「マッキーのつれづれ日記」

進学教室の主宰が、豊富な経験を基に、教育や受験必勝法を伝授。また、時事問題・趣味の山登り・美術鑑賞などについて綴る。

マッキーの教育:マイナス196℃の実験とお好み焼き

2015年03月16日 | 教育



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 3月8日(日)、科学技術館へ6歳児と出かけました。北の丸公園の一角にある博物館へ行く途中、本格的な春の到来を告げる河津桜マンサクの花が咲いていました。






 上野の科学博物館とこの科学技術館は、子どもを連れていく場所として定番と言えます。特に天候が悪い時などは、室内で遊んだり学んだりする場所として貴重です。科学技術館は、子どもたちが実際に触ったり操作したりして楽しむことができる展示となっています。また、様々な実験が行われていて、予め時間をチェックして参加すると、より有意義に過ごすことができます。



 科学技術館は、6歳児にとって繰り返し訪れている場所ですので、展示物はほぼ制覇しています。そこで今回は、直径10mのドームスクリーンで3Dなどを鑑賞することと、液体窒素でマイナス196度の世界を観察する実験に参加することが目的でした。






 実験前に、子どもたちにバラの生花の柔らかさを触らせて実感させ、その後にマイナス196℃の液体窒素中にそのバラを入れて、その結果どうなるかという実験でした。

 液体窒素の中に、上の画像のようにバラを漬けます。液体窒素が常温のバラにより沸騰する様子が迫力あります。しばらく液体窒素の中に漬けたバラは、取り出した後、ガラス細工のように手でバラバラに壊れました。



 バラと同様に、ボールが陶磁器のように固くなり、木づちでバラバラになる実験や、風船でできたプードルが液体窒素の中でしぼんでしまい、取り出した後に常温で元通りになる実験などを楽しみました。

 また、フラスコに微量の液体窒素を入れ、しぼんだ風船をフラスコの口に付けておくと、だんだんと膨らんでくる様子など観察しました。こうした実験は、小学校低学年でも楽しめると思います。

 液体窒素が気化すると、体積はおよそ700倍になります。液体窒素を使用したフリーズドライ製品や、凍結粉砕による微粉末化などにも活用されています。

 また、社会科で学習するLNG(液化天然ガス)は、マイナス162度まで冷やして液化したものです。気体に比べて体積を600分の1にすることができ、大量に運ぶのに大変便利です。 



 輪を持ち上げると、大きなシャボン玉の中に入ってしまう装置(下の画像)も、子どもに受けること間違いなし!



 帰りに、菊川にある知り合いのお好み焼き屋・味三(墨田区菊川2-6-14  地下鉄都営新宿線菊川駅 A1出口 徒歩1分)に立ち寄りました。家族でやっているアットホームなお店で、私の知る限り最もおいしいお好み焼きを提供してくれるお店です。6歳児は、お好み焼き屋に入るのは初めての経験で、かつ自宅でもお好み焼きはしないので、食べるのも初めてでした。






 お店の方に作ってもらったお好み焼きの他に、鉄板でもんじゃも作って食べました。

 水の沸点は100度液体窒素の沸点はマイナス196度ですので、その差はおよそ300度。

 科学技術館の実験では、「とても冷たくて危険なので手を出さないでね!」と言われ、お好み焼き屋さんでは、「鉄板は暑いので触らないでね!」と言われた、6歳児にとって温度に関係した一日でした。




コメント
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