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カッコ悪いってことは、なんてカッコ良いんだろう。

アウグーリ!

2007-02-26 22:20:44 | 雑記、携帯投稿
アウグーリとは、イタリア語で「おめでとう」の意味だそうです。ミラコスタはヴェネティアを強く意識したホテルで、そこかしこでイタリア語が使われています。
僕らの披露宴会場の部屋の名称もアモーレ。これはご存知イタリア語で「愛」。

ここでの披露宴は11時からだったのですが、普通の披露宴と同じように列席の人たちは少し早めに披露宴会場に入ります。新郎新婦は主役として、後から2人で並んで入場。

でもその前に一つサプライズがありました。

ディズニーのキャラクターたちが披露宴会場でゲストの方々を迎えてくれるのです。これは言ってみれば一番最初の余興でしょうか。迎えてくれるのはグーフィー、ドナルドダック、それにチップとデールの4人です。

これは新郎新婦入場前のサプライズなので、残念ながら僕たちは直接見る事は出来ませんでした。結構心配だったんだよね。僕の知り合いでディズニー好きはさほど多くなく、ちゃんと楽しんでもらえるのかって。

極一部だけ盛り上がって、冷たい空気が流れちゃってたらどうしようかと思ってた。でも後で聞いてみたらとても皆とても楽しかったと言ってくれました。実際部屋の外で待機してる時も、中から歓声が聞こえてて悪くない感じだった。

正直言ってかなり覗きたい気持ちでいっぱいでしたよ。グッとこらえたけどね(笑)。

彼らが散々場を盛り上げてくれた後、いよいよ僕らの入場となりました。

2人で腕を組んでの入場。入ったところで立ち止まっての撮影タイム。すごい数のフラッシュで焦りました。やっぱり、すごい晴れ舞台なのだなぁ。きっとこんなにフラッシュを浴びることなんて二度と無いと思うもの。

会場内をゆっくりと回って高砂席に到着。台に上がる時はしっかりと新婦の手を取って。これは何度もやったけど緊張したなぁ。台に上がり、椅子に座ってほっと一息。でも司会の方からのプロフィール紹介でまたすぐに起立(笑)。

プロフィールは履歴書のようなものを司会の人にお渡しして、後は基本的にお任せでした。少々誇張ありだけど面白おかしく紹介してくれて思わずニヤリ。お互い自分たちの事なのに第三者に紹介されて何だか不思議な気分でした。

上司にお祝いの言葉を戴いて、ケーキカット。ここで第2のサプライズ。ミッキーマウスとミニーマウスの登場です。一応お祝いに駆け付けてくれたって設定ね。でもこちらは事前に皆にも話していたのであまり驚きはなかったかも。

僕は相変わらず緊張でガチガチでしたが、妻はかなり大喜びしてました。ミッキー、ミニーと大きくハグして夢のような気分。この辺はマニアじゃないと分からない喜びかも(笑)。

ケーキカットのお手伝いをしてもらい、更に僕らの人前結婚式での誓約書にも2人からサインをしてもらいました。ついつい2人で注目してしまいましたよ。雰囲気のあるサインでとても良い感じ。

ほんのわずかな時間でしたが、とても嬉しかったです。

ちなみにこれはディズニーのルールの話なのですが、彼らキャラクターが登場する場所ではお酒は供されない事になっています。夢を担う彼らのいる場での、様々なトラブルを避けるためだと思われます。

そんなんで僕らの披露宴でもここまではお酒無し。ただ、挙式後~披露宴までの間のゲスト控え室ではちゃんとお酒も出たハズです。お酒好きの人は、その後の披露宴開始から乾杯までグっと我慢の子でした。

乾杯はディズニーオリジナルの、ピンク色のスパークリングワインカクテル。実はお祝いのお酒のスプマンテが良いかなぁと個人的には思ってたけど、秋からのメニュー変更でなくなりました。でもピンクのお酒も良かったです。

乾杯後はすぐにお色直しのための退場準備となりました。各テーブルを回って、列席の方と一緒に記念撮影をしつつの移動。これは当初各テーブルを回るのは時間的に難しいって言われてたんだよね。

でもどうにか希望を通してもらえたみたい。直前になって各卓撮影もOKとなりました。ここでもまた写真撮りまくり。アルバムの完成が楽しみです。

お色直し退場後、会場は歓談のお時間。ゲストには食事を楽しんでもらいます。ここでは友人と弟に、ゲスト1人づつからコメントも貰うようにお願いしておきました。ディズニー流の挙式や、キャラクターウェルカム、ミッキーミニーのケーキカットなどの感想を聞きたかったんだよね。興奮醒めやらぬうちに。

まあ結果的にやっぱり殆どが僕らへのメッセージになっちゃった。でもそれはそれで素直にとても嬉しかったです。ディズニー好きの知り合いなどはかなり楽しんでる様子もひしひしと伝わってきたし。

