冷たい風のような火

メモ書きですが、それにしても何で公開の場で書くんでしょうね。

シャンパーニュはこれで決まりだ

2013-09-18 20:23:13 | グルメ
この前のMichel Grosに続いて、好きなワインをメモ。
年間80本くらい飲むと思うけど、シャンパーニュを初めとして泡ものは意外と飲まないですね。
夏とか、シャルドネ系のやつとかクレマンとかも悪くないように思うのだけど、何となくそんなに飲まない。
それでも、やはり好みはありますな。
割としっかりした、味の濃い、ある意味バタリーな感じのするものか、ホントにスッキリしてシャープな石のようなものか、その両極端が好きです。
バランスのいいものは、嫌いにはならないけどハマりはしない。

で、今日はしっかりした方の代表。と言うか、コストパフォーマンスを考えれば最強のシャンパーニュと思う。
Jose Michelのスペシャルクラブ。


ピノ・ムニエという葡萄が主体になっていて、とてもコクがある。強い色調で、味も香りも濃い。ややトロピカルフルーツや桃を感じる。
そして、同時に柑橘系のシャープさがあって、アタックは柔らかい泡と共に結構刺さる。でも、フィニッシュはしっとりバタリー。
ワイン、特にシャンパーニュは社交の酒だと思うので、一緒に飲む人が大事ですね。あと、オケージョンも。
下手に高いメジャーなシャンパーニュより、よほどいい時間が記憶されることでしょう。

ただ、この写真の2002年ものを最後に買ってません。と言うか、売ってるのを見かけません。
相当高齢の作り手で後継ぎもいないとかいう話を聞いたことがあるので、廃業だったのかも。
昔は7000円台(私はいつもワイン買う店から大量購入で5000円くらいでかなり買ったことがある)で買えたけど、今は1万円以上出してもいい希少価値があるのかもね。
私もあと1本しか持ってません。
その残りの1本をどんなオケージョンで開けることになるのやら。

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Domaine Michel Gros

2013-08-26 22:21:59 | グルメ
超久しぶりにワインのエントリを。
明日ちょっと書くかもしれないけど、週末はちょっとトラブルに巻き込まれてブログどころではなかった。
当然、週末に書き溜めることもできなかった。
社会・経済系のネタを平日に考える暇も限られるので、最近飲んだものから1つピックアップ。
ワイン、さすがに盛夏はペースが落ちるものの、年間80本くらいは飲むと思う。まったく、この趣味がなければ少しは家計も楽になるのかも。

Michel Grosは、ブルゴーニュの生産者。ヴォーヌ・ロマネという村に先祖代々続く生産者の家柄。
私がこの作り手を好きな理由は、「外れがない」ということだと思ってます。
ブルゴーニュの生産者は一般に個性が強く、ワインの元であるピノ・ノワールという種類のブドウも神経質というか年によって出来不出来が結構ぶれるものらしいので、安定した品質のワインを作るのは結構難しいらしい。
しかも、畑が細分化されている上に、丘の斜面の位置が少しずれるとワインの風味が変わってくると言われるデリケートな地区なので、余計に安定感を望むのは難しくなる。
そんな中で、まず外れない。何時飲んでもとても美味しいと思う。そして、超高級ワインはあまり作っていない(幾つかあるが私は買えない)ので、大体がお手ごろ価格で手に入る。こんな作り手はあまり多くないと思いますな。

薀蓄はともかく、最近飲んだGrosのワインのレビュー。
Nuits Saint Georges 2010
色調:まだグラスの淵の色は紫で若々しい。全体的には薄めのルビーは正にピノノワール。照りがある。
アロマ:とても黒い印象。土。腐葉土。ニュイっぽい。
テイスト:とてもバランスがよい。スッキリしているのにジューシーで果実を感じる。同時に土のボリューム、柑橘系の酸、ミネラル。フィニッシュに少しだけタンニン。不味い要素がゼロで、とても品がある。まじめなワイン。まじめでバランスされている。ワインとして旨いだけでなく、食事に合う。主張が強すぎない。そのくせ享楽的なところがあって、ポジティブな印象。楽しい。
コストは4,500円程度。バリュー的には1,000円以上高くてもおかしくないと思う。
10年寝かせれば、黒い土やキノコの感覚が強い、よく枯れたワインに成長すると思う。ブルゴーニュの枯れワインの一典型になることが予想される。味のあるお爺さんのような。
今飲むとジューシーで楽しいが。若くてまじめな人のイメージだが。


ロマネの生産者ですが、これはニュイの村のワイン。一般的にはやや無骨なワインに仕上がるとされるのかもしれないけど、これはとてもバランスがいい。
でも、ニュイらしい黒さがある。
私は、ブルゴーニュの村のイメージを色で持っている。ニュイ・サンは黒。ジュプレは赤。モレは茶からこげ茶。シャンボルは赤から茶。ロマネはこげ茶。ヴージョは作り手によって赤から黒まで。

