12日連続勤務でヘロヘロの休日。
今年3月にチケットを取ったシャンソン コンサートでした。
物心ついたころから我が家では、
レコードから金子由香利の歌声がリピートで鳴り響き、
母の“鼻歌”とはいい難い本気カラオケ声を聴いて育ちました。
日本のシャンソン界のカリスマ、金子由香利。
みんな、知っているかしら♪
シャンソンの殿堂といわれた“銀巴里”を。
行ったことも見たこともないけれど、
踏み入れたみなが酔いしれる、熱い甘い空間だったようです。
母が念仏のように繰り返す「死ぬまでにしたいこと」。
会社員になった2年前から毎年ひとつずつ叶えてあげようと目論んでいるのだけど、
昨年は、母が大ファンであるコロッケのコンサートへ送り出すことに成功!
(相方ちゃんがコマ劇舞台裏の仕事をやってて、チケット2枚手配してくれたのだ)
そして今年は、
20年前に母のハートを鷲づかみにした金子由香利リサイタルの
チケットをプレゼントすることができました。
わたしの自己満足的な親孝行企画のため、
ティアラこうとうに集合する父と母と妹YOKOと相方ちゃん。
オープニングから涙が止まらないヘンなわたし。
母をこうして連れてくることができた喜びで胸がいっぱいで。
耳に残る母の歌声ではない“生シャンソン”が聴けた喜びが溢れ出て。
ブラックをモチーフとした限りなくシンプルな演出。
マイクのコードを鞭のようにしなやかに振ることもあれば、
スタンドに手をかければ彼の肩に寄りかかった姿に見えることも。
___ 人生を歌い上げるシャンソン。
「あたしなんて、年中燃えるような恋して、年中フラれてんのよ」
金子由香利の気品ある振る舞いがカッコいい。
年輪を重ねるってほんと素敵なことなんだなって思った。
歌を聴きにくるんじゃなくて
自分と共に年を重ねている由香利さんとの再会を毎年心待ちにしている、
そんなファンの方々に包まれたステージ。
シンプルでいてセンスの良さを感じさせる照明が、これまたステキ。
初めて金子由香利を体感した相方ちゃんは、身を乗り出して聴き入っていました。
気に入ってもらえてよかった。
こんな素敵な空間で家族と時間を共有できたこと。
ほんとうに幸せ。
また来年も来ようね♪
休憩時間にグラスワインで優美なひととき☆