堀部安嗣の建築/TOTO出版
堀部安嗣さん。自分が好きな建築家、というか住宅作家さんです(私がこの呼び方好きなんで、、、)。
家について考える時に大げさな仕掛けを考える前に、いつも必ずそこにあることを見逃していませんか?と問われる気持ちなります。
ボヘーとしている時、新作をふと目にすると頭の血がグワーッとまわり始めて
「あ,今頭の血管詰まってたわ」
なんて気分になります。何となく年々減っていく感動興奮を今も変わりなく,いやむしろ周りが減ったからこそひと際大きな喜びを与えてくれます。
今回の興奮は最新のアップの「武蔵関の家」(ページごとのリンクはありません)。
何か特別な世界に憧れるにあたって、100や0に振り切っていくことで物事を成そうとするんではなく、
53とか78とかいう非常に頼るのが難しい半端な数字による無数の項目におけるバランスの取り合いで「成る」のだと思う。
わけのわからないことを書いていますが、とにかくごくごく当たり前の項目を見逃さずに気を配ることで確かに一線を越えた世界に行ける、むしろそれ以外は無い。などと思うのでした。
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