「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

大雪山に紅葉求めて② 「赤岳~小泉岳~白雲岳」

2007-09-20 22:20:49 | 表大雪
        「赤岳山頂から望む北鎮岳、凌雲岳、烏帽子岳(右)」


17日の登山記録②

10時、赤岳の山頂に。ここの眺望がすばらしい。白雲岳、旭岳、北鎮岳、凌雲岳など。
初夏の残雪時期が美しいが、荒涼とした秋の素顔も、また良し。20分ほど休息して、小泉岳へ。

        「赤岳から望む白雲岳(左)と旭岳」

赤岳から先は、標高2000メートルの平坦な溶岩台地。山名を持つ幾つかのピークを踏みながら、のんびりと縦走を楽しむ事ができる。遥か氷河期に連なるこの光景を進むと、自らの野生が刺激されて、実に心地よい。10時40分、小泉岳の山頂(2158m)に。とはいっても、平坦でどこが山頂なのか判然とはしない。白雲岳と緑岳の分岐の標識付近が山頂らしい。ここは大雪山固有の花々が咲き乱れる風衝地で、7月がお勧め。トムラウシ山や十勝連峰を眺めながら、白雲岳へ向かう。


         「小泉岳の山頂  正面は白雲岳」


         「トムラウシ山と十勝連峰を望みながら」

11時15分、白雲岳の山頂(2229.5m)に。360度の大絶景が拡がるが、特に旭岳の錦模様が美しい。ここに光があれば、どんなにすばらしいことか。それでも、あちこちから、「わー」という歓声があがる。時の流れを忘れる至福の空間だ。

         「白雲岳の山頂   正面は旭岳」


         「旭岳の錦秋模様」


         「比布岳と北鎮岳(右)を望む」