風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

ビバ・ギャンブル 112号

2007年06月23日 10時14分35秒 | 随想
四苦八苦はお釈迦様が述べた、四法印の「一切皆苦」の苦の分類である。

個人の苦しみは「生・老・病・死」で四苦、他人との付き合いの苦しみが「愛別離苦(あいべつりく)・怨憎会苦(おんぞえく)・求不得苦(ぐふとっく)・五蘊盛苦(ごうんじょうく)」で合計八苦である。

先祖累代の苦しみを担って生まれ、齢を重ね、病魔に冒され、死んでいく個人の基本的な苦しみがある。そして他人のお陰で生かされているのであるから、愛する人と別れなければならない苦しさ、憎いあの野郎とどうしても会わなければならない苦しさ、欲しいものが手に入らない苦しさ、そして生きる為には、ものの命を頂かなければならない苦しさで悩むのが人生である。四苦は36、八苦は72、合計すると108である。苦しみの原因は108個の煩悩である。真剣に生きている人は、喜怒哀楽の感情の起伏が大きい。

先日、好きな競艇をインターネットで楽しみ、喜びが有ったのである。
情報化社会の今は、わざわざ競艇場に行くことなく、自宅で投票することが出来るのである。人畜無害で無駄で自己満足のブログに雑文を書きながら、稀に配当金をインターネットバンクに振り込んでもらえる。

大富豪ではないので、1レース300円で限度額は3000円と決めている。名古屋ドームでプロ野球観戦と同じ金額である。懸命に労働しても、人生の黄昏では給料は僅かであるが、ささやかな楽しみは許されるのである。

友人の甥の競艇選手A2級・3921川村正輝選手が、近くの浜名湖競艇場に参戦している。川村を含む一流選手三人と一般選手三人で番組編成された、初日第9レースに出場である。川村が3番赤・1番白・6番緑がA級選手で、2番黒・4番青・5番黄色がB級選手である。

1着・2着・3着を的中させる3連勝単式は、過去のデータを統計学で分析すると、136・163・316・361・613・631の確率が高い。配当金は千円程度である。
私はギャンブルに出た。本日の残金千円で、本命の316を500円と315を500円購入したのである。強いて理由を述べると、私の誕生日は3月16日で同じ数字の並び、315は5番の色が、幸せの黄色いハンカチと同じであるからだ。ギャンブルの醍醐味は、理屈でなく感性なのである。

驚きの結果は315で配当は1810円である。5番黄色のお陰で高配当になった。モンゴロイドの黄色人種には、幸運の色のようだ。しかし拘ると負け続けることになる。「幸せの黄い鳥」は瞬時に飛び去るのである。そして怒り狂い、哀しみに打ちのめされる。

四苦八苦で鬱病状態の日々であったが、躁が前面に出てきた。焼酎がことのほか美味い。鬱病の特効薬は金だ。金額が多いと効能も長持ちする。幸運の女神は末永く側にいてもらいたいものである。今日も競艇ギャンブルをするかしないか迷っている。投票する・投票しないがギャンブルなのである。

賭け事は楽しい、そして苦しい。人生そのものである。「ビバ・ギャンブル」である。

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