＜第五十八回 江戸川区文化祭俳句大会＞

（互選高点句）
夢ひとつ手のひらほどの熊手買ふ　春　雪
遮断機の降りて地に置く大西瓜　　天　公
軍手とは悲しき呼び名草むしる　　文　夫
太陽と笑ひころげて日焼けの子　　則　雄
背の嬰の足でよろこぶ夏祭　　　　清　山
七夕や手で隠し書く子の願ひ　　　省　三
秋高し馬と一つの風になる　　　　よ　し
鍬に這ふ尺蠖農の苦をはかる　　　さだ子
すててこの社長一人やプレス打つ　良　彦
虫の音や肩まで浸る仕舞風呂　　　美登子

　　　８，８６０歩