ホリスティックな学びとケアへの誘い

あらゆるひと・もの・こととのつながりとつりあい、つつみこみ、つぎ/つづけられるでしょうか❤️

自由学園 創立90周年記念教育報告会への参加報告(抄)

2011年11月27日 | ESD

昨日11月26日(土)は、朝から夕方まで、751人の参加・参観者の一人として、東京都東久留米市にある自由学園の創立90周年記念教育報告会「生活即教育~社会とつながる学び~」に行って来た。

初等部から女子部、男子部、最高学部まで児童生徒・学生たちの発表を観てきた。東京にもまだこのような自然環境を維持し続けているキャンパスを有する学校があるのか、キャンパスの草木・生き物、学園の中を流れる立野川のすべてが〈学習財〉だった。

1921年創立の直後の1923年9月1日に関東大震災が起こり、その救援のために社会とつながる機会を得た自由学園、90周年の年、2011年3月11日に東日本大震災・東電福島第一原発事故が起こった。90周年記念式典は中止されたが、救援のために社会とつながる機会を得た。
http://www.jiyu.ac.jp/blog/?p=13739

Post3.11の教育・社会にあって、まさに本質的で根源的な問いへのレスポンスをし続けている自由学園、その歴史と教育の意味を、書かれた文献や論文ではなく、初等部から最高学部までの児童生徒・学生たちの発表の中に見出すことができた。

まさに、持続可能で懐かしい未来への教育ESDがここにはあった。
それぞれに課題や困難を抱える国・公・私立学校、NPO法人立学校の違いを超えて、つながり学び合う意味をさらに強く感じた一日だった。



MEMO.
自由学園への訪問は今日で3回目。
1回目は2009年。女子部・男子部の中高生、最高学部の学生たちと出会う。
その時の訪問は強烈で即刻記憶を記録=エスノグラフィーに残した。
寺澤満春作・創作叙事詩「『自由学園』の土地と精神と人々のつながりに学ぶ」
http://blog.goo.ne.jp/jzs03765/e/0f90f7cb889038cb45efbe1940e76b47
2回目は2010年。
そして、3回目は本日2011年11月26日。
今回は、幼児生活団(幼稚園)の児童はまだだが、は初めて初等部の1年生から最高学部の4年生までの一貫した姿を拝見することができた。
次回は、こうしたイベントではなく、普段の教室の授業を拝見することにしたい。