日本火星協会

日本火星協会の活動や世界の火星ミッションの情報を提供しています。

ニーモって

2016-07-29 01:27:44 | 火星への入植

7月21日からフロリダ沖の海底にあるNASAの海底Aquarius Reef BaseNEEMO21ミッションが始まっています。 
http://www.nasa.gov/image-feature/aquanauts-splash-down-beginning-neemo-21-research-mission
*NEEMO:The NASA Extreme Environment Mission Operations (NASA極限環境ミッション運用) 

今回は、16日間(7月21日~8月5日)で、今までで最長だとのことです。
ハブの外部(海中)では、将来の宇宙ミッションで使用するツールとミッション運用技術を評価します。
ハブの内部では、DNAシーケンサー、医療遠隔装置、および有人宇宙飛行の貨物移送のためのHoloLens動作性能をテストします。

今回のクルーは8名で、ハブ外部が上記の写真の上から時計回りでMatthias Maurer (ESA)、 Marc O Griofa (Teloregen/VEGA/AirDocs)、 NASA astronaut Megan McArthur、 NASA astronaut Reid Wiseman、 Dawn Kernagis (Institute for Human & Machine Cognition)、 そして Noel Du Toit (Naval Postgraduate School)
ハブ内部には、Florida International University Habitat Techniciansの Hank Stark (左) と Sean Moore (右) 

現在、ISSに滞在中の大西卓哉宇宙飛行士もこの海底Aquarius Reef Baseで2011年10月20日から10月26日の間、訓練を受けていました。
*もっと長い期間やる予定がハリケーンの接近によって打ち切られていますね。
http://iss.jaxa.jp/astro/onishi/neemo15/news/

海底Aquarius Reef Baseの場所は、こちらhttps://www.google.com/maps/place/Aquarius+Reef+Base/@25.0307697,-80.5311269,8z/data=!4m5!3m4!1s0x0:0x6c5d66c663f4ec8e!8m2!3d24.9501739!4d-80.4535364?hl=ja 

*いよいよ火星へ向けて出かける本気度が上がってきた感じです~

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ダストデビルを捕まえた!

2016-07-26 15:03:45 | 気候・天気

日本の共同研究グループがコンピューターのシミュレーションによって、火星大気中の塵旋風(ダストデビル)を大量に再現し、どのくらいの大きさのダストデビルがどのくらいの頻度で存在するかが分かるようになりました。
スーパーコンピューター「京」による超高解像度シミュレーションを実施した結果得られたものです。
*共同研究グループ:理化学研究所、北海道大学、神戸大学、松江工業高等専門学校、九州大学、京都大学
詳しくは、こちら
http://www.riken.jp/pr/press/2016/20160720_2/

*今までも観測によって、発生頻度や大きさがある程度分かっていましたが、観測できるダストデビルの数が少ないため、十分な情報を得ることは困難でした。

今後、さらにシミュレーションを重ねて、ダストデビルが発生する季節や場所による違いを明らかにすることにより、火星天気予報の実現や、無人探査機のみならず有人探査機における火星への着陸・地上活動に貢献することが期待できます。
*凄いぞ!日本。

現在は、火星を周回しているNASAのMRO(マーズ・リコネサンス・オービター)搭載のMARCI(Mars Color Imager)によって火星表面の画像が収集されており、それによって日々の天気予報や季節変動などが提供されています。
*詳しくは、こちら1こちら2

こちら1: http://www.msss.com/msss_images/2016/07/20/
こちら2: http://moonstation.jp/ja/mars/exploration/MRO/inst.html 

下図は、2012年8月5日にCuriosityが火星大気に突入直前の地表面の様子です。
Galeクレーターは、お天気でしたね。 

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もう、自分で出来るさ!

