昨日12/18は2年半前に命を絶たれた、娘の月命日だった。
事故から2年半が過ぎた12/18に、二つのことをした。
(1)学校側の生徒への謝罪 (2)市長へ和解文の取り組みの質問状提出
***(1)豊橋市教育長の生徒への謝罪***
下記は謝罪会見に流してもらった当時章南中平野先生の自作曲の歌詞 ▼
未来へ(あしたへ)
作詞 Akiko Hiran 作曲 Yasushi Sugiyama
1 君は教えてくれた 生きることの意味を
僕は何にも考えずに ただ流されてた
広い宇宙の中で 生かされている奇跡
君の無邪気な顔が 今もまぶたに残る
あの頃は いつも いっしょに笑ったね
たくさんの出会いの中で 君と出会えた幸せ
忘れない 命のバトン 僕がもらったよ
無数のいとなみの中に 未来は描かれてゆく
ありがとうを言いたいよ すべての命に
2 いつものように日々は 僕を追い越してゆく
今は静かな 波打ち際で 1人たたずむ
君が去ってゆくとき 教えてくれたんだ
柔らかなぬくもりが 今もこの手に残る
夢でもし 会えたら 君に伝えたいよ
どんなにくじけそうな時や 運命にあったとしても
前向いて もう逃げないと 心に誓う
ずっと君の分も僕は 輝いていたいから
仰ぎ見た空は遠く まぶしくひろがる
幾千の出会いの中で 君と出会えた幸せ
ありがとうを言いたいよ すべての命に
まだ見ぬ未来(あした)へ
*****
12/19朝日新聞 →
浜名湖ボート転覆事故
豊橋市教育長が生徒ら前に謝罪
2010年6月の浜名湖ボート転覆事故で、愛知県豊橋市の加藤正俊教育長が18日、市立章南中学校を訪れ、事故にあった3年生92人と保護者に謝罪した。生徒らが受けた心痛に対して初めて頭を下げた。
事故は同中学校のボート訓練中に起き、教員2名と生徒18名が湖面に投げ出され、西野花菜さん(当時12)が水死した。今でも心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しんだり、水を怖がったりする生徒がいるという。加藤教育長は「夢や希望がある楽しい3年間を送っていくはずだったが、入学間のない6月18日にあのような事故を起こし、級友を亡くした。死の恐怖まで味わった方もいる。多感な時にあんな事故を起こさせ、改めて深くおわびしたい」と語った。
PTA会長の大和田昌彦さん(56)は「これが節目となり、子どもたちも新たな道が開ける」。一方謝罪を聞いた女子生徒は(15)は「もっと早く謝罪してほしかった」と話す。謝罪時期について、加藤教育長は「どこかで謝罪したかった。タイミングを計っていた」と説明した。
*****
私が2012年6/18の娘の2度目の命日から、半年間要望し続けた学校側の謝罪
ようやく実現されたが、発案者?の遺族の私には、章南中からの12/18の報告は何もなかった。
翌日6/19朝 主人は、章南中に問い合わせの電話を入れた。
<1> 謝罪会見は無事済んだか? <2> 謝罪を受けた生徒の感想は?
電話を受けた教頭:「生徒へのアンケートも考えましたが、保護者から生徒への配慮というクレームが入り、アンケートは辞めました。」
当事者校章南中は、遺族の母親の私が
なぜ生徒への謝罪を要求したかを考えず、 『事故を謝罪で終わり』 にしようとしている。
生徒への配慮ももちろん大切だが、一番大切なのは、二度と悲劇を繰り返さないことだ。
事故の犠牲になった生徒の貴重な(15歳の)意見を教訓に、
学校が生徒の命を守る という認識を強化しなければ、ただの謝辞で終わってしまう。
それが卒業していく同級生への最後の教育だ。
東日本大震災で津波や水が怖い子どもに、逃げる(命を守る)手段を教えなくていいのだろうか?
