数年ぶりの牧野植物園。
毎度のことながら、そのスケールに圧倒される。
さすが県営。
これだけのものをつくり、それを維持するのに必要な人手と金を想像すると、「いやはやまったくかなわんなあ」と唸るばかりだ。
一転、午後からは村に帰ってわがホーム、モネの庭。
「ホントにかなわんか?」と自問して、「いやいやそうでもないぜ」と自答する。
勝負の仕方は「がっぷり四つ」に組むことだけではない。
けたぐり、とったり、猫だまし、、、
そうだ、そうだよ、そうだったんだよな、、、
ゲリラ戦法で挑んでいた過去を思い出し、正攻法を追い求めがちな今を少しばかり反省する(あ、「モネの庭」が、ではないですよ。わたしの本業のこと)。
かたわらの勿忘草に目を移すと、口をついて出てくるのは昭和のヒット曲。
♪ 幸せ祈る言葉にかえて
忘れな草をあなたにあなたに ♪
謙虚とは堂々として過信しないことだ、それは断じて卑屈であることではない。
中岡慎太郎の言葉が脳裏に浮かんだ。
うん、
Forget-me-not だ。