2016-07-22 11:44:14 | MSL

7月21日のWhat'sNewによりますと、Curiosityが自分で調査対象を選んで調査を行ったとのことです。
Curiosity自身の初めての判断で選ばれた調査目標は、下図左の黄色のポイントです。
ここをChemCamのレーザーで調査した痕が右図です。

今までは、Curiosityが送ってくるNavCam画像を地球で見てから、どこを調査するか指示してました。
これからは、自動でNavCamの画像からAEGIS softwareを使用して調査対象を選んで、実行できます。
これで、ルーティーンな調査をCuriosityに任せられることになるので、時間を有効活用できるようになりますね。
Curiosityが自動で調査した結果を見て、必要なら戻っても良い訳です。
*AEGIS(for Autonomous Exploration for Gathering Increased Science)は、NASAのJPLで開発されたものです。すでにOpportunityでも使用されていますが、さほど頻繁には使われていないとのことです。 

Curiosityは、火星に来てからもうすぐ丸4年になります。
その間にChemCamのレーザーで調査した対象は、1,400以上で、その目標に向かって浴びせたレーザーショットは、35万ショット以上だそうです。
(凄い!)

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火星の本音が聞けそうです!

2016-07-21 13:42:12 | Mars2020

7月16日にMars2020がいよいよ本格的に2020年夏の打ち上げを目指して開発が進むことが発表されました。
http://www.nasa.gov/press-release/nasas-next-mars-rover-progresses-toward-2020-launch

2021年2月には、火星に到着予定です。
Mars2020は、単独のロボット探査の総仕上げとなります。
次は、「サンプルリターン」
そして、「有人探査」へと続きます。(有人探査は、人類とロボットの共同活動となることでしょう!) 

上図がMars2020です。Curiosityのバージョンアップ版となります。
*主要部分にCuriosityの技術を利用して、生命探査にさらに迫るための最新技術を詰め込む予定です。
 打上げからスカイクレーン方式での着陸まで、ほぼCuriosityの技術を利用するようです。
 2013年7月11日の当ブログ「Curiosityに8歳年下の弟が!」 も参照してください。

Mars2020の目的は、Curiosityとほぼ同じですが、カメラや分析機器などがグレードアップされていますし、Curiosityでは、結構心配かけている車輪も丈夫になっているようです。
また、マイクを搭載しています。
文字通り突撃インタビューアーとなって、火星の本音を取材してくれることが期待されます。
*火星の風の音やMars2020の移動音、サンプル採取時のドリル音など聞きた~いで~す。

そして、火星の大気(二酸化炭素)から酸素を作る実験装置が搭載されます。
*将来の有人探査では、「現地調達」がキーワードとなってますが、その中でも水や酸素の確保は、最重要事項ですね。 

総重量は、1,050kg

主要7機器は、以下の通りです。

MASTCAM-Z
ズーム能力とパノラマ立体撮像能力を持つ高度なカメラシステム。また、火星表面の鉱物を決定し、ローバーの操作を支援します。

MEDA:MARS ENVIRONMENTAL DYNAMICS ANALYZER
温度、風速と方向、圧力、相対湿度、粉塵の大きさ及び形状の測定値を提供する環境センサ。
(Curiosityは着陸の時に風向計の一部が破損してしまいました。今度は、そういうことがないよう頼みますよ!) 

MOXIE:MARS OXYGEN ISRU EXPERIMENT
火星の大気中の二酸化炭素から酸素を生成する技術調査。
 
PIXL:PLANETARY INSTRUMENT FOR X-RAY LITHOCHEMISTRY
火星の表面材料の微細なスケール元素組成を決定するために、高解像度の撮像装置を含むX線蛍光分光計。
PIXLは、これまでの分析機器以上に化学元素のより詳細な検出および分析を可能にします。
 
RIMFAX:RADAR IMAGER FOR MARS' SUBSURFACE EXPERIMENT
地下の地質構造をセンチメートルスケールの分解能で調査する地中レーダー。
 
SHERLOC:SCANNING HABITABLE ENVIRONMENTS WITH RAMAN & LUMINESCENCE FOR ORGANICS & CHEMICALS
細かいスケール画像を提供し、微細なスケールの鉱物を決定し、有機化合物を検出するための紫外線(UV)レーザーを使用する分析計。SHERLOCは、他の機器との補完的な測定を提供する最初のUVラマン分光計となります。
 
