めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

第二音楽室―School and Music(佐藤 多佳子)

2011-04-29 21:21:43 | 本(うーん…) か・さ行の作者

う~~~ん・ ・ ・
う、う ぅ ・ ・ ・
(汗)

要はですねぇ…
短編集でした。  はい。
4編の音楽がらみのストーリーでした。  はい。

まぁ、
好みにもよるんでしょうが、
(あ~、
 ワタシは、れっきとした佐藤先生のファンです! ←きっぱり )

ちょっと、こちら が、もぅ もぅ もぅ 大・大・大好き(叫)なので、
その分、がっかり度がUP ↑ してしまったとでも言いましょうか…。

音楽ネタは、自分の好きなジャンルだけに、
ちょっと 。 。 。、
その分、期待も膨らんでしまい、本当にすみません。

4編のうち、前半の方の3編は、なかなか○ですがね…。
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【つぶやき】 小塚くん、素敵だった(感動!)

2011-04-28 23:56:53 | その他(雑感)
世界フィギィア2011(男子FS)

すごい~~~~~~~~~!!(叫)
小塚くんっ!!!

いやぁ~~~~~~~~~~
感動しました。
本当にすごかった!!
小塚くんの想いが、TV画面からも伝わってきました。
4回転をきれいに決めてから、ひとつ ひとつの演技が、中盤 → 終盤 へと
向かうにつれて、小塚くんの魂というか集中が込められていて、
もぅ もぅ もぅ
涙ちょちょぎれそーでした(泣)。

決して、大ちゃんのような華と風格はないけれど、
ワタシは、あなたから度々、学ばせていただいております。
ほんとに ほんとに!

ひたむきに 着々と 地に足を付けて、
自分の信念に向かって努力を貫こうとする小塚くん 。 。 。
今日の最後のガッツポーズは、渾身の勲章だね!

ずっと信頼して、指導を乞うてきた、佐藤コーチご夫妻との喜びの場面には、
本当に胸を打たれました。
いつも冷静な信夫先生が、あなたに抱き付いていらしたお姿は、本物です!

あぁぁ~~~~~
感動!
本当に、ありがとう。

今日は、個人的に 自分の行いの至らなさにヘコんでおりましたが、
小塚くんの演技を拝見して、奮い立ちました! ってば。
ありがとう。
おやすみ~。
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つるかめ助産院(小川 糸)

2011-04-27 22:24:39 | 本(うーん…) あ行の作者

とあるサイトで、こちらが酷評されているのを、たまたま見たんです。
その時は、「へ…? なんで…?」と思い、
ワタシは純粋に小川ワールドの心地よさ(まったり,ほのぼの,自然…)
に身を委ねておりました。

が、・ ・ ・
わかりました。
・・・(とほほ) …(泣) …

ラスト3ページで、「へ…????!」と撃沈しました…(泣)。
なんで、こーーなるの??!
これまで、小川先生が 時間をかけて 大事に大事に育まれてきた、
この作品の登場人物や、風景、雰囲気などなど…
いっさいがっさいは、こんなにあっけなくまとめちゃって、
いーーーんですか??????・・・

それとも、何か、小川先生の身に突発事故が起こったのでしょうか?!
これだけ読者を楽しませておいて、そりゃ、ないんぢゃぁないですか??!
(抗議!)

ほんとに、どーーーしちゃったんだろ…。
小川 糸さんともあろう、人気作家さんが ・ ・(脱)
は ぁ ぁ ぁ …(ため息)

ごくごく平凡な一読者のたわごとですが 。 。
ご自分で産み出された作品は、ちゃんと最後まで責任持って育ててください。
お願いしますだ~~~。
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七人の敵がいる(加納 朋子)

2011-04-23 21:37:08 | 本(よかった!) か・さ行の作者

面白かった~~~!

加納さんと言えば、ワタシの中では、こちら とか こちら の系統の作家さんのイメージでした。
が、
この「七人の…」は、新境地でしょうか…?
すごい!
面白い!  爽快!

