ビジネスマンじゅんごろうのONとOFF

ビジネスマンならではの視点で趣味やビジネス、社会について論じます。

新宿ハーフは東京マラソンの前哨戦?

2007-01-29 22:36:59 | マラソン大会
新宿ハーフマラソンに今年も出場してきた。
去年と変わり、四谷三丁目から新宿御苑のトンネルを抜け、
明治通りを通って千駄ヶ谷へ戻ってくるコースになった。
「新宿」と名がつくのに、神宮外苑を周回しているだけでは
ないか!という突っ込みに応えようとしたのだろうか、
新宿の喧騒を少し感じることができたのは確かだ。

しかし、日曜の朝とはいえ、繁華街は車や人が多い。
多くの人は迷惑そうに、「寒いのによく走るな」という
冷めた目でランナーを見ていた。

ほんの30分くらいでもその始末である。
来月18日に7時間も道路をふさぐ東京マラソンはいったいどう
なるのだろうか?
一年に一回くらいランナーを見守るのも悪くないと思う人は
かなり少ないと思う。

緊急車両の通行などをどうするのかという切実な問題もある。
実は今回の新宿マラソンでも慶應病院に緊急車両を入れるため、
ランナーを止める場面があった。

東京マラソンの運営側はこのような都市型マラソン大会の運営を是非
参考にしてもらいたいものである。

ポイントになるのは一般市民はマラソンランナーにそれほど寛容では
ないということだ。
商業施設も実はマラソン大会に冷ややかで、オアゾなどの都心の
商業ビルは18日は営業しないという。

ランナー自身も東京を走れることに感謝こそすれ、給水のカップを
投げ捨てるなどのマナー違反はしてはいけない。市民が集まっている
のは自分たちを見るためではなく、道を横断できずに待っているだけ
かもしれないのだ。

くれぐれも混乱が原因で来年以降中止ということにならないように
してもらいたい。(今年は抽選に外れて走れないんで。)

さて、新宿マラソンでは冷ややかな目を尻目にペースをあげ、
ハーフの自己最高記録でゴール!やっぱり走りなれたコースは
距離感がわかっていて、安心して走れる。

1時間30分を切るまではいかなかったが、ちょっと越したくらい
でゴールできた。記録を意識した練習の成果が早くも出たが、
走り終えた感覚は「まだいける」というものだった。

フルマラソンでもこの調子で走りたい。

新納豆の提言

2007-01-23 23:14:09 | 新聞記事ネタ
あるある大事典の捏造問題は大きくなってきた。

関西テレビや制作会社は厳しく処分してもらいたいが、
この騒ぎに振り回された納豆メーカーや小売業はたまったもの
ではないだろう。

増産したとたんのこのニュースだからスーパーでは早くも安売り
されていた。
今回の教訓としてあげられるのは、現代の消費者は「やせる」、
「肌によい」などの具体的な効果のある食品に過度に反応することだ。

納豆メーカーにはこの機会に、機能性ではなく、本質を追求した
商品開発をしてもらいたいものである。少し前に「におわない」
「骨に強い」などの機能をアピールした納豆が話題になったが、
あまり長続きしなかった。本質を追求することで、真のリピーターを
もっと確保できるはずである。

というわけで、以前から納豆を食している私から納豆への不満と
改善したほうがよいと思うことを述べたいと思う。

1.タレをつけるのをやめる
調味料は納豆のにおいや味をごまかすためのものだ。
私は絶対使わないが、入れるのをやめ、大豆本来の味を強調するような
商品を開発してもらいたい。素人考えだが、効率性を重視して発酵する
時間を短くしているとしたら、もっと時間をかけて発酵させればおいしく
ならないだろうか。

2.発泡スチロールパックをやめる
納豆パックを毎日食べるとかなりかさばる。しかも環境によくないパック
を毎日排出するのは心情的にもよくない。ワラは大量販売に向かないことは
わかる。紙パックはダメだろうか。恐らく何らか問題があってできないのだ
と思うが、昨今の技術革新で実現できないことはないはずだ。

ほかにもアイデアはあるが、すぐ思いつく不満は以上というところだろう。
飽和した市場と思われた納豆にもまだまだ拡大の余地があることがわかった
のだから、今後の商品に期待します。

駒沢公園JOG

2007-01-21 22:14:52 | マラソン大会
今年に入っての初めての合同練習は駒沢公園の
周回コースで行った。

駒沢公園は初めてだったが、1周2.1キロのコースはかなり広く
自転車とランナーとレーンが分かれていて走りやすかった。

今回初めて知ったが、駒沢公園は正式名称は駒沢オリンピック公園
で、かつての東京オリンピックではホッケーやサッカーなどの競技
が行われたそうである。

どうりで体育館をはじめとした建物は老朽化が激しく、古びた印象
だった。

東京のよいところの一つは大きな公園が多くあり、お金を使わずに
楽しむことができることだ。高い税金を払っているのだから、このような
施設は使わないと損である。

スポーツセンターにはアスレチックジムなどもあるのだが、こちらも
盛況だった。一見すると立派な公共サービスを提供しているように見える
のだが、このような事業こそ民営化すべきである。

