めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

下流の宴(林 真理子)

2012-04-03 21:54:37 | 本(よかった!) た・な・は行の作者

やっと、 やっと、 ワタシの手に入りました。
o(T^T)o 感無量…

昨年、ドラマ が放映されてからというもの、
本の人気も爆発してしまい、市内図書館に5冊あるものの、常に 予約者殺到の100人超・・( ̄[] ̄;)!ホエー!!
という加熱状態に…。

ここまで人気を博したワケが、読んでみて わかりました。
だって、
おもしろいんですもの~(叫) (* ̄○ ̄)ゝ

いやーーー
真理子さん、やってくれました。
見事に 真理子さんの(批判めいた)持ち味 と 真理子節 が 冴え渡っています。
構成がお上手だし ←(福原家と宮城家の交互の兼ね合い)
なんといっても、登場人物達のキャラ&生活環境が 斬新で 光っていますね。
(きっと、福原 由美子の色眼鏡や 可奈の打算的な精神構造は、世間一般的にありがちなんだろうなぁ~・・
 と思ったら、かえって 恐ろしくなってしまった…。(-_-;))

ということで、本の紹介ページは、こちら です。

結論としても、とても読後感の良い風に 持って行ってくださいましたので、
一体、林 真理子さんて どういうお方なんだろう… と、人間的に興味がわいてきました。
それまでは、“真理子さんの本 = 辛口” という概念から、
どちらかと言えば、ハード系の とっつきにくいキャラ(とにかく気が強そう!)
という印象を抱いておりましたが、 (す、すみません…。)
この本からは、反対に 真理子さんの持つ 正当性とか、世の中の弱者に対する偏見への警鐘
のようなものを感じました。

特に、最後の最後に、福原お父さんが 可奈に放った言葉は、スカっとしたなぁ~。(惚)
実の娘に対して、しかも 娘が人生初の逆境に陥った時に、こーゆーことを言ってのける
福原お父さん、 あなたは素晴らしいですっ!
その際、タマちゃんのことを きちんと評価してあげていたところも ( ^ー゜)bグッ!

最後に言わせてください。
「由美子さん、ご主人は アナタにとっては 勿体無いほど、素晴らしくて素敵なお方です。
 この事に気付いた時、アナタは 幸福になれるのかーもーーよ~。」
σ(^┰゜)んベ
コメント
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