女心と秋の空

~おおきくなったキミへ~
ダーとムスコとワタシのまいにち。

術後10日目

2017-12-06 | がん

備忘録。

 

◎術後9日目【11月27日(mon)】
 出勤
 同僚らの「おかえりなさい!」がムネに響く
 ムスコお迎え後に QB HOUSEへ/6mmボウズに
 夕食は大好物の福包餃子

◎術後10日目【11月28日(tue)】
 ムスコと入浴はまだできずにいる
 鏡のくもりが助かる
 目が極度に悪いというのにも助けられている

 

 2、3日前から傷の収縮が激しい
 それによる ひきつれ感、痺れのようなものもあり
 身体が治ろうとしているからなのだろうけど
 ここでリハビリしなきゃならないのだろうけど
 気持ちがね

 

 *

 

 早期発見で
 超初期で
 ほんとうによかったね
 と誰もが言う

 まぁ
 それくらいしか かける言葉が見つからないし
 他にどんな言葉をかけてほしいんだと問われても
 何も 出てこない

 

 癌になっていいわけなんかない
 おっぱいが線になっちゃっていいわけがない

 どんどん卑屈になっていき
 話すことも嫌になっていき

 でも日々の着替えや入浴でハダカになるたび
 生々しい傷は そこに存在してるわけで

 シクシクと傷が痛むわけで

 

 じゃあ 全摘でなくて温存にしたら よかったんじゃないの
 同時再建したら 見た目のショックも 和らぐんじゃないの

 気休めに自問自答してみる


 きっと同じだと思う

 

 癌とは身体だけでなく
 心まで持っていっちゃう病なのだと

 

 *

 

 これから先 わたしにできることはなんだろう

 みんな〜 健診に行ってね!
 早期発見早期治療だよ!!(ピンクリボン運動ともいう)に精を出すか

 担当医からの説明をダーに伝える手話通訳を
 癌患者自身でやったのも
 今後何かに役立つだろうか

 

 何かしたい

 それが何か

 

 ムネの傷と真正面から向き合わねばならない

 

 わたしにできることはなんだろう

 

  
心のヨリドコロだった入院病棟のデイルームにて

 

 

  


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