ジムの利用は2時間450円。
果たして利益が出ているのだろうか。民間にまかせればもっと効率的な
経営が出来ると思う。前例はある。東京体育館は去年からスポーツクラブ
のティップネスが運営するようになり、以前と見違えるような客入りと
なっているのだ。

2007年は公共のスポーツ施設の民営化元年にしてもらいたい。

食品工場の「カイゼン」努力

2007-01-16 22:03:10 | 新聞記事ネタ
不二家が洋菓子製造で消費期限切れの牛乳を使用していた事件は
会社の体質に批判が集まりつつある。

もちろん批判されるべきは経営陣であるが、食品工場の現場では
同じような問題が起きやすい体質がある気がする。
今回はズバッとその原因に迫ってみたい。

ポイントはたゆまぬ「カイゼン努力」である。

私は短期間であるが、学生時代に今回と同様な洋菓子メーカーの工場
でバイトをしたことがある。今ではなかなかよい経験だったと思う。

少し概要を書いてみよう。
まず食品を扱うので、衛生管理は徹底している。白い帽子や作業着を
来て、工場に入る前には念入りに殺菌する。

作業時間は学校のように規則正しく時間管理される。
基本的に流れ作業で、ベルトコンベアーで流れてくる材料にクリームを
入れるなどの作業をする。

工場のあちらこちらに改善目標がグラフなどで表示されており、
作業員の士気をあげようという試み見て取れる。
そして、注目すべきは一日の最初にラジオ体操の後にリーダーから発表さ
れる「カイゼン」への取り組みである。
作業者が気づいたことを紙に書いて箱に入れておくと、それをリーダー
が内容を確認し、よいものは積極的に取り入れているのだ。

その内容は機械の配置場所といったものから公衆電話を設置して欲しい
という要望のたぐいもある。
このような取り組みはどの工場でも行っていると思うが、工場というと
ころは現場の提案が受け入れられやすい環境にあるんだと思う。

不二家の消費期限切れの牛乳を使うというのも間違った「改善努力」と
いう気がしてならない。
勝手な理屈をつけて、使うことに悪いという意識は少なかったのではない
だろうか。しかも材料として使えば資源を無駄にせず、コストを節約につな
がってしまうのだ。

コスト管理が厳しい工場で材料を無駄にすることは抵抗があったのだろう。

そしてここが食品工場ゆえの特徴なのだが、食品は製品の品質管理が他の
工業製品に比べて甘いところがあるのだ。
消費期限を越えた材料を使ったから当然品質が落ちているはずだが、それを
チェックする仕組みがないのだ。(でも、牛乳の消費期限ギリギリでも加工
してしまえば賞味期限が延びるというのは「それでいいの?」という気も
するが、、)
今回の事件の教訓の一つは食品工場での品質管理を確立することが挙げら
れると思う。

消費期限を越えるくらい多くの材料を調達していることが悪なのに、
生産計画と調達をつなげる発想が管理職にはなかったのだろうか。
品質を機械的にチェックする仕組みがないと似た事件が繰り返される
気がしてならない。
同じ食品であるビールなどでは高度な品質管理がなされているので、
不可能ではないはずだ。

日本の工場の現場におけるカイゼン努力はすばらしいと思うが、誤った
方向に進んでしまうこともあるのである。

カフェボルダー

2007-01-08 22:21:54 | Weblog
3連休最後の日、靴を買おうかと御徒町近辺へ行ってみた。
アメ横は相変わらず人ゴミがすごい。
同じ人ゴミでも、銀座・有楽町とはまったく人種が違うのが面白い。

銀座近辺は若い女性が多いが、上野近辺は年齢層が高く、なんとなく
ガラが悪い。気を抜いていると犯罪に巻き込まれそうな緊張感がある。

靴屋はたくさんあり、買おうか迷ったものもあったが、今回は何も
買わなかった。試着も落ち着いてできない店がほとんどで、買おうと
する型がはっきりしていないと、満足する買い物をするのが難しい。

ただし、今回御徒町訪問の目的は買い物のほかもう一つあったので
それほど真剣ではなかったのかもしれない。
もう一つの目的とはキーコーヒーのアンテナショップ「カフェボルダー」で
コーヒーを飲むことだ。

ここはロハスをテーマにしていて、キーコーヒーの直営である。
(厳密には子会社が運営しているようだ。)
私はキーコーヒーの株主であり、キーコーヒーは保有する株の
中で唯一の「優良株」である。

キーコーヒーの株は株数が多くないからか、株価の変動が少ない
ところが特徴だ。それでも私が買ったときから30%以上
上昇しており、半期ごとの小額ながら配当金となんといっても
優待品のコーヒーを送ってくれるのがありがたい。

売却益を狙う人には物足りないが、長期保有している個人株主も
多いようだ。そして、私もそのひとりだ。
そんなわけで、買い増しを検討する材料にと直営のカフェを
訪れてみたのだ。