ご自身の子育て経験をもとに書かれたという、バリバリキャリアwomanの痛快PTAコメディ(?)
とでもいいましょうか。
いやぁ~~~
ダンゼン、こちらの路線の方が正解?! という感想を抱きました。

主人公 山田陽子は、その名のとおり太陽のようなパワーを持つ、バリバリのキャリアウーマンの兼業主婦。
小さい頃から、成績優秀,挫折を知らない陽子さんが、息子の陽介の成長と共に、
自身の身にふりかかってくる 様々なPTA役員活動に立ち向かう姿を描いた作品です。
夫の信介は、とってもいい人なんだけど、自治会の会長を押し付けられても のほほんとしているキャラ…(苛)。
そこで、「ブルドーザー」とのあだ名で職場の信頼の厚い 陽子さんのパワーが炸裂!

なんだかんだ、障害がたちはだかっても、デキル女史の陽子さんは、ブルドーザーのごとく
困難を倒し、前に進んで行くという ・ ・ ・

と、中盤辺りまでは、このような陽子さんの強さゆえの武勇伝が楽しく描かれています。
しかーーーし、
ただ、これだけだったら、ワタシは「よかった!」のカエゴリーに入れませんて。(笑)

中盤以降は、だんだんと加納先生が本来お持ちになる情感のテイストが、盛り込まれていきます。
読みながら、思わず
「へぇ~~~~。」
「こう来たか…。」
「うまいなぁ~!」という感じ。

読まれた方は、きっと、山田家の幸せを純粋に応援したくなりますよ♪

なんだか、年度初めに読んだタイミングもちょうどよろしいようで…
このところ、充実した生活パターンを過ごしている自分に
「喝!」というよりは、「活!」(活力)を与えてくれました。

子どもがいないワタシとしては、PTAの現実を知らない分、純粋に楽しませていただきました。
でも、この作品同様の事に直面されていらっしゃる方は、また違った感想を持たれるかもしれません…。
本当に、世の中のお母さん(もちろん、お父さん)には、頭が下がる思いデス。
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チア男子!!(朝井 リョウ)

2011-04-20 22:29:26 | 本(まあまあ) あ行の作者


ほほほほほ。
何を隠そう、ワタシはこの類の いわゆる「青春もの」が大好きなのです。
いいじゃないですか。
男子大学生のチアリーディング。

朝井リョウさんと言えば、有名な「桐島、・・・」ですが、
こちらを読みたいと思いつつ、まだまだ予約待ちの方が大勢でなかなかまわってきそうにないので、
こちらから読んでみました。

要は、チアリーディング部を発足し、
未経験者の集まりだったところから始まって・・・
部員がだんだん増えていって、パフォーマンスに取り組む男子学生達の絆を描いた作品です。

部員1人1人がそれぞれの思いを抱えながら、
自分の弱さやコンプレックスを克服しつつ、
ひいては、チームとしての成長を遂げてゆくという
いかにも、おばさんとしては、応援したくなっちゃうストーリーです。
(うふ ♪)

特に、予選を通過してから、なんだかんだ ひと悶着あって、
迎えた本選の前日のシーンは、とってもよかったです。
電車の中で読んでいて、ジーンとして涙出そうになりました…(焦)。

いいなぁ、青春!
でも、ワタシも熟女 花盛り!
キューピーコーワゴールド飲んで、がんばるぞ~~(笑)。
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光媒の花(道尾 秀介)

2011-04-17 21:41:19 | 本(普通) ま・や・ら・わ行の作者

そっか~~。
道尾先生、こちらの作品で、第23回 山本周五郎賞をお取りになったんですね。
こちらが、直木賞の候補作に残ったというのは知っていたのですが、
確かに、図書館の予約がずーーーっと大人数待ちで、空いてきたら予約を入れようと思いつつ、
奥付を見たら、な・な・なんと ・ ・ ・
第1版の発行年月日が、ちょうど1年前のワタシの誕生日ではないですか(驚)!
すごい。
なんだかんだ、ワタシが熟女の魅力に一層のミガキをかけてきた1年もの間、
光媒の花 人気は、衰えなかったんですね(驚)。
ワタシの肌と小じわは、1年の歳月をかけて、さらに衰えを増したというのに・・・
しょぼぼーーーん(泣)。