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夏が旬の食べ物

2013-08-02 20:00:54 | グルメ
就職してから海外で暮らした期間が比較的長いので、日本に住んでいる時には余計に旬の食べ物に敏感になっているような気がする。
海外だと、サンクス・ギビングとかクリスマスみたいな行事に絡んだ料理に旬があるように思うけど、食材はあんまりかも。
そもそも肉食が多いせいかね。魚や果物の方が季節感があるよ。

で、鰻の絶滅危惧もあって注目された土用の丑の日だが、鰻は夏は旨くないと思う。
脂が乗るのは初冬で、明らかに旬は冬。築地の鰻屋さんもそう言っていた。だから混雑しがちな夏には食べない。冬には贔屓のお店に行く。

夏の食材といえば、私にとっては白桃がチャンピオンだ。
最高の食べ方は、銀座のバーでベリーニ(シャンパンと桃のカクテル)を飲むことだと思う。
日本の白桃は果物の世界チャンピオンと言ってもいいかもしれない。自分的には一部のブドウがこれに肉薄すると思うが。

魚は鮎が夏のチャンピオンかと思うが、鮨の光り物(アジ、イワシ)とか、白身のスズキは捨て難い。カマスやカジキマグロも夏だと思う。京都で食べた鱧も、食べた回数が少なくて逆に印象が強いのかもしれないが、旨い夏の魚だと思う。

野菜は季節感がなくなって久しいと思うけど、キュウリもナスもトマトもピーマンも夏のもの。昔を懐かしむならトウモロコシが食べたいかもしれない。香味野菜ではシソもバジルも夏のものだ。ベランダでゴーヤーと一緒に育てているが。

実は、こういう季節感、今後の農業・漁業で競争力を持つためには大事な気がする。
ビルの中で温度や水分、養分を管理してレタス作るのも1つの道だが、本当に旨い自然なものを旬な時期に提供することで付加価値を高め、外貨獲得手段にすることは全くもって可能だと思う。
漁業とか、悪しき大漁旗文化にのっとって乱獲で資源を枯渇させてないで、量よりも質で勝負すべきと思う。

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2000円台前半のワイン

2012-03-04 19:22:32 | グルメ
ワインは年間数十本飲みます。
経済力的に高いものはそんなに飲めないので、ある程度安くて旨いものを探すことになります。
で、いろいろ飲んだけどこの価格帯で一番いいのは赤も白もドメーヌ・ゴビーのル・カルチネールだと思います。


南仏のルーションで作られる、いわゆる自然派のワイン。基本的に農薬などを使っていません。
この価格帯のワインとしては樹齢も高く、収穫量も制限された葡萄で作られています。
特徴はパワーよりもエレガンス。でも果実味もばっちり。南仏らしい葡萄酒感があります。ワインというより葡萄酒。
赤はボルドー的なやや濃いルビー。赤い果実から赤紫の果実のフレーバー、塩気のあるアロマとアタック。濃すぎない果実味。少し濡れた森の雰囲気。
白は薄めの黄色。白い花やレモンなどの薄い色の柑橘系のフレーバーから、徐々にメロンやキウイ。そして北の地方のワインのようなしっかりした酸と緊張感。ボリュームとシャープさの両立。

普通に美味しくて、無駄にジューシーで濃すぎたりしないので、料理に合いますな。
白は冬の鍋料理に合うし、赤はトマトソースのスパゲティやブイヤベース、豚のソテーなど。

ただし、購入するときはショップを選ぶべし。
自然派のワインは熱に弱いので、ちゃんとセラーで保存して夏場であればクール便で送ってくれるようなショップでないとだめ。
ほとんどのワインショップは、高級品はともかくこの価格帯ではあまり丁寧に扱っていません。
信頼できるショップを見つけるのがゴビーを楽しむ条件。

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東京みやげは鯛焼き「鉄次」で決まり

2012-01-23 20:37:25 | グルメ
伝統的には雷おこしとか、駅の売店では東京ばな奈とかありますけどね、私はこれがいいのではないかと思いました。
全自動鯛焼き機「鉄次」の鯛焼き
鯛焼きは職人が型に流し込んだ具材を焼き上げるもの、という固定観念をぶち壊します。
場所は、東京駅八重洲口の大丸デパートの食品売場にあります。
存在はだいぶ前から知っていたのですが、ついにこの週末の土曜日に購入。行きつけの銀座のバーに手土産で持っていきました。もちろん自分も1つ食べた。

まず、話題性があります。堅牢で重厚感あふれる鯛焼き製造マシーンの姿と動きを堪能し、土産話のネタとします。
そして肝心の鯛焼きは、なんと円形。機械による全自動を効率よく実現するための工夫と思われますが、この形も話題になるでしょう。
本当に肝心な部分であるお味ですが、これも結構素晴らしい。薄皮はパリッとしていて、厚めのフワッとしたのが好きな人にはちょっと違和感があるかもしれませんが、それでもこの食感はかなり普遍的に受けがよいのではないかと思います。
あんこはたっぷり。形が円形なので、しっぽにあんこが少ないとかいうことは起こりません。
さすが全自動。むらなく全体的にあんこが行き渡っております。結構お得な感じがします。

バーテンダーさんにも好評。土曜の6時半ごろという早めの時間にお邪魔したので、ほとんど他のお客様もいなかったため、皆順番で店の裏に行って温かいうちに食べてました。
5匹で800円、10匹1,600円。東京みやげに最適(だと思う)。

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築地、八丁堀、新川辺りのランチ

2011-12-28 20:28:09 | グルメ
職場はあまり趣のない六本木なのですが、住まいは中央区で老舗が多い楽しいところです。
で、土曜日を中心に経済的なお店でランチグルメをトライしつつあるのですが、この半年程度で見たトップスリーと思われるものをメモ。

1. 天ぷら 「ちはら
私、天ぷら屋には厳しいです。天ぷらグルメだと言うわけではなく、単にコスト対比で感動できる店が少ないと思うだけです。
チェーン店の「てんや」のコストパフォーマンスに勝つのって、実際にはかなり難しいと思うわけ。
で、この新川の小さなお店。ここは素晴らしい。てんやに圧倒的に勝つ。
路地にありますが、店に近づくと油のいい匂いがして、もう楽しくなります。お昼の定食950円。安い。そして目の前で揚げたて。
天ぷらはさくっと揚がっていて、まず海老が5本くらい出てきます。いきなりえび5本が目の前に出されるとかなり感動します。
そして、キス2匹(もしくはアナゴ。選べる。)、季節の野菜や海苔が何品か。
お味噌汁も美味しいし、パクパク食べて腹いっぱい。満足度高し。
長く続いてほしいお店です。ご高齢のご夫妻、末永くご健康でいてください。

2. 親子丼 「鳥ふじ
八丁堀、住所的には茅場町。ランチの名店の宝庫ですが、平日に行く機会がほとんどないのが残念です。
このお店は、特上親子丼というのがあります。1,400円。まあまあの値段ですが、地鶏にこだわりの卵ということで、確かに美味しい。
ふわふわ、しっとり、ジューシー。味も甘すぎず、しょっぱすぎず。
親子丼も、美味しいといわれながら、行ってみると「それほどでもないね」というお店が多い中、ここは満足。
1.の「ちはら」もそうですが、ご主人が調理しているのがカウンターから見えるのがなかなかよろしいと思いますね。
職人気質というか、真剣にお仕事されているのが伝わってくる。
夜に焼き鳥とかいただきに行くのもよいと思います。機会があれば試したいものです。

3・ ラーメン 「銀笹
私はラーメン通でもラーメンフリークでもないですが、日本人としては普通に時々食べたくなるし、実際美味しい店を見つけたいとも思います。
で、和風ラーメンとかいうジャンルに入るらしいこのお店。確かに、スープは和食の出汁のような味。
こってり豚骨とか、魚介系、東京ラーメンの醤油などのどれとも異なる、上品なお味。これがラーメンぽくないとして好きでないならしょうがないですが、私としてはこのスープはかなり美味だと思います。そして、細めの麺もチャーシューも、明らかに平均以上。
さらに、150円とリーズナブルな小鯛飯がポイント。
このラーメン、どんぶりの一部が注ぎ口の形をしていて、そこからスープを注ぐことができます。
つまり、即席鯛茶漬けができるのです。
まあ、ちゃんとした鯛茶漬けのようにしっかりと鯛の刺身・味噌ダレなどがあるわけではないですが、でもかなり美味しいです。

まあ、上記がトップスリーとは言っても、やはり私としては本当は以下の2店でのランチのほうが至福感強いですけど。
鮨 「石島
鰻 「丸静
お鮨のほうは、1,000円のランチでもいいけど、握りのおまかせだと3,500円。でも、夜行くことを考えるとやっぱりこっちかなあ。
鰻は量によっていろんな値段があるけど、普通は2,700円かな。
そうすると、両方ちょっと高いので今回のランキングからは外して番外編としました。

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老舗利用の経済

2011-04-30 14:21:39 | グルメ
私、築地や日本橋の徒歩圏に居住しています。
土日しか家の周りですごす機会はないのですが、それでも特に最近は意識して地元の老舗、あるいは有名店に行ってみることにしています。
そんなに高いものは食べられないので、しかもランチタイムが主なので、店の本当の実力は分かっていないのかもしれません。
しかし、どうもこの食べ歩き、始める前の期待度に比べるとこれまでの結果はいま一つです。
私がグルメでないのは、何食べても一応美味しいと思って全部残さず食べることから明らかですが、それでも庶民感覚としてこの値段だったらこれくらいの感動が欲しいという感覚は一般的なものに近いと思います。
そんな感覚が満足されないのはなぜか。。。

理由を考えてみた。
1) 味は実は悪くない
海外の日本食レストランでこのレベルが出てきたら、間違いなく合格です。
東京でも、一応美味しい部類だと思います。というか、平均くらいはいきます。

2) しかし、東京の平均が高すぎるので、この程度では驚かない
オフィス街のランチで1,000円前後のてんぷら定食、刺身定食、鉄火丼、そば、洋食など、すべて海外ではありえないレベルです。
こうした平均レベルをクリアし、大きくそれを上回るには、素材も腕も相当のものが要求されると思います。
実はそこまでの老舗は、少なくとも土曜のランチ(時々ディナー)ではほとんどお目にかかれません。

3) さらに、変に凝った味付けだったりすることも
江戸前は味が濃いってやつですかね。
海外に6年くらい暮らした以外は、ほぼ40年の人生のほとんどを東京で暮らしている私も、ちょっと驚く濃い味付けだったりする店があります。

4) 決定的なのはコストパフォーマンス
そして、上天丼3,000円とかなると、どうしてもその値段に比例して期待が大きくなるので、期待はずれ感は大きくなります。

特に苦しいのが天ぷらとそばだと思います。
私の中で、天ぷら(天丼)の平均点はてんやです。
バカにするなかれ、ころもに上質感はないものの、マニュアルと均質化された機器で調理された天ぷらはそれなりにさくっと、からっと揚がっており、ネタもチェーン店ならでは大量買い付けによって品質はほぼ安定、値段も安い。
経験上、普通の天ぷら屋で、味だけでなくコスパも含めてこれに勝つのは至難です。
そばは、高田屋。これもバカにするなかれ。そばの味は強めだし、マニュアル化された茹での効果で品質は安定。
つまみも出し巻き卵など難しいものでも、あの値段でこの味なら合格点。

天ぷらでよかったのは、ディナーですが銀座4丁目という銀座のど真ん中に店を出しながらコース5,000円という、天ぷら阿部。
コースはまずまず、という感じですが、一品で頼む蛤は秀逸。ここでしか食べられない味ではないでしょうか。
締めの天茶も私好みのすっきり感のあるもの。コスパよし。
あとは、ちょっと界隈を離れてしまいますが、仲御徒町の天正。ここの巨大な天丼は食べ応えあるし、下町の天ぷらの味が出ている。
よろしい。損した気には絶対ならない。

一方、老舗の中で圧倒的に旨い、コストパフォーマンスとかまったく考えなくていい、と思ったのはうなぎの丸静。
値段も普通です。肝吸いはセットでついてきます。漬物も旨い。
大将とお姐さんの勢いには負けてしまう人もいるかもしれませんが、古きよき江戸っ子気質が感じられます。

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2011-02-06 13:08:02 | グルメ

鮨って何?

海外に長く住んでいましたが、鮨の人気はアメリカのみならずヨーロッパ、そして近年では中国を含むアジアでも盛り上がってます。

東京生まれの東京育ちの私から見ると、江戸前の鮨を頭に浮かべたときに鮨とは何かと問いたくなります。

築地は市場であり、港ではありません。つまり、鮮度が最高のものは河岸には存在しないのです。

それでも下仕事をしっかりして、1手間2手間かけた江戸前の鮨は、たとえ一人当たり2万円払っても食べる価値のあるものでしょう。

単なる生ものではない。恐ろしく計算された、手間のかかった料理であることに間違いはありません。

 

久しぶりにうまい鮨をいただきました。

銀座のはずれ。行きにくいところですが、実は回りにイタリアンや天ぷら、ビストロの名店が並ぶグルメ激戦区。

そこに敢然と昨年オープンした鮨屋です。

ずっと行ってみたいと思いつつ、事情が許さず昨日初めて伺いました。付き合ってくれたお方に感謝。一人じゃ夜はなかなか行かないよね。

若いご主人、腕は確かです。素材もよろしい。媚びていないし、妥協していないし、無理していない。

http://www.sushi-ishijima.com/index.html

 

そして今日はエコポイントでいただいたステーキを食べてます。

南仏のワインと合わせました。恐ろしい肉と恐ろしいワインでした。これは独りさびしく、でも美味しくいただきました。

(ワインは、La Baronne, Bruno Duchene, Corbieres le Noir Assemblageとかググると見つかると思います。安いです。若いです。熟成させて飲むと、おそらく7,000円くらいの濃い赤ワインと同等以上の至福の時間をすごせるでしょう。)

ちょっと贅沢が過ぎる2日間。