実はこのゲストへのインタビュー撮影を、僕もビデオカメラを持って追いかけておりました。これが第3のサプライズ。お色直しで退場したハズの新郎がビデオカメラを持って会場を回るってのは中々無いんじゃない?(笑)

ビデオカメラ好きですし。自分の結婚披露宴も是非自分で撮影したいと思ってたのだ。もっとも、僕も衣装替えがありましたので、ほんの数分間の撮影だったけどね。楽しかったです。ここだけちょっと緊張も解けたかな。

あらためて退場してお色直し。

彼女はネイビーブルーのドレス。僕は黒が基調のディズニーオリジナル礼服。お色直し後もなかなか派手な2人でした。音楽にあわせて入場するとまた緊張も戻っちゃった。

2人手を添えてのキャンドルサービスでしたが、これが手が震えちゃってなかなか火が点かない。いくつか、キャンドルにまだ火が灯ってないないのにトーチを離そうとしちゃいましたよ。トーチをキャンドルにぶつけることも一回。

でもまあどうにか無事に各卓を回り終え、メインキャンドルにも火を点す事が出来ました。後で戴いたのだけど、とても大きくて太いメインキャンドル。使い道に困りますね(笑)。

その後の余興は少なめ。

プロフィールビデオの上映は、高砂と逆側のスクリーンでした。2人で力を合わせて作ったこのビデオ。時々見てる方からの笑いも出て悪くはなかったようです。安心しました。

ゲストの注目も会場後方に集中したので、僕はここぞとばかりに食事に手を付けましたよ。もっとも、各料理ひと口づつという感じだったけど。目の前にお皿が一つしか置けず、交換を逐一スタッフの方にお願いしなきゃいけないのがネック。ビデオの時間はあっという間に終わってしまいました。

司会の方からアドリブでビデオストーリーの感想を訊かれて焦る。舞い上がって何話してるんだかよく分からなくなってしまったよ。彼女は僕以上に焦ってしまったようで、その時の事だけが今回の式で一番の心残りだと言ってました。

僕と彼女の友人からそれぞれ1人づつスピーチを戴いて余興も終わり。

空き時間の調整で司会の方がテーブルインタビュー。これは事前にお願いしてなかったのでちょっと心配でした。でも皆楽しそうで、絶妙な受け答えもあったりして感心してしまいました。

司会の方からも調子よくディズニーシーやホテルミラコスタのCMも入るのはご愛嬌。ちょっと苦笑いしちゃったけどね。

いよいよ披露宴も終盤に入り、新婦から両親への手紙。これは事前に僕も内容は知らなかったのだけど、とても良い感じでした。シンプルで、でもジーンときたな。それぞれ自分の母親に花束を贈呈して、〆のご挨拶。父と僕の順。

話し好きの父は予想通り、かなり気合い入れて話してました。途中タメが長く、そこで終わりかと拍手がパラパラと出たりもしたけど(笑)。けれど僕の予想よりは短めで良かったです。10分越えも覚悟してたからね。ただ、前日僕が話したフレーズをちゃっかり使っちゃってるのは笑った。

重ならないようにと前日に話したのに、きっとそれが頭に残っててつい使っちゃったんだろうなぁ。多分気付いてないと思うけど。

一方の僕はと言えば、結局この挨拶も緊張したままで。情感込めてしっかりと話すつもりが、間違えずに話す事に集中しすぎて淡々となってしまった。彼女は良かったと言ってくれたけど、もう少しうまく話せたんじゃないかなぁと落ち込みました。

もっとも、何事も思い通りになんて中々いかないものです。僕らなりにうまく、まとまったのではないでしょうか。大きな失敗もなく、挙式披露宴ともに成功だったと思います。はい。

2月11日の食事
・朝が混ぜゴハン、ハムエッグ。ヨーグルト。
・昼が披露宴メニューのツマミ食い。
・夜がイクスピアリの凛やにて、凛や御膳。ビール。
・夜食にシーザーサラダ、クリスプ。シャンパン、ビール。


披露宴後、会場出口にてゲストのお見送りをしました。1人づつ順番に、お礼の言葉とお菓子の手渡し。お約束のドラジェ、アーモンドの包み菓子です。5粒入りには一応意味がある。「幸福」「健康」「富」「子孫繁栄」「長寿」だとか。

最初はドラジェをバラで大量に買い込んで、シャベルで好きなだけすくって渡そうなんて案もあったのだけどね。結局は普通に5粒づつ包みました。

1人づつ順番に声をかけてて、最後の最後。スピーチもしてもらった友人と話す時に、僕の緊張の糸が切れてしまいました。不覚に大泣き。一度泣き出すと涙は止まらないものです。最後まで泣かずに頑張ってたんだけどな。

弟などに笑われつつ、ここで本当にお開きとなりました。

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