落車

2015-05-11 09:00:02 | Bicycle
昨日の日曜日は第 1 回 阿賀野クリテリウムのボランティア・スタッフで大会運営のお手伝い。

おいらの持ち場は狭い生活道路から左に折れて広い直線区間に入る地点。
そこでの立哨・安全確保が仕事だ。

狭くて道の悪い生活道路は自ずとスピードが落ちる。
そこから一気に広いストレートへ。
団子状態から左折一気に捲る、勝負どころのひとつ。
迫力のある攻防戦が見られる…一方で一抹の不安『何か起こりそう…。』

不安は的中する。

第 2 レース中盤の攻防で、左折のポジション争いの一瞬の出来事。
集団中ほどでバイクが跳ねる。
4・5 台を巻き込んでの落車事故は、一瞬の出来事。



『落車ー!』と大声を上げ、赤旗を振って注意喚起する。
無線で本部連絡『落車事故! 4・5 台巻き込まれてコース中央に選手とバイクあり!』

その後は良く覚えていない。
兎に角、路上での 2 次災害を防ぐことに注力した…と思う。

何が何やら良く分からない。
重傷者 2 名、一人は手、血が止まらない状況。
もう一人は腕・足・背中にかなりの擦傷…傷口に砂粒がめり込んでいる。

数分後、連絡を受けたスタッフがわらわらと集まってくる。

血が止まらない選手にはラップを巻いてとりあえずの止血をして車に載せる。
もう一人は近所の民家で水を分けてもらい、傷口をできるだけ洗い流す。

良く見ると、若いその選手の破れたジャージにおいらの出身校の名前。
あぁ、せっかく遠征してきたのに、さぞ無念だろう。

ロードレースなら、全くその危険性が無くなることはない。
分かっているんだけどさ。
目の前で起こると…。

名前も知らない、20 歳以上離れた学校の後輩に『負けるな!』と思う。

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