備忘録。
◎術後9日目【11月27日(mon)】
出勤
同僚らの「おかえりなさい!」がムネに響く
ムスコお迎え後に QB HOUSEへ/6mmボウズに
夕食は大好物の福包餃子
◎術後10日目【11月28日(tue)】
ムスコと入浴はまだできずにいる
鏡のくもりが助かる
目が極度に悪いというのにも助けられている
2、3日前から傷の収縮が激しい
それによる ひきつれ感、痺れのようなものもあり
身体が治ろうとしているからなのだろうけど
ここでリハビリしなきゃならないのだろうけど
気持ちがね
*
早期発見で
超初期で
ほんとうによかったね
と誰もが言う
まぁ
それくらいしか かける言葉が見つからないし
他にどんな言葉をかけてほしいんだと問われても
何も 出てこない
癌になっていいわけなんかない
おっぱいが線になっちゃっていいわけがない
どんどん卑屈になっていき
話すことも嫌になっていき
でも日々の着替えや入浴でハダカになるたび
生々しい傷は そこに存在してるわけで
シクシクと傷が痛むわけで
じゃあ 全摘でなくて温存にしたら よかったんじゃないの
同時再建したら 見た目のショックも 和らぐんじゃないの
気休めに自問自答してみる
きっと同じだと思う
癌とは身体だけでなく
心まで持っていっちゃう病なのだと
*
これから先 わたしにできることはなんだろう
みんな〜 健診に行ってね!
早期発見早期治療だよ!!(ピンクリボン運動ともいう)に精を出すか
担当医からの説明をダーに伝える手話通訳を
癌患者自身でやったのも
今後何かに役立つだろうか
何かしたい
それが何か
ムネの傷と真正面から向き合わねばならない
わたしにできることはなんだろう
心のヨリドコロだった入院病棟のデイルームにて