さて、
かんじんの内容は、といいますと…、
6章からなる関連性のある短編集で、成り立っています。
どちらかと言うと、暗い系のテイストでしょうか。
登場人物も、認知症の年老いた妻だったり、ホームレスだったり、継母に育てられる小学生の女の子だったり・・・

このテの薄幸な舞台が、道尾先生の技術をより一層、引き立てているような感じです。
ごく自然と、読み手に しみじみと文字を目で追わせながら、(さすがだな~)と思わせる言い回しや文章の表現は
やはり、道尾文学ならではですね。

道尾先生の静かな「陰」の世界というのも、読んでいて心が落ち着き、正統派の読書が堪能できます。
推理小説の道尾先生も大好きですが、たまにはこのテの作品に出会えると、自分の価値観が広がるような気がします。
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f植物園の巣穴(梨木 香歩)

2011-04-13 22:44:10 | 本(普通) た・な・は行の作者

このたび、独特の世界をお持ちの作家さんに出会いました。
そもそも、
ワタシって、梨木作品って、「西の魔女…」と「家守綺譚」しか読んだことないんです。(汗)
しかも、数年前に…。

あまりにも有名な「西の魔女」は、大好きな作品なので、
ちょっと、この西の魔女と同じものを求めてしまっていたので、正直なところ、
「ん? んんんー・・・??」とのズレは否めませんでしたでしょうか…。

ただ、文学としては、変化に富んだ話の運び & きれいな日本語で、
読書好き人間としては素直に受け入れたくなる印象・・・
ファンタジーの世界に浸るのも、たまには良いかなぁ~、と思いました。

要は、虫歯で歯に開いた タチの悪い(笑)穴と、
植物園の中に登場したほら穴(木のウロ)との舞台をかけあわせ、
それぞれ登場してくる人(動物)は、(あ、両方の世界において同一人物なんですが…)
舞台によって異なる姿となり、主人公と関わっていくという技巧です。

いわゆる、頭のいい文学部の学生さんが、ひねり出して書きそうな優秀な小説、
といった感じでしょうか。
梨木香歩さんて、名前は儚くてカワイイ若乙女、という感じですけど、
実際のところは、相当な力量をお持ちの作家さんなのではないかと、思います。
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孤舟(渡辺 淳一)

2011-04-10 22:12:36 | 本(うーん…) ま・や・ら・わ行の作者

あのーーーーーぅ… (汗)
結局・・・、
大人気作家の渡辺淳一先生は、この作品をとおして、読者に何を語りかけたかったのでせうか…。
というか、どういう意図でこの作品をお書きになったのでしょうか…。

うーーーーーーん・・・
言ってみれば、定年退職をした常務取締役が、天下り先に恵まれず、拗ねている話(?!)。
相当、横柄なこのおじさん、
家でも さのとおりで、お水1杯自分で注ごうとせず(← あ、もちろん自分で飲む水です。)
奥さんを顎でこき使って、「お前が専業主婦で、ノウノウと暮らしていられるのは、俺様のおかげだ!」という
まぁ、最も、娘に嫌われるタイプの典型的勘違いおやじ。

それが、退職して家にいるようになり、たまらないのは、よくお出来になる奥さま・・。
お友達と会ったり、習い事に出かける度に、ダンナから
やれ、「どこへ行くんだ?」「誰と会うんだ?」「いつ帰るんだ?」
とネチネチ聞かれ、帰ってきた時には、「飯は(←あ、もちろん、ダンナのエサです。)?」と聞かれ、
雨が降ってきても洗濯物を取り込んでくるるでもなし、ゴミひとつ出してくれるわけでもなし…(怒)。

ほーーんと、よくおデキになる奥さまなので、離婚の「り」の字も出さず、
ただただ ご主人の言いなりになるという展開…。

この、くそったれおやじ~~~!(怒)。
挙句の果てに、退職して年金暮らしの身の上なのに、よくおデキになる奥さまに小遣いをせびり、
ついに、ダンナに愛想を尽かして娘の住む所に、プチ家出をした奥さまがいないのを良いことに、
このおやじったら、デートクラブで実の娘と同い年くらいのOLさんと出会い、付き合いだすという堕落ぶり。

そのくせ、自分が重役だったというプライドに果てしなくこだわり続け、その勘違いを恥じるどころか、
自分が現役時代に稼いだ金を振りかざして、傍若無人な振る舞いをし続けるという・・・
お話でした。

もぅ もぅ もぅぅぅぅ~~(怒)
なんで、こんなただ不愉快になるだけの しょーもないおやじに本1冊ものエネルギーを
費やされたのですか??!
渡辺せんせい っ っ 。(疑問!)