キーコーヒーが直営のカフェを増やすことは考えにくい。キーコーヒーの
事業は個人より喫茶店などの業務用のほうが売上が大きい。
カギのマークの喫茶店を街中でよく見かけるが、これらの喫茶店を通じて
ブランド価値を高めようととする戦略と考えられるのだ。

ただし、街の喫茶店は衰退の一歩であるため、この直営店で新しい
ロハスというテーマがビジネスとして受け入れられるのか試す意味が
あるのだと思う。

なるほど確かにブレンドコーヒーのほかいかにもヘルシーなスウィーツや
サンドイッチが並ぶ。店の雰囲気も明るくてすがすがしい。

しかし訪れた時間帯のせいもあるが、なんとなく落ち着かない。
分煙とはいえ、喫煙を許しているし、auと店が一体化していて、
携帯電話がディスプレイされている。

ロハスというコンセプトに惹かれて来店していた客はほとんどいなかった
という印象である。
人通りが多いところにあるので、事業としては順調かもしれないが、
せめてもう少し大きな店にするとかしないと、試行が成功しているのか
見えないのではないだろうか。

でも上野・御徒町を訪れたら是非行ってみる価値はありますよ。

「病気にならない生き方」とは

2007-01-06 17:25:15 | 読書
「病気にならない生き方」という本がベストセラーになっている
ことを新聞広告で知った。
普段は新聞広告につられて本を買うことはしないが、宣伝文句の
いくつかが自分の考えに合致していたことに興味を惹かれ、本屋で
立ち読みした上で購入した。

ちなみに余談だが、私はほとんど本をアマゾンをはじめとした
オンラインショップで購入することはほとんどない。
送料無料にしているところも多いようだが、必ず本屋で分量や語調
をチェックして最後まで読みきれるかどうか判断する。

さて、この本の特徴は、食べ物を体内に最初に受けつける胃腸の
健康という点から論じている箇所が多い。
例えば消化できるようによく噛んでから飲み込むようにすること、
有機的な野菜やフルーツをよく摂ることなどを薦めている。

これらは異論がないところだが、議論が分かれるのは
牛乳やヨーグルトなどの乳製品と緑茶をなるべく控えるように
薦めているところだ。ネットでもこの点について異議を唱える
コメントが目についた。

乳製品を毎日摂っている人の胃相は必ずしもよいものではないし、
お茶の先生は胃潰瘍になる人が多いという。

これは実は私も思い当たることがないわけではない。
ほぼ毎日のようにヨーグルトを食べてきたが、腸の調子が必ずしも
よくない。ヨーグルトは本当によいのか疑いをもちはじめていた。

しかし一方でこの本を離れると、別の意見もある。
昨年大晦日の日経新聞には長寿の十か条の一つとして「乳製品をとる」
ことをあげている。

とりあえず牛乳は低温殺菌されたものを選び、ヨーグルトよりフルーツ
を摂るように心がけるようにした。

この本をいわゆる「ハウトゥー」ものとして病気にならない方法を
知ろうと鼻息荒く読もうとすると盲信するか反発するかどちらかに
なってしまう。
これから読んでみようと思った方は「Food for Thought」という感じで
眺めるくらいの雰囲気で読むことをお薦めする。

ブログテンプレート変えました

2007-01-03 12:03:08 | Weblog
ブログを開設してから初めてテンプレートを変えてみた。
数あるテンプレートの中から「シンプル」というカテゴリーの
にある一つを選んだ。

選んだ理由は単純である。シンプルのもののほうが負荷が少ない
からだ。
技術的なところはわからないが、ブログは編集のテキスト情報を
ホームページの形式にするので、相当複雑なプログラムが裏側で
動いているはずである。
凝ったテンプレートを使うとそれなりに格好がつくかもしれないが、
ただでさえ「重い」ブログがさらに重くなること受け合いである。

「重い」ということで一つ思い起こすことがある。
仕事でパワーポイントを使ったプレゼンを見ることがよくあるが、
プレゼン資料にもこれと共通するものがあるのだ。

様々なアニメーションなどを駆使し、容量が何メガにもあるような
プレゼン資料をよく見かける。確かに凝った資料は人の目をひくし、
そのほうが印象に残るかもしれない。例えば→を左から右に移動して、
視覚的につながりをわかりやすくするなどの効果的なものも少なくない。

だが、意味もなくクルクル回転させるアニメーションを使い、色も
できるだけ派手なものを使う傾向が年々強くなっているように思う。

このような「過剰な」プレゼン資料が可能になった背景は、メモリーの
値段や下がり、xxギガという容量のハードディスクをパソコンに搭載
することが容易になったからだ。

容量に対する緊張感から技術者を解放したことで新しい創造が生まること
になったかもしれないが、その逆の効果として、メモリ(資源)を節約しつつ、
真に伝えたいことを効率的に伝える知恵が薄れてきていはいないだろうか。

2007年は過剰をやめ、シンプル設計を心がける一年にしたい。