学校あるある「発掘しました平面平均台」

どの学校でもあり得る、学校の欠点あるあるです。
今日の練習前に、体育館倉庫を確認していて、「これはいったい何の箱なのだろう?」と気づいて開けてみると、中からすてきなサーブ練習器が出てきました。バレーボール用の練習器ではありません。硬化スポンジ製の平面平均台です。普通の平均台では危ない場合の安全性の高い平均台です。高さは地面から3cm位しかありません。表示を見てみると昭和60年購入で、ほとんど使われていません。お宝発見というわけで、さっそくサーブ練習に使いました。
この上で写真のようにサーブ練習すると、体のバランスが良くなりますし、きれいにミートしないとサーブが飛ばないため、フォーム矯正になるのです。10分間練習しただけでしたが、その効果は絶大でした。練習最後の紅白戦で、連続サーブポイントを取っていました。


ところで先週の土曜日は、朝風呂に入って上がろうとした瞬間に、腰に痛みが入りました。とても軽い程度のギックリ腰と自分でも分かったので、土曜日練習はおとなしくしていました。

今日は午前中にお茶の水の三楽病院という、東京都の教員をたくさん受け入れている病院に、定期検診に行って血液検査をし、栄養相談と主治医の診察を受けました。待ち時間が長いため、ゆっくり読書をしながら体を休ませた結果、腰の方は完調に戻りました。そこで今日の練習からは、徹底的に走るレシーブでボールを落とさないバレーボールを目指す練習の球出しをすることができました。
夜になっても腰の痛みはないので、たぶん大丈夫でしょう。
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新学年の空気感

4月。年度が変わり、新しい学年になった今、募集もかけていないのに、体験入部の子がどんどん来ています。驚いたのが、入学式をしたその午後に体験入部して、その場で入部手続きをすませた1年生がいることです。
さすがにこの入部の早さは私も初めてで、もう少し熟慮してもよいのではと思いましたが、入学2日めに校長として1年生の教室の様子を見に行った時に、入部したこの子は、すでに私のことをバレーボールの監督と理解していて、身近な感覚で、安心して笑顔で接してくれました。そして、自分で工夫して作った折り紙作品をプレゼントしてくれました。こういう教育的効果が、このPTA親子バレーボール同好会・矢口タートルズにはあるんだなと感じた次第です。

今週の土曜日にも、体験入部の子たちが参加します。

そうそう、体験入部する子たちへの、6年生部員たちの優しい接し方にも喜びを感じています。公式戦に向けて頑張ることも素晴らしいですが、新入部員を優しく迎え、ていねいに教えてあげる行動をすることの方が、もしかしたら子供たちの心を育てることにつながるかもしれません。

新入部員の子供たちが、そういう上級生の優しい心に接して、「このチームにいたい!」と思えることが最高の教育だと思います。これこそ小学生バレーボールの理想とする姿です。

そんな世界に、もっとたくさんの子供たちを招くためにも、そろそろ入部募集をかけようと思います。
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遠征に向けたイノッチ車グッズが増えました

春休み中の猛練習で6年生の技術はかなり上がりました。特につなぐ能力が伸びていると感じます。反面、入学式に向けて体育館が使えなくなった1週間の影響で、攻撃面のサーブとスパイクの感覚が昨日は戻らず、今日の練習で少し戻ったくらいの状態にはなりました。

さて、恒例の茨城遠征があるため、写真のグッズを新たに入れてみました。

アタックNO1のアニメ版と、厳しいアテネオリンピック予選を勝ち抜いた全日本チームのビデオ。そしてセカオワのCDですね。

古いビデオに子供たちはどんな反応を見せるでしょうか。
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中学生との練習試合

先日、6年生の卒業記念ソフトバレーボール大会を行い、その際、参加してくれた中学1年生の先輩に、「よかったら中学の練習がない日に、練習試合に来ないか」と声をかけておいたところ、中1チームのメンバーを集めて、今日の練習に6人チームで来てくれました。そこで矢口タートルズの新チームを2種類作り、合計4セットの練習試合を行いました。1チームは全員5年生の6人チーム、2チーム目はバックの2人を4年生にかえての4~5年生チーム。

この3月、春休み期間は特訓期間として毎日練習しているため、小学生のレベルは一気にあがっています。練習の目標ポイントは3点。
(1)アタッカーのスパイク技術を高め、決定力をあげる。
(2)レシーブを落とさないようにするために、コート内で走り続ける体力と技術を高める。
(3)セッターのトス力を高める。
この3つ、すべてが今日の練習試合にあらわれ、よく拾い、よくつなぎ、よく打った結果、3-1で勝つことができました。(ただし中学生はローテーションバレーをしていたから、それだけで大きなハンディがある。)

