お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
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BDー1でチャリンコ通勤<1月23日=7>・・・のついでにサイクリング

●月日 06年1月23日(月)
●目的地 荻窪の病院(東京都)
●ルート 自宅~(246号)~二子橋~(野川)~(仙川)~荒玉水道道路~(環八)~荻窪~荻窪橋~(善福寺川)~(神田川)~江戸川橋~目白通り~皇居~会社
●距離と時間 天気 晴れ
       出発 午前7時50分
       トータル 62.70km
       平均時速 14.8km
       走行時間 4時間13分13秒
       ※06年の通算 396.21km
多摩川サイクリングロードの雪は消えていた
21日に電車から見た多摩サイは真っ白だったが、この日は走ってくれと言わんばかりに道の雪は消えていた
 土曜の大雪から2日後の月曜日。さわやかに晴れ渡った空の下、子供たちよりも早く午前8時前に出発した。いつも昼前まで寝ているお父さんが出かける用意をしているので、不審に思った娘が「どこ行くの?」と聞いてきた。

 「健康診断の2次検査」とは言えない。そんなことを言った日には「酒もたばこもやめろ!」と大攻勢をかけてくるに違いない。カミさんにはもちろんホントの事を言っているが、ここはさらりと「ちょっと用事がある」と逃げる。幸い、子供たちも朝は眠くて頭が働かないのか、それ以上追求されることはなかった。

 日曜の夜は午後10時ごろに早々と寝たので、調子はいい。

 目的地は荻窪の病院。246号を二子橋まで行き、野川から仙川、そして荒玉水道道路を環八まで行き、そのまま北上する。距離は30数キロなので2時間もあればおつりがくるのだが、今日はできれば汗はかきたくない。別に医者に汗くさい思いをさせたくないわけではなく、1時間ほどは病院にいることになるので、汗が引いて体が冷えることの方が心配だったのだ。

 時速20キロ前後で、のんびりと246号線を走る。

 雪は車道には残っていないが、路肩や歩道にはかちんこちんに凍って残っていた。朝の渋滞を避けるために歩道に上がろうと思うのだが、かえってその方が危なかったりする。

 登り坂ものんびり時速9~10キロ。早く登ろうという意識がない方が楽に登れる気がした。

 多摩サイはどうなってるかなと思いながら土手へ上がってみた。土曜に電車で通ったときは、あたり一面真っ白だった。こりゃ当分、道は出てこないかなと心配したが、二子橋から見る限り、道の上に雪はまったく残っていなかった。

 このころから風が出てきた。

 二子橋を渡っているときに、なんとなく上を見上げる。もう9時過ぎだと言うのに、ぎゅぎゅうの満員電車が、窓を曇らせて走っていた。みなさん、ご苦労さまです。

野川を行く
野川より。対岸には雪だるまがまだ残っていた
 二子橋を渡り、野川方面へ左折する。

 このコースは埼玉スタジアムからの帰りに通ったが、真っ暗で何も分からなかった。うろ覚えの道を走っていくと野川べりに出た。道には雪はないが、川岸にはまだ多くの雪が残っている。

 しばらく一般道が続き、サイクリングロードという標識が出たころにはもう仙川との合流地点だった。

仙川を行く
見ているだけで滑りそうな仙川の遊歩道
 仙川へ入ると、あちこちで道が凍り付いている。とくに日陰。とても走れたもんじゃない。

 なるべく雪のない右岸を走ったのだが、仕方なく凍結した左岸を走らざるを得ないときもある。凍結に出会うと無理はせず、押して行くのだが、歩いているだけでもツルツル滑ってこけそうになる。
 
 ようやく、前回怪しい(夜だったので、ライトアップされた仏像に驚いた)と思った動物霊園の前に出た。その少し先の道が荒玉水道道路だ。一度走れば迷わない。どこにでも行っておくもんだ。

 いきなりの急坂を登り、荒玉水道道路の狭い道をゆっくり進む。環八に出ると風との闘いになった。ただ、飛ばす気はないので、それほど苦痛ではなかった。

 荻窪に着いたが、中央線のガードをくぐりそびれ、大きく迂回して歩行者専用の地下道の階段を自転車をかついで行く。BD-1は軽いし、かつぎやすいので楽だ。

 病院が見えたので、一服。ジャストの時間に受付を済ませた。ここまで約35キロ。時間は2時間30分ほどかかった。

 担当のお医者さんは女医だった。それも若い。うわ、困ったけど嬉しいな。何だか、椅子もお互いがくっつくぐらい近い。ちょっとドキドキしたりして・・・。汗くさくなかったかな?

 検査の後、結果を待ち、何でもないことが判明した。ほっと一息ついて、病院を後にした。今度は銀座周辺にある会社へ向けて、善福寺川、神田川と走る予定だ。

善福寺川のとおせんぼする木
善福寺川の荻窪橋から入って少し行ったところにある木。乗ったままじゃ通れない
 環八の荻窪橋から善福寺川に入った。遊歩道は両岸についているのだが、これが狭い。幅1メートルぐらいしかない。向こう側からチャリンコどころか、歩行者がきてもすれ違えない。幸いにも、この狭い区間で対向してきたのは歩行者のおばさんが一人だけ。そのおばさんも、木の間によけてくれた。ありがとう。

 しかし、対抗者よりもやっかいなものがあった。遊歩道にで~んと飛び出した大木。境川の上流にもあるが、ここにあるのはそれよりやっかいだ。ちょうど頭の高さに木がほどよく曲がって伸びている。夜、走っていたら強烈なアックスボンバーを食らうことになる。黄色いテープを貼ってあるが、絶対気がつかないぞ。