きっと、この世にあまたいらっしゃる 渡辺淳一ファンのみなさまは、
頭の中が疑問符だらけになっていると、思います…。
とほほ。
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横道世之介(吉田 修一)

2011-04-07 22:45:50 | 本(普通) ま・や・ら・わ行の作者

うーーーーーん…

この古風なタイトルからして、「もしや、時代もの…?!」と思いきや、
なんの なんの。
青春まっただ中の大学1年生の青年が主人公のストーリーでした。

実はワタシ、歳のわりに、(汗)…
結構、このテの青春小説が好きでして、
周りの人には不評だった こちら に対しても、どちらかと言えば好感を抱いております。
(Yeah♪)

また、主人公の世之介くんが ごくごくフツーの大学生なんだけどとってもイイ奴でして、
地元 長崎から都内の大学進学を機に、新しい環境,新しい友人,新しい出会いに
世之介くんが 馴染んでいく過程が自然体で描かれていて、とても心地よく読み進むのですが・・・

結局、途中までだったか!
という感じでしょうかねぇ…。
オチの部分は、かなりガックリしてしまいました。
(なにも、こーゆー展開にしなくていいのに・・・
 吉田先生、新聞連載だったので疲れちゃったのかなぁ~ 。 。)
という思いは拭えません。

でも、世之介くんのカノジョ(典型的お嬢さまの祥子ちゃん)が、
大人になった約20年後には、国連で発展途上国のためにバリバリ働いている・・・
という設定には、好感が持てました。

しかし、青春時代の祥子ちゃんは、
(実際、こんなお嬢さまって、いないだろうよ!) と思いたくなる、
ちと不自然な設定を仕込み過ぎっちゃった感 も否めないかな~~、
という思いが残りました。
なにしろ、世之介くんがとってもイイ奴なだけに、かえって 祥子お嬢様との絡みがちぐはぐに映ってしまい
ちょっと残念…。 (← 母性本能…?!(笑))
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利休にたずねよ(山本 兼一)

2011-04-03 22:16:25 | 本(よかった!) ま・や・ら・わ行の作者

いやぁ~~~~
歴史アレルギーのワタシでも、とってもよかったです!
なんだか、日本文学の良さを しみじみと堪能させていただきました。

そもそも、ワタシは、読書のペースが速い方なのですが、
この作品は、まったりとゆっくりと読書のひとときを楽しみたくて、じっくり利休の世界に浸ってしまいました・・・。
これも、言ってみれば、利休の醸し出す独特の時の流れなのかな? という気がします。

最近、直木賞は、良い作品を選んでくださっている気がして、とても嬉しいです。
大好きな こちらの作品 も受賞作ですし♪
うんうん。

それにしても、秀吉ってば、
実際のところ、こちらの本に書かれている「ま ん ま」のキャラだったんでせうか…。
なんか、歴史アレルギーのワタシは、“・・・鳴かせてみよう、ホトトギス”のイメージを
単に、努力家!の歴史上の名将として、好意的に捉えていたのですが…。
山本先生のあまりにも巧みな記述で、すっかりイメージ狂っちゃったわ~(笑)。

それにしても、利休という人物について、ここまで奥深く「趣」を感じさせる山本先生の力量は、素晴らしいです。
利休の切腹から、だんだんと遡る方法をとられている展開が、よりわかりやすいですし。

実は、この本は、上司の薦めがキッカケで、出会えたのです。
なにしろ、ワタシは歴史アレルギーですから(笑)。
このまま、この本と巡り会わなかったら、大損をするところでした。
まずは、この本を推薦してくれた上司に、感謝です。
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