虎落笛; 千生の見たものしたこと何でも日句 : 「いしかわ観光特使だより」

「俳句大好き!」の連衆を広く求めて!
酒旨し、人楽し。調息調心。

 

<<男の句会 たぢから>>

2014年12月23日 17時24分14秒 | Weblog
兼題   : 雪
詠み込み : 大
 八句出し、十句選

冬ざるるナッツリターンの尊大さ
故郷の大雪の報長電話
初夢の気宇壮大や二度寝する
大過なく友と開きし納め句座
盛大な年末セールちんどん屋
雪だるまひっくり返り無限大<∞>
年の瀬の東京駅の大混乱
テレビから誇大広告節料理

(句友の印象句)
雪吊の竪琴めきて風に鳴る    松 雄
隣席も大きな話年忘れ      松 雄
霜夜なり老いてなほ言ふ数へ風呂 松 雄
ゆげ立てる馬の背撫ぜる雪の朝  博 行
煤掃きのおでこが窓の内と外   健 治
電線をその身に通す冬木立    松 雄
河豚雑炊曇る眼鏡を拭かぬまま  博 行
二代目は引っ込み思案酉の市   健 治
くさめして忘れし一句蘇へる   松 雄
あのことは親書の秘密どんど焼  健 治

冬帽やひそかに進む忘れ癖    博 行
敵機なき空の青さや冬もみじ   のりを

   6、370歩




<<江戸川区俳句連盟:会議後句会>>

2014年12月19日 18時23分01秒 | Weblog
糸塚を彩る銀杏落葉かな
宿酔に発破かけらる寒波かな
真つ先に琉球綿のマフラー買ふ

(句友の印象句)
茶の花の生垣揃ふ武家屋敷   みい子   
ハミングはいつも懐メロ寒い朝 健 治
冬ぬくし棟梁深く煙草吸ふ   博 行
月天心和む下町一葉忌     蕗 風
雑踏のなにか恋しき十二月   博 行
太公望石の如くに冬ざるる   ふき子
欄干に閲兵のごと都鳥     ふき子

   5、030歩

<<都俳連 吟行>>

2014年12月18日 20時31分04秒 | Weblog
(佃島 界隈)
 三度、続いた雨の呪縛から解き放たれ
寒いながらも、雲一つない蒼天のもと
句友二十六名の吟行開催。

=出句三句外=

大川に昼の三日月ゆりかもめ
北吹くや帽子を掲ぐ乙女の像
裸木の枝垂桜や朱の小橋
冬紅葉朱に染まりたる鰹塚
銀杏枯る陶の扁額呉須の文字

  9、750歩