大物のギャンブラーが殺害され、刑事のコッチは、怪しいとにらむ事件の容疑者ジョニーを尋問すべく、彼のもとへとやって来る。ジョニーは、暗黒街の大物グイドと共同でカジノを経営する切れ者だった。ところが、ジョニーのかつての恋人で、いまやグイドの妻となっていたネルが、なおもジョニーに未練を抱いて、彼にひそかに高価な贈り物をプレゼントしようとしたことから、3人の男女の間で熾烈な愛憎劇が生じることとなり…。
ジョニー・オクロック 1947年/アメリカ/ロバート・ロッセン
面白かったです。
殺人現場にメキシコのコインが落ちていた段階で真犯人は判ってしまいますが、不思議とシラけることはないです。
ジョニーの部下がジョニーを裏切っていたり、ジョニーを愛していると思っていたネルもあっさりと裏切ったり…。
ジョニーのキャラクター以上に、ジョニーの周りの人間が面白かったかもしれません。
時代性やモノクロ効果、俳優陣の独特な存在感など、お話が単純でも十分楽しめると思いました。
日本未公開、未ソフト化だそうです。