火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

火星への大切な一歩!

2016-04-08 22:48:02 | 火星への入植

村上祐資さん!おめでとうございます。
約3年間の選考期間を経て、Mars160のメンバーとなりましたね!
それもXO(Executive Officer)とはすごいです。
これは、MA365へと続く道ですし、火星も視野に入って来ました。 

日本火星協会のHPで今回のニュースリリース資料を公開してますので、ご覧ください。

ここでは、アメリカ火星協会がこの件に関する発表をしてますので、ご紹介します。
原文:http://www.marssociety.org/home/news/?post=mars-society-to-launch-mars-160-twin-desert-arctic-analog-missions

要旨は、以下の通りです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
火星協会は、「Mars 160 Twin Desert-Arctic Analog Missions」を立ち上げました。 

火星協会は、所有している擬似火星研究基地の2つを使用して80日間づつ合計で160日間の新しいミッションを開始します。
(火星砂漠研究基地(MDRS)、フラッシュライン火星北極研究基地(FMARS))

・Mars Desert 80 (MD80):2016年秋、MDRS(アメリカ、ユタ州)

・Mars Arctic 80 (MA80):2017年夏、FMARS(カナダ、デボン島)

メンバーは、以下のとおり(多国籍、全員がMDRS経験者)

・アレクサンドル・マンジョ、コマンダー&エンジニア(フランス)
・村上祐資、執行役員(日本)
・シャノン・ルパート、生物学者(米国)
・アナスタシア・ステパノワ、ジャーナリスト(ロシア)
・クロード・ミシェル・ラロッシュ、エンジニア(カナダ)
・博士 ジョナサン・クラーク、地質学者(オーストラリア)
・スーザン・ジュエル、MD、バイオメディカル・リサーチ(英国) 

プログラムマネージャ:ロバート・ズブリン(火星協会の会長)
主任研究者:シャノン・ルパート 

「目的」
火星で活動する場合と同じような環境下で、活動することで将来の有人火星探査のための知見を得ることを目的としてます。

1.野外調査

・地質調査

・古生物学と微生物調査

2.技術調査

・火星関連工学研究

・遠隔科学生物医学のテスト

・宇宙服技術

・野外活動行動戦略

・基地と野外間との宇宙飛行士同士の連携訓練

「その他の目的」
1.コスト削減
 MDRSとFMARSとでは、活動に掛かる費用が違い、当然FMARSのほうが高いです。
MDRSでFMARSと同等な成果が得られるならば、今後の火星擬似研究に大きく貢献します。

2.MA365の実現
 火星協会は、Mars Arctic 365 mission(MA365)を計画してます。
MA365は、現在、資金調達中ですが、MARS160の成果によって実現を早めることが期待されます。
その理由は、MA365の運営費用削減と最適な人材の選出です。

「今後の予定」
1.第19回国際火星協会大会にてMARS160のクルーの会見があります。(スカイプ等)

 *第19回国際火星協会大会:9月22日~25、the Catholic University of America(ワシントン州)

2.MD80:9月24日からMDRSで開始されます。


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