得点経過が面白かったので、紹介しておきます。
【第1セット】
スタートで小学生のサーブやスパイクが決まり、中学生が戸惑っているうちに、11-5までリードする。
ここから中学生の本気モードに火がつき、ミスが減って、14-16と逆転。
小学生もねばりにねばり、スパイクを決めていく。20-20
ここで中学チームにサーブミスが出てしまい、21-20。
リオのサーブが取りにくく、24-20。
最後は1点ずつ取り合って、25-21。小学生1セット先取。

【第2セット】
中学生の調子が出てきて、4-12とリード。
ここからヤマト、サクラ、ハルナのサーブが走って、一気に14-16まで追い上げる。
中学生もこのセットは負けられないと、15-19、17-22と引き離す。
ここから小学生の強気な攻撃と、声の盛り上げが功を奏し、21-23。
しかし痛恨のサーブミスが出て21-24と中学生のセットポイント。
いつものタートルズだと、ここで弱気ミスが出て終わるが、ヒサキのスパイクで22-24と切る。
サクラのサーブが嫌なところをついて、チャンスボールが返ってくるパターンになる。ヤマトのスパイクが連続で決まり、26-24と大逆転。

【第3セット】
さすがに中学生、このセットは勝負モード。2-8とリードする。
ところが今日はサクラのサーブがとても良く、サービスエースも出て7-8と追い上げ。
その後、9-9、10-10、12-12と接戦。
ここから中学生のサーブが走り、18-15。
いったん20-20と追い上げる。
この後、中学生の連続攻撃が決まって、22-25と中学生がセットを取る。

【第4セット】
このセットも4-8と中学生リードで序盤は進む。
ここで4年生2人のサーブが大爆発。まずはハルナのサーブで7点取って、12-8と逆転。
12-9からアカネのサーブで8点取り、21-9と大量リード。
5年生のアタッカー陣もどんどんスパイクを打っていく。
あとは1点を取り合えばよく、25-12で勝利する。



どのセットも、とてもよくラリーが続き、両チームともプレーしていて楽しかったはずです。とてもよい練習になったので、もし可能であれば、また来てくれると嬉しいですね。


【個人成績 上位3位まで】
(サーブ得点率)
1位 ハルナ 83.3%
2位 アカネ 80%
3位 サクラ 68.4%

(サーブ成功率)
1位 ハルナ 91.7%
2位 アカネ、リオ 90%

(サービスエース率)
1位 アマネ 40%
2位 ハルナ 33.3%
3位 サクラ 31.6%

(スパイク成功率)
1位 ヒサキ 83.3%
2位 ヤマト 70.6%
3位 アマネ 50%
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今年もひなフェスへ

3月31日、今年もハロープロジェクト、幕張メッセのひなフェスのチケットが取れてしまった!
コロナが明けて、コロナ禍とは盛り上がりが変わったのに、私が行けば明らかに場違いなのに、チケットを取れてしまった

行くしかないね!
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東京グレートベアーズ効果

昨日の有明コロシアムでの東京グレートベアーズ対堺ブレイザーズの試合観戦を受けて、今日の練習にはグレートベアーズのユニホームを着て参加してきた子がたくさんいました。

こうした機を敏感に察知し、練習を楽しくするのが小学生バレーボール指導者だと思います。対人パス練習している景色を見て、即座にアイデアが浮かびました。

(ちょうど半分くらいの子がグレートベアーズユニホームを着ているから、今日は矢口タートルズ対東京グレートベアーズの試合にしてしまおう。)

基本の練習を早めに切り上げ、
「はい、今から名前を呼ばれた方のコートに入るように。」
何をするのかは、まだ言いません。両コートに分かれてみると、片方は全員が東京グレートベアーズのユニホームを着ていることが分かります。ここで、
「今日は矢口タートルズ対東京グレートベアーズの試合をします。」
と伝える。昨日、素晴らしい試合を見たばかりですから、子供たちのプレーイメージも高くなるはずです。予想通り、いつもよりレシーブは上がるし、スパイクも決まるし、ナイスプレーの連続でした。
このような場の設定をしかけたことで、小学生の子供たちはVリーグ選手になりきる「東京グレートベアーズごっこ」をしていたのです。

試合は白熱し、セットオール。
3セット目も21点制で行い、21対19でグレートベアーズチームが勝ちました。
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Vリーグ観客動員数新記録とウェルカムキッズ

