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オペラ「貞奴」

2011-04-24 19:16:58 | 日常のスケッチ

今日は当市ゆかりの女優・貞奴を題材にした創作オペラ「貞奴」を見てきた。
これは3部作の予定で、今日上演されたのは第1部青嵐篇だった。
この近辺の市町村ではこれまでにも市民参加の創作オペラが作られていて、
どれもなかなかの出来だったので、今回もかなり期待してでかけて行ったのだけど、
これは残念なことに今まで見たなかで最低の作品だった。
あまりつまらないので、途中で出ようかと思ったくらいだ。

まずストーリー構成が悪い。生い立ちをなぞるのが精一杯で
内面を掘り下げていないし、盛り上がりに欠ける。
オペラの命はなんといっても音楽だが、これもつまらない。
ひとつくらい心に残る旋律があってもいいと思うのだけど。
美濃市で見た「一粒の豆」というオペラを見たときは、
帰途運転しながら印象的なコーラスの部分をずっと口ずさんでいたものだ。

貞の少女期を演じた女性は可憐で、演技も歌もうまかった。
ところが第3幕で貞がまだ十代の少女という設定のときに
大人になった貞を演じる人に交代してしまった。
この人はいちおうプロなのだけど、でっぷり太ったおばさんが
恋した男性の前で恥じらうさまを演じるのは滑稽だった。
なんだかお笑いのギャグを見ているみたいな気がした。
それはわたしだけでなく、周囲からも失笑が聞こえてきた。
時間とお金を損した……。今日は会場は満席だったけど、
第2部に来るのは家族や友人だけになるのでは。


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