 降りてチャリンコだけ先に通して、思い切り頭を下げながらようやく通過することができた。BD-1だから通れたが、ママチャリは通れないかもしれないような狭さだった。

善福寺川源流から7キロ地点の和田堀公園にて
まだまだ雪が残る和田堀公園
 善福寺川公園に近い松淫橋(確か)ぐらいから道はようやく広くなってきた。そしてジョギングをする人もちらほら見かけるようになってきた。え!? ジョギング?? 下はツルツルだよ。よく走れるねぇ。

 風は多少強いが人も少なく、のんびりポタリングをするのはもってこいの道になってきた。時間はまだお昼時。仕事が始まるまでたっぷり時間はある。一般道との交差でも車の姿はほとんど見かけない。都会の喧噪から隔絶された別世界、なんて言ったら言い過ぎかもしれないが、でもそんな雰囲気。たまに道がダートとなるのを除けば、ね。

 途中で道沿いにコンビニを見つけ食料を調達。それを和田堀公園でパクつく。ちょうど目の前に「善福寺川源流 遅野井の滝から7キロ」という表示があった。

 地図で調べると、源流は善福寺公園。分かりやすい。きっとそこに源流となる滝はあるのだろう。

いつの間にやら神田川
気がつくと神田川に出ていた。新宿の高層ビルが遙かに臨める
 右岸と左岸を行ったり来たりしながら善福寺川を走る。やがて環七にぶつかると遊歩道はなくなった。環七を越え佼成高校の前の一般道を行く。しばらく川沿いに道はあったのだが、中野富士見町あたりで川沿いの道は追えなくなった。

 その川が神田川となっているのにようやく気がついた。いつの間に合流したたんだろう? まったく気がつかなかった。

 川べりが走れなくなったので、川を中心にあっちに行ったりこっちにいったりと迷走する。橋の上で写真を撮っているときに、見上げると都庁などの高層ビルが見えてきた。新宿は近い。

 ついに川べりの道が完ぺきに消えた。西新宿のあたりで、確か滝沢橋がかかる地点だった。

神田川の四季の道
気持ちのいい遊歩道が続く。ここは神田川四季の道
 川を離れ細い道を走る。都心だしなぁ。もう川沿いに遊歩道などはないだろう。そろそろ一般道を走るかな。

 そう思いながら出た交差点が中野坂下。青梅街道だ。これを行けば・・・と考えながら前方を見つめると、「あった。遊歩道だ」。まだポタリングが楽しめるぞ。

 そこは「神田川四季の道」と名付けられていた。きっと季節の花々が咲いてきれいな道なのだろうが、この時期は枯れ木しかお目にかかれない。

 おまけにチャリンコにとっては、とってもとっても走りづらい道だ。交差点ごとに車止めがあるのは仕方ない。ところが、この車止めがチャリンコに乗ったままだと通れないほど狭い。ぶつかる覚悟ならいいが、それがいやな人は降りて通るしかない。

 面倒くせーと思いながら、ほとんどの交差点(なかには多少広いところもあった)を降りて通った。

 のんびり歩くには、きっといい道なんだろうね。

 この道は下落合の手前まで続いていた。


神田川遊歩道の終点・江戸川公園
江戸川公園。ここで遊歩道は完全に終わる
 下落合から高田馬場までは一般道を行く。もうさすがに遊歩道はないだろうと思っていたが、新目白通りと明治通りの交差点近くの高戸橋からまた復活していた。

 ただし、高戸橋から直接は出られず、マンション脇の小道から入ることになる。

 走っていると妙なものを発見。

 「関口芭蕉庵」といい、芭蕉が1677年(延宝5年)から3年間、神田川治水工事に参画したときに住んだ「龍隠庵(りゅうげあん)」の別名だという説明が入り口にあった。しかし扉は堅く閉ざされていた。月曜は休館だそうだ。

 その先には江戸川公園があった。細長い公園で、時計搭のある四阿(あづまや)や藤棚のあるテラスなどがあり、桜も植えられていた。斜面上に登る階段もあり、上へ登ればパノラマを楽しめるかもしれない。大通りからちょっと入ったところに、こんな静かな所があるなんて、という感じ。ここで少しのんびりと最後の一休み。

 公園を出るといきなり江戸川橋の交差点。上には首都高速。あ~、都会に戻ってきちゃったよ。

 当然、神田川沿いに遊歩道なんてない。あるのは歩道だが、それも交差点手前で行き止まりになっていたりして、チャリンコは車道を走るしかない。

 目白通りから飯田橋、そして皇居と回って会社へ到着。いや~、長かった。ちょっとゆっくり過ぎたかな。でも、神田川沿いは走れないと覚悟していたが、「四季の道」という気持ちのいい道(狭い車止めにはまいったが)を発見できた。大都会も一歩裏へ入れば、まだまだ自然は残っている(つくり出している?)もんだ。


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コメント
 
 
 
Unknown (bicycle_commuter)
2006-01-25 00:42:27
お疲れさまでした。イヤなものですよね、再検査って。



善福寺川~神田川は楽しそうなコースなので

このレポートを参考にして、こんど走ってみたいです。

 
 
 
>bicycle_commuterさんへ (masa)
2006-01-25 15:17:14
脳天気にチャリンコで行きましたが

再検査で何か出ていたらと後になって思うと

ゾッとしましたね(笑)



善福寺川公園から和田堀公園のあたりは

のんびり走ると、本当に気持ちのいいコースです。

例の大木にお気をつけながら、いってらっしゃいませ
 
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