3月3日(日)有明コロシアム。東京グレートベアーズのホームゲーム。会場をうめた観客の人数が8749人と、Vリーグの新記録を達成しました。

この歴史的1ページに、選手たちとコートで記念撮影をする「ウェルカムキッズ」を承った矢口タートルズの子供たち。それを写真で見てみましょう。


りんかい線国際展示場駅から徒歩で有明コロシアムに向かう


有明コロシアムの中に入ります
特別席です


ウェルカムキッズをするために、東京グレートベアーズのユニホームを着ます


ハンドクラップしながら入場する練習をしました


次に記念撮影の練習です
堺ブレイザーズの選手たちといっしょに記念撮影なので、「さかい~ ブレイザーズ!」のかけ声でポーズしました


最後に私が選手役になって、ハイタッチをして退場する練習です


こうして本番をむかえ、約8700人の観客の前でウェルカムキッズを行いました


試合前の演奏に来ていた東京スカパラダイスオーケストラを目の前で見ることができるくらいの最前列に座らせていただきました。


【東京GB公式】MAPPA × 東京スカパラダイスオーケストラによるグレベアオープニングアニメーション

東京グレートベアーズの応援歌です
会場の大型モニターでも流されていました

大型モニターといえば、矢口タートルズの子供たちをたくさん映してもらって、みんなで大いに喜んでいました。
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光一君の思い出

久保田早紀 ♪ 異邦人/19800228


この久保田早紀さんの「異邦人」が偶然、Youtubeで流れてきて思い出した。22歳で私が教員になって2年たったころだっただろうか。地元、東海道品川宿の商店街はずれにあった喫茶店に休みに行った時、小中学校時代の同級生に出くわした。彼は光一君という名前だった。小中学校時代から素行はけっして良いとはいえなかった彼は、20代のそのころ、ヤクザ的な立場で地元では幅をきかせていたようだ。先に喫茶店にいた私に気付いた彼は、気軽に話しかけてきた。彼は中学生時代に久保田早紀の大ファンだったのだ。
「いのビーじゃん、久しぶりだな。」(私は小中学校時代、あだなでいのビーと言われていた。)
いろいろと話している中で、私が教員になった話題になった。それを知った光一君は、懐かしそうにこう言った。
「おれ、学校時代には、給食が大好きだったんだよな。いのビー、先生になったんなら、一度でいいから給食を食べさせてくれないかな。」
私は、彼のそんな小さな望みを叶えてあげたいと思ったが、残念ながら若手一教員の立場ではどうにもできなかった。その残念な思いが今でも心に刻まれているのだ。今なら光一君の思いも叶えてあげられるのに。彼はどうしているのだろうか。ヤクザ的な立場になっても良き思い出として私に語ってくれる給食の存在。きっと60代近くになった今、もしも彼に会ったとしてもきっと、「食べさせてくれよ。」と頼まれるだろう。
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ウェルカムキッズ3月3日(日)の参考映像

【東京GB公式】2023/3/4-5 有明ホームゲーム


1年前の有明コロシアムの様子です。
今回は、これ以上の観客の前に、子供たちは立ちます。
ちなみに、試合前ライブは「東京スカパラダイスオーケストラ」が出演予定です。
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ベンチメンバーはチームの監督・コーチ役にしたい

【安心感ハンパない】伊藤美誠監督!?の的確すぎるアドバイス


ベンチに帰った試合をしている選手に、味方選手たちが笑顔で数々のアドバイスをしている場面が映ります。たとえばベンチに帰った平野選手に、味方選手たちが数々のアドバイスを笑顔でしている場面です。それに対して、平野選手も自分の考えを話しています。監督の渡辺さんは、それをうなずきながら認めているだけです。この姿を矢口タートルズの理想としたいと、今日は子供たちに指導しました。
世界卓球選手権の他の動画のセット間には、中国ベンチの様子を映しているものもありますが、監督の馬琳さんが話しているだけで、選手はだまって聞いています。これが今までのスポーツ指導のあり方だったと思いますが、それを変えたい。日本卓球チームのベンチのように、選手たちが語りに語り合う主体的な姿を、私は期待したいと思います。小学生には難しいということであきらめるのではなく、対話していくことを続けることによって、育てられるところまで育て切りたいと思います。

アドバイスをしたり、戦術を語り合うためには、バレーボールの知識をもっていないとできません。つまり、学ぶ努力も求めているということです。バレーボールの試合という体で実感できる課題があって、それを勝ち取るための「戦術的知識」と「技術目標」を考え続けることは、学校の教室以上の学びがあるのです。

今日の練習試合から、本格的に「対話」をさせる指導を始めましたが、子供たちは1日の最後の方には、かなり語り合えるように成長していきました。

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