それが、尊い命を落とした人への、生き残った者の「未来へ」の義務だと思う。
事故から2年半が過ぎた12/18に、二つのことをした。
(1)学校側の生徒への謝罪 (2)市長へ和解文の取り組みの質問状提出
***(1)豊橋市教育長の生徒への謝罪***
下記は謝罪会見に流してもらった当時章南中平野先生の自作曲の歌詞 ▼
未来へ(あしたへ)
作詞 Akiko Hiran 作曲 Yasushi Sugiyama
1 君は教えてくれた 生きることの意味を
僕は何にも考えずに ただ流されてた
広い宇宙の中で 生かされている奇跡
君の無邪気な顔が 今もまぶたに残る
あの頃は いつも いっしょに笑ったね
たくさんの出会いの中で 君と出会えた幸せ
忘れない 命のバトン 僕がもらったよ
無数のいとなみの中に 未来は描かれてゆく
ありがとうを言いたいよ すべての命に
2 いつものように日々は 僕を追い越してゆく
今は静かな 波打ち際で 1人たたずむ
君が去ってゆくとき 教えてくれたんだ
柔らかなぬくもりが 今もこの手に残る
夢でもし 会えたら 君に伝えたいよ
どんなにくじけそうな時や 運命にあったとしても
前向いて もう逃げないと 心に誓う
ずっと君の分も僕は 輝いていたいから
仰ぎ見た空は遠く まぶしくひろがる
幾千の出会いの中で 君と出会えた幸せ
ありがとうを言いたいよ すべての命に
まだ見ぬ未来(あした)へ
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12/19朝日新聞 →
浜名湖ボート転覆事故
豊橋市教育長が生徒ら前に謝罪
2010年6月の浜名湖ボート転覆事故で、愛知県豊橋市の加藤正俊教育長が18日、市立章南中学校を訪れ、事故にあった3年生92人と保護者に謝罪した。生徒らが受けた心痛に対して初めて頭を下げた。
事故は同中学校のボート訓練中に起き、教員2名と生徒18名が湖面に投げ出され、西野花菜さん(当時12)が水死した。今でも心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しんだり、水を怖がったりする生徒がいるという。加藤教育長は「夢や希望がある楽しい3年間を送っていくはずだったが、入学間のない6月18日にあのような事故を起こし、級友を亡くした。死の恐怖まで味わった方もいる。多感な時にあんな事故を起こさせ、改めて深くおわびしたい」と語った。
PTA会長の大和田昌彦さん(56)は「これが節目となり、子どもたちも新たな道が開ける」。一方謝罪を聞いた女子生徒は(15)は「もっと早く謝罪してほしかった」と話す。謝罪時期について、加藤教育長は「どこかで謝罪したかった。タイミングを計っていた」と説明した。
*****
私が2012年6/18の娘の2度目の命日から、半年間要望し続けた学校側の謝罪
ようやく実現されたが、発案者?の遺族の私には、章南中からの12/18の報告は何もなかった。
翌日6/19朝 主人は、章南中に問い合わせの電話を入れた。
<1> 謝罪会見は無事済んだか? <2> 謝罪を受けた生徒の感想は?
電話を受けた教頭:「生徒へのアンケートも考えましたが、保護者から生徒への配慮というクレームが入り、アンケートは辞めました。」
当事者校章南中は、遺族の母親の私が
なぜ生徒への謝罪を要求したかを考えず、 『事故を謝罪で終わり』 にしようとしている。
生徒への配慮ももちろん大切だが、一番大切なのは、二度と悲劇を繰り返さないことだ。
事故の犠牲になった生徒の貴重な(15歳の)意見を教訓に、
学校が生徒の命を守る という認識を強化しなければ、ただの謝辞で終わってしまう。
それが卒業していく同級生への最後の教育だ。
東日本大震災で津波や水が怖い子どもに、逃げる(命を守る)手段を教えなくていいのだろうか?
それが、尊い命を落とした人への、生き残った者の「未来へ」の義務だと思う。
でもお子さんを亡くしたご両親を思うと、お電話の一本もなかったのは、とても悲しいことです。
生徒への配慮ということなら、強制せずに書きたい人だけ翌日どこかに提出してもらう方法をありました。
学校自身が、形に残したくないと判断されたと思います。
事故から形に残すことの難しさを痛感しています。
娘が生きた事実を残し、今後につなげていきたい、その一心です。
コメントをありがとうございました。