弟の葬儀の香典返しがカタログギフトだったので、パン焼き器を選択した。菩提を弔う為にほぼ毎日パンを焼いた。250回程使用したら、パンケースのテフロンが剥げてきた。
息子夫婦が父の日の贈り物の希望を問われたので、交換部品のパンケースを所望した。
早速パンを焼いたら生焼けになるので、メーカーに苦情、交換のパンケースを送ってきたが症状は改善しない。
手持ちのパン焼き器のパンケースが在庫切れなので品番違いのパンケースだったが、内蔵の人工知能との相性が悪かったようである。
苦情処理係の妙齢のご婦人の解決策は最新のパン焼き器との交換だった。
メーカー希望小売価格は22000円の製品であるが、再販価格は12800円が楽天価格。オープン価格成る概念は独占禁止法に基ずくが、一物一価の経済原則に馴染んだ老人には違和感がある。
パンケースの価格3500円を返金して一件落着が今風の事務処理と思っていたので、破格の待遇に恐縮の至り(限り・極み)でございます。
古き良き時代の対面販売は販売員の人柄勝負だったが、豊かな国・日本の対物販売は人間不在、価格勝負、外見勝負のギャンブル、壊れたら修理は不能、新品購入が唯一の解決策。
金儲け一辺倒の大企業と違い、お客様ファーストの対応をするメーカーは絶滅したと絶望していたが、新潟の田舎に存在した。こんな企業はみんなで保護して増やさなければならない。
佐渡島の朱鷺で有名な新潟県燕市のツインバードなるジェネリック家電の中堅メーカー、お客様対応は古き良き時代のジェネリック。( 右から左に変わった)