実高ふれ愛隊日記

-石川県立大聖寺実業高校情報ビジネス科課題研究ブログ-

秋の全昌寺・秋海棠(しゅうかいどう)が見頃です!

2012年09月05日 | 日記

実高ふれ愛隊で~す(^o^)

大聖寺山ノ下寺院群にある全昌寺は、曹洞宗のお寺で、”悲運の将”として大聖寺の人々に

とても親しまれている元大聖寺城主山口玄蕃(げんば)の菩提寺です。

全昌寺松尾芭蕉が泊まったことでも知られますし、517体の仏像が揃った五百羅漢があることも

有名です。また全昌寺には豊臣秀吉直筆の書状も展示されています。

ですから、一度訪れると、時間が経つのも忘れてしまうほど見どころ満点のお寺です。

全昌寺では今まさに可憐な秋海棠(シュウカイドウ)の花が見頃を迎えています!

秋海棠(シュウカイドウ)

秋海棠(シュウカイドウ)花言葉は「片思い」。左右非対称な葉っぱが、報われない恋心にたとえられ

のでしょうか。江戸時代初期に日本に持ち込まれて以降、園芸用として栽培されている花です。

貝原益軒という人が書いた『大和本草』には、「寛永年中、中華より初て長崎に来る。・・・

花の色海棠に似たり。故に名付く」と記されています。松尾芭蕉が泊まった部屋は、

今は茶室になっていますが、その茶室から秋海棠(シュウカイドウ)の群生を見ることができます。

松尾芭蕉の句には「秋海棠西瓜の色に咲きにけり」というものもあります。

濃い緑の葉に浮かぶピンクの花を、スイカに見立てました。


その他にもハナトラノオワレモコウハギサルスベリなども咲いていてお寺の庭はまるで植物園のように

キレイです。(ご住職によると、今年は夏の高温で、少し花の付きが悪いそうです。)

少し秋の涼しさも感じられるようになってきました。お時間があれば可憐な花々を鑑賞するために、

全昌寺に足を運んでみませんか?

ハナトラノオ:花言葉は「達成」

ハナトラノオ花虎の尾)は色が桃紫色のちょっと変わった花ですが、涼しげで可愛げのある花です。

←ワレモソウ(吾亦紅)花言葉は「愛慕」「変化」

秋の代表とされる草花で、奈良時代にワレモコウの記録が残っています。

←ハギ(萩):花言葉は思案」「内気」「物思い」

秋の七草の一つで昔から野山に自生しています。秋の字を持ち人々に秋を知らせる愛らしい花で、

万葉の時代、男女とも髪にの花を飾り、ラブレターの花の小枝に結び贈りあっていたそうです。 

←サルスベリ(百日紅):花言葉は「敬愛」

サルスベリ百日紅)は中国の伝説で、恋人と百日後に逢うことを約束した乙女が、約束の百日目の直前に他界し、

その死んだ日の後に咲いた花、といわれています

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