第73期本因坊戦リーグ(毎日新聞社、日本棋院、関西棋院主催)への参加をかけた最終予選決勝、芝野虎丸(とらまる)七段(17)許家元(きょ・かげん)四段(19)の対局が4日、東京・市ケ谷の日本棋院で打たれ、芝野が白番中押し勝ちし、初のリーグ入りを決めた。17歳9カ月でのリーグ入りは、史上最年少記録だ。

 芝野は2014年9月、プロ入り今年7月、プロ入りからの史上最速記録となる2年11カ月で、全棋士参加棋戦の竜星戦で優勝するなど、台頭著しい若手の一人だ。これまでのリーグ入りの年少記録は、第69期の余正麒(よ・せいき)七段(22)の18歳2カ月だった。

 芝野のほか、小林覚(さとる)九段(58)伊田篤史八段(23)が予選を勝ち上がり、リーグ復帰を決めている。前期からリーグに残留している本木克弥八段(22)と羽根直樹九段(41)、山下敬吾九段(38)、黄翊祖(こう・いそ)八段(30)の4人と合わせ、参加棋士が出そろった。計8人で本因坊文裕(もんゆう)(28)=井山裕太九段=への挑戦権を争う総当たりのリーグ戦は10月、開幕する。【最上聡】

 芝野虎丸七段の話 記録の意識はなかったが、リーグ入りは目標だったのでうれしい。強い相手に勝つのは自信になっている。リーグ戦ではまず残留を目指したい。

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虎丸七段には、この勢いでリーグ戦も勝ち進んでもらいたいものです。ひょっとして挑戦者になりえます。

個人的にうれしいのは、小林覚元棋聖が58歳にしてリーグに入ったこと(復帰?)です。次が、羽根直樹元本因坊の41歳ですから、同世代の貧乏英語塾長としてはうれしくなります。ぜひとも、がんばって挑戦者になってもらいたいものです。