SUPERCAM
イメージング、化学組成分析、および鉱物を提供することができる器具。また、遠くから岩や表土中の有機化合物の存在を検出することができるであろう。
(CuriosityのChemCamの進化版ですね) 
 
着陸方式も改良されており、Curiosityよりも精度良く着陸地点を選べるそうです。
どこへ着陸するか?
期待が膨らみますね!
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最近の水事情

2016-07-15 13:50:05 | 水と生命

7月8日のNASAのJPLのニュースによりますと、マリネリス峡谷内でRSL(recurring slope lineae) が多数観測されたそうです。
http://www.jpl.nasa.gov/news/news.php?feature=6562 

*RSL(recurring slope lineae):季節に対応して、暖かい時期にクレーターの斜面で観測されてきた水が流れたような黒い筋のことです。

MRO(マーズリコネイサンスオービター)のHiRISEカメラによるものです。
下図の青のポイントがRSLで、41サイトで観測されています。
各サイトは、HiRISEカメラで5.4km×12kmの範囲の単一画像として撮影されています。 

下図は、各サイトの詳細な画像の一例です。
幅約2.5kmの範囲を表しています。 

各サイトでRSLが数本から千本以上まで確認されています。
この41サイトから流れ出る水量は、3万から10万立方メーターと推定されています。 

ただ、問題点として「その水は、どこから来ているのか?」です。
今までのクレーターで観測されたRSLの場合は、「豊富な地下層保持水がクレーター形成時の衝撃によって作られたクレーター壁に保持されているため。」と考えられています。
マリネリス峡谷の場合は・・・
現在、有力なアイデアは、「大気の水分を高濃度の塩類を含む地質が吸収した結果である。」 と言うものです。
メカニズム的に無理があるようですが、今後の研究を待ちたいと思います。 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ちょうど良い機会なので、火星の水をまとめておきます。
結構たくさんあるなーと言う印象です。 

1.北極・南極にドライアイスの下に氷の層があります。

2.2011年に確認されたRSLは、下記サイトで
・「液体の水!塩辛いけど」2011.08.05 
http://blog.goo.ne.jp/japanmarssociety/e/9cc2fe56a5d67b474bad50a8a8a69217

火星の低緯度で暖かい季節にいくつかの斜面で液体の水(塩水ではないかということ)が流れた証拠を確認したとのことです。

・「今も水が流れている!!」2015.09.30
http://blog.goo.ne.jp/japanmarssociety/e/ca9e3d45ca88797390736f06f45d18e8 

Palikirクレーター、Haleクレーター、Copratesカズマ、Horowitz 

9月28日付けNature Geoscienceで「Spectral evidence for hydrated salts in recurring slope lineae on Mars:火星で繰り返し発生するRecurring slope lineae (RSL)に水和塩の証拠を発見」と言う論文が出されています。

3.火星表面を覆うダスト中に水分が広く分布している。
地表の土に2%の水分!でも、荷造りはまだ早いとのことです!」2013.10/02
http://blog.goo.ne.jp/japanmarssociety/e/18f43fcddca9e4e55b309da210af0c9f

地表のきめ細かな土粒子に約2%の水分子が含まれていることが分かりました。
この土粒子は、火星のほとんどの表面を覆っているので、火星全体に水があるといっても良い発見です。

4.タルシス三山の一つArsia Monsの北西面に2.1億年前、湖があった可能性があり、現在も水の氷があるかも。
赤道近くに水がある・・・」2014.05.30 
 http://blog.goo.ne.jp/japanmarssociety/e/4a5b94b1f0ebc48b906d936e21710dc7

タルシス三山の一つで一番南にあるArsia Monsの北西面に2.1億年前大量の水が湖を形成していた可能性があるとのことです。
火星の地質年代でthe Amazonian後期(4億年前から現在)の頃まで生命が存在できる環境を維持していた可能性があります。
驚くべきことに研究者達は、この地域に現在も水の氷が存在している可能性も示唆しています。

