「鶴齢(かくれい) 純米酒生原酒 にごりざけ」をいただきました。「おいしいと思うし、縁起のいい名前だから」って。
栓を開けてびっくりしたよ、発泡酒だった。おいしくいただきました。糠のような香りがかすかに感じられたんだけど、くださったかたはにおいは感じられなかったそうで、まず気にならない程度。こいつぁー春から縁起がいいわいと幸せな気持ちで飲んだのよ。ありがたいありがたい。
えー、ワタクシ、10年以上前に「上喜元」(酒田酒造・山形県)の「特別純米活性にごり」を飲んだそのときから発泡してる日本酒にめざめたのであります。以前から上喜元の純米酒が好きだったので、発泡にごりもあるよといわれて飲んだらもうゾッコン。ン、もう、それからはお正月には必ずこれを用意してたのですよ。
はじめて出合ったころは発泡してる日本酒なんかほかにはまず手に入らなかったんだよねえ。おまけに12月から2月ぐらいまでしか出回らないしさ。
そのころは1升瓶しかなかったねえ。あんまり美味くて1升を2日で飲んじゃうのに変な酔いかたはしなかったなあ。でもさ、栓を開けたら発泡が弱くなっちゃうんだから1回で飲みきれるように四合瓶も作ってほしいなあと思ったことであります。
その後、すてきなお酒屋さんの森田商店さんを知り、「発泡してる日本酒を入れてよー、上喜元の発泡にごりはおいしのよー」としつこく言ったら(ゴメンナサイ)、上喜元発泡にごりを6本入れてくれて、そうしたら、それを買ってくださったかたから大変なご好評をいただいたそう。その後普通に仕入れてくれるようになり、発泡してる日本酒も少しずつ種類が増えてきたんだよね。上喜元の活性にごりも4合瓶ができたし。今、発泡日本酒の主流は四合瓶になってるみたいだね。
かすかに発泡してるのからシャンパンみたいに吹き出す元気なのまでいろいろあるし。ありがたいことでございます。あたしゃ元気なのが好み。
それはさておき、「鶴齢」は、「鶴のようにご長寿でありますように」という意味もあるから、めでたいときにいいんだ」という口上つきでいただいたので、それなら亀のほうがいいじゃん、「亀齢」(きれい)ってのもあるんじゃないかと思って調べたら、ありましたねー、これが、広島と長野に。
喜ばれそうなお名前だわねえ。くどき用にいいんじゃないかなんて思っちゃったわさ。
気になる人がいるなら、「キレイなあなたに亀ほどのご長寿をねがって。そして長いおつきあいを希望して」なんて言ってプレゼントしたらうけるんじゃないでしょうかねえ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます