ICANまにらブログ~第二巻~

日本のNGOアイキャンまにら事務所の日記。

私の名前は・・・ ~ジェンサン奨学生ワークショップより~

2008年07月07日 | ジェネラルサントスの子どもたち
まい@まにら。

6月20日、ジェネラルサントスの奨学生を対象に、一泊2日のワークショップが行われました。このワークショップは、まず自分を知り、みんなの前で自分を表現する力をつける、そしてさらにお互いの経験をシェアしあい理解するなかで、自分たちの社会の抱える問題について考えることを目的としています。ICANのノンフォーマル教育の活動の一環です。











一番初めのアクティビティでは、「自分の名前」について皆で発表しました。
実は最近、私も自分の出産を機に、フィリピンでも通用するような名前がいいなぁと、名付けの本やネットなどを参考に色々名前を考えているところでした。
日本人の名前には、季節や自然、最近では英語発音に当て字をしたものなども多くみられますが、フィリピンでは、実際の人の名前に由来したものが多いようです。

発表の一部を紹介しますと、まず、Arbertoというお父さんの名前にJr.(ジュニア)をつけただけのArberto Jr.アルベルト・ジュニア(アルベルト2世)君。他にも多かったのは、ご両親の名前を組み合わせた名前。たとえば、Nelwinネルウィン 君は、お母さんのNellyネリー という名前とお父さんの Edwinエドウィン という名前を組み合わせたものだそうです。

他には著名人に由来したもの。Sharシャー は国民的歌手SHARON CUNETA(シャロン・クネタ)、Elizabhetエリザベツ は、イギリスのエリザベス女王に由来しています。

また、中には特定の言葉からつけられた名前もあります。Cristyクリスティ は、クリスマスからきた名前。また、Rosarie Joyceロザリージョイス は、ロザリオ(念珠)という言葉からきています。

名前は親から子どもへの一番最初のプレゼントとも言いますが、発表の内容からも子ども達のご両親(もしくは名付けた人)の想いが伝わってきました。参加者も、生き生きした表情で自分の名前について発表してくれました。また、聞いているほかの子ども達も、仲間の名前の由来についての発表に、興味深そうに耳を傾けていました。

これまでフィリピン人の名前には、マリアちゃんとか、マイケル君とか、聖書で出てくる名前が由来してることが多いなぁと感じたことはありますが、考えてみると、改めて「あなたの名前の由来、意味は?」と聞くことはこれまでにあまりありませんでした。当たり前のことですが、みんな、それぞれ名付けた人の想いがこもった意味があるんですよね。

このワークショップでは、この他にもたくさんのアクティビティが行われました。このような機会を通して、子ども達が一人ひとりが自分をみつめ、自分を知り、そして自身の考えを「語る」力をつけていければと思います。

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