5.火星の隕石から
火星の隕石の分析から火星の地下に新たな水素の貯蔵層を発見」2014.12.24
http://www.titech.ac.jp/news/2014/029417.html

・火星隕石の水素同位体分析により火星地下に新たな水素の貯蔵層を発見
・水素の貯蔵層は含水化した地殻か氷(凍土)として火星地下に存在
・その存在量は過去に存在した海水量に匹敵する可能性を提示

6.中緯度に氷河を確認しました。
中緯度に氷河が!しかも、動いている!」2015.05.03 
 http://blog.goo.ne.jp/japanmarssociety/e/70da5958e50c81251981e1b325513d0e

the Niels Bohr Institute (at the University of Copenhagen)の研究チームが以前から軌道船によって中緯度で観測されていた帯状に伸びる氷河が水の氷であることを証明しました。
北半球と南半球ともに緯度30°~50°の範囲の中にあります。
水の氷の総量は、1,500億m3以上で、火星表面を1.1mの氷で覆うことが出来るとのことです。

                                 以上

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4回目のセーフモード

2016-07-08 22:24:44 | MSL

7月6日のWhat'sNewによりますと7月2日にCuriosityが突然のセーフモードに入ったそうです。
でも、Curiosityは地球の管制と通信が繋がっており、通信を回復するための慎重な手順を踏んでいるところだそうです。

エンジニアは、今回の原因を突き止めるために取り組んでいます。
予備的情報としては、メインコンピュータのカメラのソフトウェアとデータ処理ソフトウェアとの間に予想外の不一致を確認してます。

Sol1389は、日本時間で7月4日ですね。

*現在、「Mars Curiosity rover solar ephemeris」が入手できていないので、日本時間での正確な把握ができてません。
 どなたか、情報がありましたら、ご教授をお願いいたします。
Sol1389には、調査対象の “Outjo”をAPXS とMAHLIで調査する予定でしたが、中止されました。

また、Curiosityのミッションの2年間の延長が決定されました!めでたい!
追加期間は、2016年10月1日に開始されます。

下図は、Sol1389時点でCuriosityの前に広がっている風景です。

 

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まじ~歴史が変わるかも・・・

2016-06-28 18:44:18 | MSL

6月22日のWhat'sNewでCuriosityがSol1060(2015年7月31日)にサンプル採取した"Buckskin."のサンプルからトリジマイト(鱗珪石)が確認されたと言うニュースが載っていました。
NASAは、「予想もしない鉱物を発見」と驚いています。 
なぜなら、このトリジマイトは、火星では想定されていなかったsilicic volcanism(ケイ素火山活動)によって生成されるものだからです。 
NASAでは、トリジマイトの発見で火星での火山活動の歴史を再度研究するように科学者を促す可能性があると言ってます。 

*筆者がトリジマイトについて調べたところでは、下記のサイトが詳しかったです。
http://www.asahi-net.or.jp/~up5s-andu/SUISHO/05_suisho.htm  

トリジマイトは、石英の仲間ですが、特殊な条件でしか生成しないということです。地球上でも珍しい鉱物のようですね。
その生成条件は、上記サイトから引用しますと「微惑星の衝突で急激な温度上昇と圧力低下が起こって生成したと考えられる隕石や、マグマの急上昇による急激な圧力低下を経験した火山の噴出岩中に多く発見される」とのことです。

下図がトリジマイトです。
こちらのサイトから引用しました。 http://www.istone.org/tridymite.html

Thomas Range, Juab Co., Utah, U.S.A.

