうなぁ。
アー、ヨカッタ。←のびない小市民タイプなところにものすごく血のつながりを感じる。
そんなことで、今年は銀メダルも家にやってきました。
なぜか、試合が終わったあと、審判してた人や連盟のジイサンたちに
「いい筋をしてるぞ。」とか
「ここをこうしたらいいのじゃ。」とか、やたら人気があったのは2号で・・・。
ボー←ありがたいだろう話をたいして聞いてないし。
おい。
横で
「あたし、銀だったのにぃ?」てな不満も持ってる人がいたりする。
お母さんは見てたからね。大丈夫。あんたは、がんばった。
エライエライ。
と励ます気持ちはあるんだけど、この記事書いてても面白いのは2号だったもんなぁ。
行数が違うし。
ま、がんばれ1号。これからも。
以上です。