「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

駒草平から赤岳、小泉岳へ。

2012-07-01 10:24:04 | 表大雪

■6月30日 赤岳・小泉岳の登山記録

若々しい緑の森を眺めながら雪渓を渡ると、吹きさらしの砂礫帯に。

ここは駒草平。コマクサを食草とするウスバキチョウが舞う。

氷河期の遺存種である高山蝶目当ての登山者も多い。

ダイセツタカネヒカゲは大量発生で、見あきるほど。

蝶と戯れること、しばし・・・

大きな「第三雪渓」を仰ぐと、登山意欲がそそられた。

駒草平

コマクサ

ウスバキチョウ

ウスバキチョウの幼虫

ダイセツタカネヒカゲ

 

第三雪渓

歩幅を小さく、呼吸を整えて、この大雪渓を登る。

照りつける夏の日差し。

雪の冷気が、火照る身体を心地良く包んでくれた。

もうひとつ雪渓をつめると、やがて赤岳の山頂に。

雪の文様を纏う大雪山の山々が、優しい笑みで迎えてくれた。

 

赤岳山頂

 

赤岳から小泉岳へ。吹きさらしの砂礫地に丈の低い花々が咲き乱れていた。

大雪山固有の花もいくつか。

小泉岳からさらに緑岳に向けた稜線をしばらく行くと、僕のお気に入りのポイントに。

白雲岳を背景に、そこは宝石を散らしたようなカムイミンタラ (神々の庭)。

砂礫地はお花ロード

ホソバウルップソウ

キバナシオガマ

タカネスミレ

チョウノスケソウとエゾオヤマノエンドウ

 

■登山記録

07時55分:銀泉台から入山

09時10分:駒草平 

09時45分:駒草平を出発

10時50分:赤岳 山頂

11時10分:赤岳 山頂を出発

11時45分:小泉岳 山頂  さらに緑岳方向に進んで12時20分まで撮影して戻る

13時00分:赤岳出発

15時05分:登山口に戻る

 

 ■赤岳 登山歴

03年9月15日:銀泉台~赤岳~白雲岳
05年7月03日:銀泉台~赤岳~小泉岳
05年9月24日:黒岳~北海岳~白雲岳~小泉岳~赤岳~銀泉台
07年9月17日:銀泉台~赤岳~小泉岳~白雲岳~北海岳~黒岳
          記録(プロローグ)  記録① 記録② 記録③

09年6月28日: 銀泉台~赤岳~小泉岳~白雲小屋  記録① 記録② 記録③

12年6月30日: 銀泉台~赤岳~小泉岳

 

 


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2 コメント

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Unknown (mori)
2012-07-03 21:21:09
ikuniさん、こんばんは。
こちらを見てびっくり!ほとんど同じ時刻に私もこの辺を歩いていたのです。
どこかですれ違ったりしていないかしらと思い、自分のタイムを確認したら、
赤岳山頂到着が11:15。その後、白雲分岐までまっすぐ進み、帰りに小泉岳に寄りました。
銀泉台には15:15下山でした。
というわけで、タッチの差だったようです。
お花は本当にきれいでしたね。まさに宝石を山々にまき散らしたような美しさだったと思います。
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びっくり (ikuni)
2012-07-03 22:13:55
moriさん
びっくりですね。あと5分だけ赤岳山頂にいたり、銀泉台でさっさと温泉にGoしなければ、お見かけしてましたね。

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