さらに、6月27日のWhat'sNewでSol621(2014年5月6日)にKimberlayでサンプル採取した"Windjana,"のそばで高濃度の酸化マンガンを発見していたとのことです。
ChemCamのレーザーによる分析です。 
このことは、過去の火星に酸素が高濃度で存在していたことを示しています。
高濃度の酸化マンガンの関しては、Curiosityだけのお手柄ではなくて、Opportunityも発見しています。
Opportunityは、Galeクレーターから数千kmはなれたところで活動中です。 
酸化マンガンが火星に広く分布しているようです。 


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火星まで直線距離で約4,100万km

2016-06-23 00:04:14 | EXOMARS

ESAのExoMarsが6月13日に火星を撮影しました。
約5億kmの旅程のほぼ半分の位置から火星を撮影しました。
火星とExoMarsとの距離は、約4,100万kmでした。
6月13日の火星と地球との距離は、77,519,155kmでしたが、ExoMars搭載のカメラの性能から下図のような画像でした。
ハッブル望遠鏡はもちろん地球上の天体望遠鏡が撮影した画像にも劣ることを認めています。
でも、ミッションにとって大切なマイルストーンですし、10月にはもっと素晴らしい火星の画像を送ってくることでしょう。 

TGO's first image of Mars. Credit: ESA/Roscosmos/ExoMars/CaSSIS/UniBE

火星撮影の他、各機器のチェックを実施していますし、7月28日には、軌道修正が予定されています。 

下図は、上図の画像を惑星協会のEmillyさんが画像処理したものです。
これなら各天文台などが撮影している画像と比較しやすいですね。 

Credit: ESA / Roscosmos / ExoMars / CaSSIS / UniBE / Emily Lakdawalla

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君が必要だ!一緒に火星へ行こう!

2016-06-16 23:14:40 | NASA

NASAが火星へ行く人を募集するポスターを公開しています。
http://mars.nasa.gov/multimedia/resources/mars-posters-explorers-wanted/

と言ってもこのポスターは、2009年にケネディ宇宙センターに展示されていたものだそうです。

そこには、以下のような文章が書かれています。
(以下、勝手訳)
-----------------------
火星はあなたを必要としています!近い将来、火星は探検家、農民、測量士、教師などすべての職種が必要になります。。。いや、あなた方の多くの人が必要です!
私たちと一緒に火星への旅に参加しませんか?そこで、私たちはロボットで探査してます。
そして、そこに人々を送る日が来ることでしょう。

あなたに語りかける火星のポスターをダウンロードしてください。
探検家になりましょう! 
------------------------ 

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上を目指せ!

2016-06-15 00:40:14 | MSL

6月13日のWhat'sNewによりますとSol1369(6月13日)にSharp山を再び登り始めました。
ずーっと横移動ばかりでしたから、やっとすっきりしましたね。
下図が現在の位置です。

Sol1361(6月4日)には、12回目のドリルによるサンプル採取を行いました。
下図に今までのドリルでサンプル採取した場所を示してます。 

下図は、Sol1338(5月11日)に11回目のドリル穴Okorusoを前にして、これから向かうSharp山を仰ぎ見ているところです。

少しずつですが、Shrap山を登って行きます。
まだまだMurray formationが続きます。
頑張れ!Curiosity!

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スーパー盛り上がり!いただきました!

2016-06-01 22:07:07 | 火星画像

31日は、全国的に盛り上がりましたね。
今年は、中接近ですが、誰が言ったのか「スーパーマーズ」?
いろいろ意見はあるけれど、わかりやすいネーミングだったと言うことでしょう。
火星までの距離が7,528万km(光の速度で約4分11秒) 

今回の最接近は、日本では5月31日午前7時だったため見ることが出来ませんでした。
そういう意味では、31日の夜に比べて30日の夜の方が火星は、微妙に大きかったんです。

何はともあれ、facebookやTwitterでもいろいろな投稿が見れて楽しいです。
火星はまだまだ、肉眼でも見ることが出来ますので、少しずつ遠ざかって、小さくなる火星を見送りましょう!

今回多くの画像がありましたが、一部を紹介します。

マーズは、NASAの火星接近サイトから
http://mars.nasa.gov/allaboutmars/nightsky/mars-close-approach/
凄くわかりやすいです。 

NASA 

ハッブルの5月12日の画像です。
http://www.nasa.gov/feature/goddard/2016/new-hubble-portrait-of-mars

NASA_hubble

石垣島天文台(5月28日の画像
http://www.miz.nao.ac.jp/ishigaki/content/news20160529

石垣島天文台

各地の天文台では、まだ観望会がありますので、お近くの天文台で見るのも良いですね。

facebookに広島のお友達が投稿した写真が素敵です。
個人的には、こういう画像がおすすめです。
スマホやデジカメで身近な建物などを入れて火星を撮影してみてください。
良い記念になると思いますよ!

