風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

故郷の葬式鉄

2020年04月24日 06時39分51秒 | 随想

鉄道愛好家に葬式鉄なる種別がある。鉄道路線の廃線や、車両の引退にあたって開催されるセレモニーなどに集まり、列車を見送る、写真を撮るなどの行為を行う。

札沼線(北海道医療大学―新十津川)は新型コロナウイルス感染症で延期が常識の世間で前倒しで廃線された。感染症の死者の葬式は出来ないのと同様に葬式鉄を排除する寂しい終末だった。

内陸の長野市立芹田小学校の最後の修学旅行が国鉄信越線で直江津、生まれて初めて海を見たのだった。

北陸新幹線の長野~金沢が開業するのに伴い長野~直江津は第三セクターに移行し消滅するので「ありがとう信越線号」が程なく廃車となる189系国鉄色車両で運転され、危篤状態の信越線を平成27年3月8日の指定席券を予約購入し長野・高岡宿泊の二泊三日の旅でお見舞いした。

沿線には撮り鉄が集合する。

以下の電車も消滅した。

「北越」485系電車

「はくたか」681系電車

「トワイライトエクスプレス」日本海縦貫寝台特急

北陸線の直江津~金沢も第三セクター化して消滅、今では「青春18きっぷ」では乗車不能、こちらもご臨終。

 


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