 Etsuko_Yoshida_Kaneyuki

はやぶさ2が光学航法望遠カメラで5月24日撮影した火星画像が下記サイトで見れます。
http://www.hayabusa2.jaxa.jp/topics/20160531/ 

嬉しいですね!はやぶさ2がちょうど地球と火星の間にいる時に撮影したそうです。
つまり、太陽→地球→はやぶさ2→火星 と直線に並んでいるんですね! 

まだ、終わったわけではありませんので、しばし余韻を楽しみましょう。
2018年は、大接近ですので5,759万kmまで近づきます。光の速度で、約3分20秒です。
また、最近の情報では、スペースX社が2018年に火星探査機を着陸させる計画を発表してますよ。
http://news.biglobe.ne.jp/it/0518/lfh_160518_7387157431.html 

2018年は、今年以上に楽しくなりそう!

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日本チームNARABU、頑張って!

2016-05-18 00:14:41 | 火星への入植

今年の4月1日に当ブログ「Team Kanauと双NARABU」で紹介したthe International Gemini Mars Design Competition(インスピレーションマーズへのアイデアコンテスト)で、双NARABUがファイナリスト10チームに選ばれました。
以下の通り、5月16日にMarssocietyのニュースで発表されています。
*前回のTeam Kanauと同様に、是非優勝して欲しいものです。 

最終審査は、第19回の火星協会の総会で行われます。
ワシントン州のthe Catholic University of Americaで9月22日から25日で行われます。
優勝者は、24日に行われる夕食会で発表されます。

火星協会会長のズブリンさんが次のように言ってます。
「このミッションをGemini Marsと呼ぶのは、単に乗員が2名だと言うことだけではない。1960年に行われたジェミニ計画が月への道筋を付けるものだったのと同様に、Gemini Marsが火星への道を拓くものになるからだ。」
*期待してます。 

ジェミニ計画のイラストです。
*火星へ行く場合は、乗員が2人でも、もっと大きな宇宙船となります。 

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いよいよ火星が最接近です

2016-05-15 00:00:44 | 火星画像

5月31日7時(日本時間)に火星が最接近します。
下図は、国立天文台のSky Viewerの情報です。

観測としては、30日でも31日でも同じように大きな火星が見られます。
ちなみに、本日14日で視直径が17.76″です。
5月30日が視直径18.62″と日本で今回観測可能な条件で最大に見えます。
31日でも視直径18.6″ですので、違いがないと言えそうですね。
6月24日まで視直径17″以上を保っています。
個人的には、以下の優先順位で火星を見ることをおすすめします。
*人それぞれ、優先順位が違うでしょうが・・・
「天気の良い日→予定が空いている日→仲良しや仲間がいる日」

先日投稿した「見上げてごらん!そばの火星を!」でいろいろな画像を見て、撮影にもチャレンジしましょう! 

 

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2火星年の気候変化

2016-05-14 11:44:14 | MSL

Curiosityが火星に着陸してから2火星年が経過しました。
そして、5月11日(Sol1337)から新たに3火星年目に入りましたね。
火星に着陸してから地球時間で1375日となります。(3年5ケ月6日)
5月11日のWhat'sNewに、その間の気温・気圧・大気中の湿度、メタンの測定結果が発表されています。
最初の動画を見ると、如何に火星と地球が似ているかが分かりますね。
1年の長さは違いますが、同じように四季があります。
気温や気圧も数値は、異なってますが、同じような四季の変動を確認できました。 
Curiosityの調査によって、過去には、Galeクレーター内が生命の存在を可能にする水の豊富な環境であったことが分かっています。
現在では、すっかり乾燥した環境となってはいますが、それでも大きな季節変動で、火星は生きていると感じます。 

2火星年同じ場所のデーターが得られたことは、大きな成果ですね。
*バイキング1号には、まだ及びませんが・・・バイキングは、Sol2436(3.6火星年)の実績があります。(すごい!)
下図
が数十億年前の気候を推理するための貴重なデーターです。 

最初のグラフは、気温変化です。
気温は、ロサンゼルスと比較したグラフとなっています。
火星では、気温がかなり低くて、1日の気温変化幅も大きいことが分かります。 
「気温差」ロサンゼルス・・・約10数℃、 Galeクレーター・・・約80℃

真ん中のグラフは、大気中の湿度と相対湿度です。
湿度は、地球の1000分の1から1万分の1程度とかなり低いですね。
相対湿度は、最高70%の時がありました。
これは、地面に霜が降りる可能性のある値でしたが、Curiosityは霜を観測してません。
他の探査ローバーは霜を観測していますが・・・ 

季節による大気圧変化は、極冠でのCO2の凍結⇔昇華による影響で引き起こされています。
今までの探査でも確認されていました。

その他、季節変動として、大気が冬はきれいで、春と夏はホコリっぽく、秋は風が強いということです。
また、視界が夏は30kmと低く、冬は130kmと高いということです。

それにしても、風向・風速のデーターがないのは、少し寂しい・・・ 

下図は、メタンの測定結果です。
メタンは、生きている生命の確認に重要な因子です。
Curiosityは最初の秋にメタンの高濃度の存在を確認しましたが、2火星年目には観測されませんでした。
今後もメタンの測定を継続して、バックグラウンドのメタンの季節変動を監視していきます。


 

以上のことから、長期の測定も大切ですが、いくつかのタイプの観測を組み合わせることの大切さを確認したとのことです。

今後も、現在のGaleクレーター内の環境調査を継続しながら、Curiosityは、環境条件の古代からの変化を調査するためにSharp山麓の地質的調査を継続するとのことです。

*もっと登って欲しいですね~、高いところからのGaleクレーターの風景を見たいものです。

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見上げてごらん!そばの火星を!

2016-05-07 14:14:44 | 火星画像

国立天文台_SkyViewerにて

火星がますます大きく輝いています。
視直径 17.4″ 等級 -1.8

特に今の時期は、アンタレスと並んで赤さを競いながら土星を従えて天空を回って行きます。
多くの天文台・プラネタリウムや科学館などで観望会も開催が計画されています。
目視でも十分楽しめますし、ロッカーに仕舞ってある天体望遠鏡を引っ張り出す良い機会ですよ。 
2年2ケ月後の2018年7月31日は、大接近となりますので、その準備運動にいかがでしょうか?

下記に私が見ているサイトをご紹介します。 

☆国立天文台 「2016年の展望と年間カレンダー
 http://www.nao.ac.jp/astro/sky/2016/2016.html 

 「Sky Viewer
 http://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/skymap.cgi

☆AstroArts 投稿画像ギャラリー 
特集 2016年 火星」 
 http://www.astroarts.co.jp/photo-gallery/special/355 

 「obj:火星」の検索結果 こちらは、望遠鏡以外の画像も多いです。
 http://www.astroarts.co.jp/photo-gallery/search?q=obj%3A%E7%81%AB%E6%98%9F&p=1

 「火星を見よう」 
 http://www.astroarts.co.jp/special/2016mars/index-j.shtml

つるちゃんのプラネタリウム
 http://homepage2.nifty.com/turupura/

 「火星から見た星座」 実際に見たい!
 http://homepage2.nifty.com/turupura/novelty/marcol.htm

 「公共施設、プラネタリウム」 全国の天文台等よくまとめておられます。
 http://homepage2.nifty.com/turupura/link.htm

☆東亜天文学会火星課の画像
 http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2016/f_image.html

☆VIXEN 「2016年、火星がかなり近づいてくる
http://www.vixen.co.jp/lp/2016mars_1.html

☆スコープテック 「天体写真の掲示板
http://0bbs.jp/sofmap2/ 

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